コンタミ
紺野民子はコンタミというあだ名で呼ばれている。
身なりが汚くて見苦しいし、髪はボサボサだし、臭いし、無愛想なものだから、汚染という英語であるコンタミネーションの略でコンタミと呼ばれているのだ。
だか彼女は仕事ができる。ものすごく仕事ができる。だから彼女のことを表立って馬鹿にする者はいない。その代わり、影ではコンタミというあだ名で呼び、忌み嫌い、皆あまり近づこうとはしないのだ。
人によっては彼女に対して面と向かってコンタミ、と呼ぶ者もいる。だけど彼女は気にしない。紺野たみ子でコンタミというあだ名は何も不自然ではないからだ。AKBのたかみなと同じ論理だ。
だけど彼女に向かってコンタミと呼ぶ声がすると、周りの者は一斉に注目する。誰もがコンタミという呼び名を、いい意味では捉えていないからだ。
ここから先は
852字
/
1画像
この記事のみ
¥
100
Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

メンバーシップは月額料金なのでちょっと躊躇している方向けに10作品のショートストーリーを買い切り料金で販売。
甘野ショーツ vol.6 ~ブラック・コメディ編~
1,000円
甘野充のショートストーリーから10作品をセレクト。 ときどき作品が入れ替わります。 どきどきします。
Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで
言葉だけでは伝わりません。 コメントはチップとともに。 「謎解きはディナーの後に、みたいに言うな!」
