パツパツボンデージで鞭打つ女と、それを眺める股間白鳥男|こんなパフバーは二度と行かない
※グチ多めです
仕事関係のイベントへ行った日、予定より早くお開きになり飲み足りないのと、久しぶりの外出だからもっと遊びたい欲が出てきて、「ハプニングバー行っちゃおうかな?」って気分になった。面白い人をみたい。面白い人と話したい。
ハプニングバーへ行く時は、いつも仲良しの先輩と一緒に行っていた。でもその日は先輩と会う約束をしていない。先輩に連絡する?いやいや、今日の今は無理だよな。先輩は忙しい人。
よし!と意を決して、ひとりハプニングバーデビューをすることにした。
どこのハプバーへ行こうかとスマホで検索すると、新しいハプバーがOPENしていた事を知る。今いるところから徒歩圏内。おぉ?いいじゃないか。新規開拓、してみますか!お酒が入って気分が良いのでずんずん進んでいく。ネットではハプバーの詳しい住所まではわからなかったので、お店へ電話する。
「女性ひとりなのですが、今から行ってもいいですか?」
「もちろんです。場所をお伝えしますね」
店員さんに場所を教えてもらい、ハプバーが入っているビルに到着。
初ひとりハプバー。どんな人がいるかなとワクワクでドアのチャイムを鳴らす。黒服の男性が出迎えてくれた。身分証を確認してもらい、注意事項を聞いて「もし嫌なお客さんがいたら、すぐに言ってくださいね」と気遣いの言葉をいただく。
中へ入ると、5-6人掛けのカウンター、2人用のテーブル、奥にはカーテンの部屋があった。こぢんまりしたお店だった。
カウンターには常連らしい男性が、真ん中の席に座っていた。わたしがその男性の右側の一番奥の方へ座ろうとすると、マスターに声をかけられた。
「そんな端っこじゃなくて真ん中においでよ」
「いえいえ、端が落ち着くのでここでいいです」
人間観察をしながらゆっくり飲みたかったから、カウンターの端に座る
「いやいや、真ん中の方が話しやすいしさ、こっち来て」
「えー…じゃあ、お邪魔します」
マスターの推しに負け真ん中の席へ移動
「狭いから、詰めてね」
常連さんの隣の隣、ひとつ席を開けて座ろうとしたら、常連さんの隣に座るように言われる。(空いてるんだから、どこでもいいじゃん)ちょっと面倒だなと思いながら言われた通り常連さんのお隣へ座る。
推しの強いマスターとは違って、常連さんは大人しくお酒を楽しむ方だった。よかった。この方とお喋りしながら過ごそう。
大人しい常連さんとお喋りしてたら、ドアのチャイムが鳴った。単独男性が入ってきて、なぜかわたしの隣に座る。空いてるんだから、こんなみんなでくっつかなくても…こぢんまりしたお店だから仕方ないのかな。
新規の単独男性も加わって、マスター含め4人でお喋り。
しばらく経った頃「この店コスチュームの貸し出しもしてるんだよ。miuちゃん着てみない?」と、ボンデージ風コスチュームを持ってマスターが近づいてきた。いや、なんで。ここはガールズバーか何かか??オプションか?!
「いやー、わたし大きいんで入らないと思いますよ」
「大丈夫。コレ見た目より伸びる素材だから」
着てみて!着てみて!と盛り上がる外野。
ここで頑なに断って空気壊すのも嫌だしなー、まぁいっか。着替えてこよ。
「わかりました。じゃあ入るかどうか一度着てみますね」
コスチュームを受け取り着替えるためにトイレへ向かう。小さく見えたけど、確かに伸びる素材で無事着ることが出来た。
パツパツの黒ボンデージ。
着替えて席に戻ると、なんと両隣の男性陣も着替えていた。
単独男性はボクサーパンツ姿。仕事終わってひとっ風呂浴びリビングでビールを飲むお父さんみたいな(わたしの父はそんな格好してなかったけど)
常連さんは、ん??ぱっと見全裸だけど、股間に白鳥が…
「どうしたんですか?それ」
白鳥を指差しながら常連さんに聞いてみた
「これは、マイコスチュームです。お店に置いてもらってるんです」
股間の白鳥は、常連さんのマイコスチューム…
うんうん。いいね。いいと思う。
ここは自分を曝け出していい場だもんね。
パツパツボンデージ女、ボクサーパンツ男、股間白鳥男と、全員おかしな格好になり、そうなるともう恥も無くなった。よそよそしさが消え仲間意識が芽生えてきた頃、話題がお互いの性癖の話になり、マスターに聞かれる
「miuちゃんはどんなのが好きなの?」
「わたしは辱めを受けて責められるのが好きです」
「えぇ?Mってこと?」
「M…かもしれませんね。どちらかと言うと」
この日、店内に女性はわたしだけだったからか、集中的に話しかけられる。話題の中心になりたくないし、チヤホヤされるのは好まない。わたしの話だけするのは嫌だから、単独男性と常連さんに話を振る
「お二人は、どんなプレイがお好きですか?」
「どんなプレイ?!なんだろ。考えたこともない。でも一度、女性に責められた時はすごく興奮したかも。女性の方から上に乗ってきたりして」
と、単独男性。
この方はおそらくノーマルだな。
「わたしは女性に責められたり、大量にポカリを飲んで潮吹きするのが好きです。あと、全裸で大通りダッシュしたり」
常連さん…うんうん。あなたはヘンタイですね。いいと思う。
大人しくて話しやすいなと思っていた常連さんが、実はヘンタイさんだとわかって、面白くなってきた。
「miuちゃん、Mってことは鞭とか好きなの?店にあるよ」
マスターが鞭を差し出してきた。
乗馬鞭やパドルなどいろんな種類がある。
鞭いいね。鞭で責められるのも好き。でもね、誰でもいい訳ではないのよ。わたしはわたし自身がこの人に責められたいと思った人でないと嫌。誰でもいいわけじゃない。そしてナンパやセクハラが大嫌い。ボンデージ着といてなんだけど。
おそらくマスターは、わたしが鞭で打たれたがってて、ボクサー男と股間白鳥男に打ってもらったらいいんじゃない?と、気を利かせて素敵アイテムを出してくれたのだろうけれど、ごめんマスターそれは無い。わたしは気に入った人以外に触れられるのは嫌だ。好きな人に他者へ貸し出されるのは好き。『miu、鞭で打ってもらっておいで』って言われて、その人の目の前で打たれたらとても興奮する。
でも今はそうじゃない。
「わーいろんな鞭がありますねー。これわかいいー」とか言って鞭を眺めたり触ったりするだけで過ごしていたら
「オレ打たれてみたいかも」
単独男性さんがノってきた。
ありがとう。決してわたしに助け舟を出した訳ではなく、好奇心で打たれたいと言ったのだろうけれど、わたしが打たれることは回避できた。
「じゃあわたしが打ってみますね。上手じゃないから結構痛いかも」
好きな人にだけ打たれたいけど、
人を打つのは平気。
「痛い?痛いよね?大丈夫??」
「痛い!でも大丈夫!!」
「www」
嬉々として単独男性さんに鞭打って遊んでいると、お店のチャイムが鳴った。また単独男性さんだ。入ってきて第一声が「うぉっ」だった。
まぁそうよね。パツパツボンデージ姿でボクサーパンツ男を鞭打ってる女と、それを眺めながらお酒を嗜む股間白鳥男。カオス
「うわー。何してんすか??」
まともな格好の単独男性は端の席に座って眺める
「お姉さんS女なんですか?」
「いえ、わたしは虐げられて責められるのが好きなんです」
「じゃあM女か」
なんでみんなSかMか聞いてくるんだ。
二択しかないのか。
「どちらかというと、Mかもしれませんね」
「へー。じゃあ打たれるのとか好きなの?打っていい?」
は?????!?!?!?
ダメに決まってんじゃん。なんで初めましての人に打たれなきゃいけないのよ。会ったばかりでまだお話もしてないし、なんだこの人。
「嫌です」
「腹パンとかは?俺女の人殴ってみたい」
「絶対嫌です」
この人頭おかしい人だ。M女には何をしてもいいと思ってる。失礼極まりない。きっとモテない君だろう。残念な男だ。
残念男をスルーして、席に戻りお酒を飲む。
なんかどっと疲れた。
これ以上は楽しめそうにないので、お店を出ることにした。
マスターが出口まで送ってくれて「また遊びにきてね」と言いながらハグをしてきた。挨拶のハグは平気だからそれに応じる。
「女の子が来てくれると店としてはありがたいから、また来てね」
「そうですね、また機会があれば」
「miuちゃんLINE交換しよ?次から来店前は電話じゃなくて、LINEで連絡くれたらいいから。その時に変なお客さんいたら、今はやめといた方がいいとか伝えられるし」
「はぁ、そうなんですね。わかりました」
LINEを交換する
「miuちゃん、キスしていい?」
は???
「え?何でですか?ダメです」
なんで急にマスターとキス??
「じゃあ、僕のみてくれない?」
ズボンのベルトを緩めだすマスター
いやいやいやいや、何してんのこの人
「嫌です。見ません。失礼します」
マスターを振り切ってビルから飛び出した。
初対面で殴ろうとしてきた男性も変だったけど、マスターの方がタチ悪かった。お店の人が客に手を出すの?!そんなのアリか?!?!
今まで行ったパフバーの店員さんはみんな良い人だったから、油断してた。こんなお店もあるんだ。
こんなお店の方が少ないとは思うけど、初めてのハプバーへ行く時は、ひとりじゃなくて誰かと一緒に行くようにしよう。
パツパツボンデージでボクサー男を鞭打って、股間白鳥男と談笑してる時は楽しかった。
