天才による凡人のための短歌教室/木下龍也【読書記録】 ✳︎「歌人と名乗れ。」─それは、日常をそっと掬いあげる魔法だった。
子育ても仕事も適度に頑張る医療職ママ
月に5-10冊の本を読んでいます
数年後の自分のために読了後の心の声を綴っています

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「短歌って、楽しい。」を初めて体感した読書体験
最近読んだ本の中で、ダントツに心をわしづかみにされた一冊。それが、木下龍也さんの『天才による凡人のための短歌教室』でした。
ページをめくるたびにふむふむと頷いて、くすっと笑って、ニヤニヤが止まらない。こんなに夢中になって読んだ本は久しぶりかもしれません。
小説好きの私が、短歌にハマった
もともと私は小説が好きで、感情の機微や物語の流れを味わうのが何よりの楽しみ。でも最近は、学びのための読書も意識的に取り入れるようになっていました。
詩や詩集は、どこか「むずかしそう」という先入観があって手を出せずにいたけれど、ある日ふと、短歌にだけはなぜかビビッときたんです。
試しに手に取ったのは、俵万智さんの短歌集。そこから私の中で、言葉のリズムが変わりはじめました。気づけば頭の中がずっと「五・七・五・七・七」モードに。
誰に頼まれたわけでもないのに、日々の出来事を短歌にしている自分がいます。
朝食のテーブルでふと詠み出す私に、夫はちょっと引き気味(はは)。でもその隣で、娘がまねして身の回りのことを575に乗せてみたりして。もう、かわいすぎて尊いのです。
木下龍也さんの言葉が、やさしく短歌の世界へ導いてくれた
この本は、まさに「短歌ってなに?」から始めたい人のための最初の一冊にぴったり。
短歌ってどんなもの?
どうやって作るの?
歌人ってどんな日々を過ごしているの?
どんなふうに言葉を磨いていくの?
そんな問いに対して、木下さんはやさしく、リズムよく語ってくれます。具体的な短歌の例と、それがどんなふうに推敲されていくかのプロセスもたっぷり紹介されていて、まるで一緒にワークショップを受けているような気分になります。
短歌って、こんなに深くて、こんなに自由で、こんなに“今”をすくい取ってくれるものなんだ。
驚きと感動の連続でした。
たとえば──
ぱっと情景が目に浮かぶ一首
いったい何を歌っているんだろう?と考えさせられる一首
「この瞬間を残したい」という願いが詰まった一首
どれもが美しくて、あざやかで、言葉ってすごいなぁと、しみじみ思いました。
今日から私は、歌人です。
「まだ私は、短歌のことを何も知らない。」
でも、それでいいんだと木下さんが背中を押してくれる。
なにより、この本で語られる言葉が、私の心に深く刺さりました。
「歌人と名乗れ。」
この一言で、私はもう歌人です。
短歌を読むのも、作るのも、これからますます楽しみになりました。
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木下龍也が創作のすべてを伝える短歌教室。
開催すれば毎回満席となるこの講義が大幅な加筆と書き下ろしを加え一冊になりました。
短歌をつくる技術はもちろん、アイデアの発想法、歌人としての生き方、短歌とお金などなど…
短歌って何ですか?という方から楽しめる新たな「文章読本」の登場です。
過去の【読書記録】はこちら


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