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主婦が料理をやめる日。50代から“作らない日”を罪悪感なく取り入れる3つの考え方

「調理定年」って、どういうこと?

「今日の夕飯、何にしよう……」

そんな問い、気づけば何千回も繰り返してきちゃってませんか?

料理って、家族のため、自分の健康のため、毎日のあたりまえとして欠かせないもの。でもそのぶん、気がつかないうちに「作らなきゃ」というプレッシャーがのしかかっていることも多いんです。

最近、「調理定年」という言葉がじわじわ広まり始めています。
ある調査では、50代以上の女性の65%が「これからは料理の回数を減らしたい」と答え、さらに“調理定年”という言葉を知っている人のうち、81%が実際に取り入れているそうです

でも「調理定年」といっても、料理をやめてしまうということじゃありません。
“作らない日”を暮らしの中にちょっとずつ取り入れて、自分のリズムを整えるという考え方。
がんばりを手放すんじゃなくて、がんばり方を変えてみるという選択です。


台湾の暮らしが教えてくれた“当たり前”の見直し

わたしはいま、台湾で暮らしています。
こちらでは朝も夜も、屋台や食堂で食事をとる人が多くて、外食やお持ち帰りが日常の一部としてすっかり根づいています。共働きの世帯も多くて、「作らない=手抜き」みたいな感覚がそもそもあまりありません。

それでもわたしの心の奥には長い間、「主婦なら、妻なら、嫁なら、ごはんを作るのがあたりまえ」という感覚が残っていました。
それって、たぶん親世代から自然と受け取っていた、“やさしい呪い”みたいなものだったのかもしれません。

実は、「調理定年」っていう言葉、わたしも最近知ったばかりなんです。
夫(台湾人)には結婚した当初から「毎日作らなくていいよ」って、ずっと言われてました。
……まあ、わたしが料理下手なのも理由のひとつかもしれませんけど(笑)。

それでも、「ごはんは自分が作るもの」って、どこかで思い込んでました。
誰かに強制されたわけじゃないのに、自分の中の“役割への思い込み”に、気づかないうちに縛られてたんだと思います。


「できないことは、できなくていい」って思えた日

そんな思い込みが揺らいだのは、病気をきっかけに料理も何もまったくできなくなったときです。
今でもフライパンは振れないし、無理をすれば痛みが出てしまいます。

そうなると、毎日の料理はとても大変で、出来合いのものに頼ることが増えていきました。
「これでいいのかな」というモヤモヤと、「家族に申し訳ない」という気持ちがずっとつきまとっていました。

でもある日ふと、「できないなら、できる範囲でいいんじゃない?」って思えたんです。
そうしたら、それまで勝手に背負ってた重さが、ふっと軽くなって。
「料理をやめるかどうか」じゃなくて、「どう関わっていくか」を選びなおすだけで、気持ちがずいぶん変わりました。


罪悪感ゼロで始める3つのコツ

1|言葉を変える(手抜き → 新しい体験)

まずは、自分にかける言葉をちょっと変えてみませんか?

  • 「今日は惣菜で済ませた」じゃなくて、「今日はおかずのセレクトショップで選んだ」。

  • 「外食しちゃった」じゃなくて、「プロの味を楽しんだ文化体験」。

  • 「疲れたから今日は作れません」じゃなくて、イベント化しちゃう。

言葉の着替えひとつで、気持ちって不思議と変わるものです。「疲れた」も「やめた」も、言い方次第で明るいプチイベントになります。
“ラクした”という罪悪感じゃなく、“選んだ”という主体感を持てると、ぐっと気がラクになりますよ。


2|選択肢を楽しむ(惣菜・ミールキット)

「作らない日」って、案外いろんな楽しみ方があるんです。

  • スーパーのお惣菜売り場を“デリの棚”だと思って、和洋中の気分でセレクトしてみる

  • 冷凍パスタの食べ比べをして、「うちの金賞」を決めてみる

  • ミールキットで「本当に15分で作れるか?」を試してみる

ちょっとした工夫で、「やらなきゃ」じゃなく「やってみよう」に変わります。


3|軽やかに宣言する(週1の合意形成)

家族にも、明るく「作らない宣言」してみましょう。

「今週は水曜、作らないデーにします!何か食べたいものある?」
「今日はお店の力を借りて、並べるだけにしちゃおうと思ってて」

最初は“ピザの日”とか“お寿司の日”みたいな、ハッピー感のあるメニューにすると抵抗感も少ないかもしれません。

もし家族に「料理は女がするもの」っていう古い価値観が残っていても、正面からぶつかる必要はないんです。

  • 「たまにはプロの味でちょっとごちそうにしたくて」

  • 「今日は◯◯の名物を食べてみたかったの」

そんな“ちょっとずらす言い方”が、やさしく気持ちを伝えるコツです。


料理が好きな人にも、それぞれの形がある

もちろん、料理が好きで毎日キッチンに立つのが喜び、という人もいますよね。
料理そのものが“自分の癒し”や“表現”になっているなら、それはとっても素敵なことだと思います。

“調理定年”は、誰にとっても必要な選択じゃありません。
だけど、今の自分にとって「ちょっとしんどい」「そろそろ変えたいかも」と感じているなら。
そんな方にこそ、心の負担をゆるめる選択肢として届いてほしいと思っています。


「手放す」は終わりじゃなくて、始まりの一歩

調理定年は、料理を放棄することじゃありません。
これまで家族を支えてきた自分をねぎらいながら、「これからの自分」に合わせて、暮らし方をアップデートするということ。

手を抜くんじゃなくて、力を抜く。
その分、心の余白がふんわり広がって、明日のやさしさにつながっていきます。


🌀 じぶん育てラボの合言葉

🚀えいやっ(挑戦)|🍵ま、いっか(受容)|🕊️やーめた(手放し)

がんばりすぎを手放すと、自分の気持ちに余裕が生まれます。
ちいさな気づきが生まれて、それがやさしさや安心になっていきます。
そんな変化は、家族やまわりの人にも自然と伝わっていくんです。


あなたの中にある“あたりまえ”、何か思い浮かびますか?

「作らなきゃ」「ちゃんとしなきゃ」って思っていたこと、ありませんか?
その気持ちを、ちょっとやさしくほどいてみるだけでも、暮らしは静かに変わっていきます。

今日からできる“ちいさな手放し”、あなたもひとつ見つけてみてくださいね。


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[出典:株式会社アットテーブル・株式会社キャリア・マム「【50代前後の女性調査】女性が一生調理する必要はない。50代以上の女性に拡がっている「調理定年」]


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