自分が学び続ける理由
僕はサッカーで「全国」を経験したことがある。二度。高校と大学のときだ。
正直に言えば、「全国レベルのサッカー」に触れた、という方が正しい。どちらも京都予選の初戦で強豪と当たり、そしてあっさり負けた。負け方は派手で、少し情けなくて、でもなぜか忘れられない。
大学の試合で、相手チームに小柄な選手がいた。線が細く、頼りなく見えた。
「控えの選手だろう」そう思った。
けれど、試合が始まれば一方的だった。僕たちは終始押し込まれ、何もできなかった。悔しいとか、情けないとか、そういう感情がごちゃ混ぜになって胸の奥に溜まった。
一ヶ月後、京都大会の決勝戦がテレビで放送された。画面に、あの“小柄で細身”の選手が映っていた。彼はレギュラーだった。堂々とピッチに立ち、全国への切符をつかんでいた。
その姿を見たとき、自分の中の常識が激変した。サッカーは体格のいいやつが有利だ。小さな自分はずっと不利なんだ。僕はそう信じてきた。でも、それはただの思い込みだった。
「なぜなんだろう。何が違うんだろう」
その問いが、頭の中で何度もリフレインするようになった。
そして僕の中で、長い自問自答が始まった。
