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ゼロ人間

 ゼロ人間が生まれた。
 ゼロ人間は、生きる。
 ただ生きるために生きる。

 風まかせに生きる。
 なすがままに生きる。

 ゼロ人間は弱い。
 まわりの環境のなすがままだ。
 天気に悩まされ、自然に支配されている。
 ゼロ人間は助けを求める。
 救いを求める。
 そこに光がさしてくる。

 救世主が現れた。
 救世主は助けてくれた。
 天気の支配、自然の支配から。
 だけどもそれはまやかしだった。
 支配からの解放、それは新たなる支配による支配だった。
 ゼロ人間は救世主に支配された。

 破壊者が生まれた。
 破壊者は救世主の支配を破壊した。
 行き過ぎた支配を破壊し、ほどよい支配へと変えた。
 こうして調和は保たれた。

 ゼロ人間、救世主、破壊者。それらによって世界は調和している。
 この世界は調和が崩れれば崩壊する。

 日出る国は調和によって成り立っている。
 この調和を壊すものは、他の世界から来る者なのかもしれない。

 ゲットバック!
 君が元いた場所に帰ってくれ。
 彼はそう歌った。

※ この物語はフィクションです。

おわり。

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甘野充 言葉だけでは伝わりません。 コメントはチップとともに。 「謎解きはディナーの後に、みたいに言うな!」