笑顔だから幸せになる
こんにちは、「笑顔工学」の専門家、木村光範です。
「笑顔工学」についてはこちらの記事をご覧ください。
「幸せだから笑顔になる」というのは自然な考えです。
もちろん、嬉しいことがあれば笑顔になりますよね。
ただ、私は、
幸せだから笑顔なのではなく、笑顔だから幸せになる。
という順番なのではないか、と考えています。
精神論ではなく、
経営にも、組織づくりにも、DXにも深く関わる考え方として、
今回の記事では、これについて考えてみます。
ぜひ最後までご覧ください。
笑顔は、結果ではなく入口である
会社の中でよくある考え方があります。
業績が良くなったら、社員が笑顔になる。
効率化できたら、現場が明るくなる。
システムが整ったら、働きやすくなる。
利益が出たら、人を大切にできる。
もちろん、そういう面はありますが、
この順番だけで考えていると、いつまで経っても笑顔は後回しになります。
まず成果、効率、数字、仕組みを追い求め、
余裕ができてから笑顔になる、となってしまいます。
しかし、私は逆だと考えています。
人が笑顔でいられるから、良い情報が流れます。
人が明るく話せるから、問題が早く見つかります。
人が安心して相談できるから、改善が進みます。
人が前向きに働けるから、お客様にも良い価値が届きます。
つまり、笑顔は最後のご褒美ではありません。
仕事を良くするための、最初の条件なのです。
暗いDXは、だいたいうまくいかない
さて、DX(デジタルトランスフォーメーション)の専門家として、
DXについての考察もしてみます。
DXをするため、立派なシステムを入れたとします。
でも、現場の雰囲気が暗かったとします。
すると、DXは、全然進んでいきません。
「また入力が増えた」
「結局、監視されるだけ」
「誰が見ているのかわからない」
「失敗したら責められる」
「現場のことをわかっていない」
こう感じている状態では、どれだけ便利なツールでも定着しません。
人は、責められる場所では本当のことを言わないのです。
意味がわからない作業には心を込めることができませんし、
笑顔になれない仕組みを長く続けることはできません。
だから、DXにおいても大切なのは、
単に立派なシステムを入れることではありません。
人が明るく働ける順番を設計することです。
笑顔になる仕組みを先につくる
では、笑顔になる仕組みとはどういうことでしょうか。
まずは、現場が少し楽になることが挙げられます。
二重入力をなくす。
探す時間を減らす。
報告を簡単にする。
忘れやすいことを通知する。
同じ説明を何度もしなくて済むようにする。
誰か一人の記憶に頼らないようにする。
こうした小さな改善は、派手ではありませんが
現場の表情は確実に変わります。
「これなら楽ですね」
「助かります」
「前よりわかりやすいです」
「これなら続けられそうです」
この言葉が出てきたとき、DXに一歩近づきます。
笑顔は、情報の流れを良くする
笑顔でいられる組織では、情報が流れます。
困ったことを困ったと言える。
ミスを隠さず共有できる。
違和感を早めに出せる。
「これ、変えたほうがいいですよ」と言える。
「実は現場ではこうなっています」と伝えられる。
これらは、DXにとって非常に重要な要素です。
なぜなら、いつでも重要なことは、現場の本当の情報だからです。
現場の本音が出てこなければ、システムはうまく機能しません。
困りごとが見えなければ、改善は的外れになります。
失敗が隠れれば、データは嘘をつきます。
AI時代になればなるほど、正しい情報が重要になります。
そして、正しい情報は、ただ集めれば出てくるものではありません。
人が安心して話せる空気があって、初めて出てきます。
つまり、笑顔はデータ品質にも関わるのです。
幸せを待つのではなく、笑顔を実践する
「職場がもっと良くなったら笑顔になろう」
「忙しさが落ち着いたら明るくしよう」
「成果が出たら前向きになろう」
そう思う気持ちはわかります。
でも、それでは笑顔はいつも未来に逃げてしまいます。
だからこそ、まず皆が笑顔でいることが大切です。
完全にうまくいっていなくても、笑顔で挨拶する。
問題が起きても、責める前に受け止める。
忙しいときほど、ありがとうを伝える。
できていないことだけでなく、できていることを見る。
一人の表情が少し明るくなるように関わる。
これは、簡単なようで難しいことですが、
自分から始める実践をしていくのが良いのだと考えています。
笑顔は、気分ではなく姿勢です。
笑顔は、余裕がある人の特権ではなく、場を良くするための選択です。
DXは、笑顔の再現性を高める
私が研究している「笑顔工学」という考え方では、
笑顔を、ただの感情や雰囲気で終わらせません。
どうすれば人が笑顔で働き続けられるのかを、仕組みとして考えます。
ここにDXの役割があります。
笑顔になれる瞬間を偶然にしない。
誰かの気配りだけに頼らない。
一部の優秀な人の頑張りだけで回さない。
情報が自然に届き、感謝が伝わり、困りごとが見え、助け合える状態をつくる。
これが、笑顔の再現性を高めるDXです。
人は、幸せになったら笑顔になるだけではありません。
笑顔で挨拶するから、関係が良くなります。
明るく相談できるから、問題が小さいうちに解決します。
感謝が見えるから、仕事に意味を感じることができます。
その結果として、幸せが育っていきます。
まとめ
DXの目的は、効率化だけではありません。
効率化は大切です。
生産性も大切です。
データ活用もAI活用も大切です。
しかし、その先に人の笑顔がなければ、
私は本当のDXとは言えないと思っています。
従業員やお客様が笑顔になる変革が大切なのです。
そのために、デジタルを使うのです。
すべての人が笑顔で在り続ける社会づくりの第一歩は、
遠くの未来ではなく、
今日の職場に一つ笑顔を増やすことから始まるのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事を少しでも良いと思っていただいたら「♡」を押して応援お願いします!noteのアカウントが無くても押せますので、気軽に押していただければ助かります!私の笑顔の画像が出ます(笑)
もちろん、フォロー、フィードバックなどをいただければ、さらに喜びます。よろしくお願いします!
