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身体とエネルギーを一つの流れにする┃じぶんトランサーフィン/第3章:効果的な動き/魔法の動作②

ヴァヂム・ゼランド著«Трансерфинг себя»(じぶんトランサーフィン/2024年11月発売)のロシア語原書を解説しながら読んでいます。過去記事はイントロ(序章)から順にまとめてあります。はじめから読みたい方はこちらからどうぞ。


※日本語版「セルフ・トランサーフィン(上・下)」2026年4月発売


前回は、「ワタシハナンデモデキル」「アトラス」「リラックス」の3つの動きについて読みました。今回はその3つの動きを連続して行う「Магическое действие(魔法の動作)」です。
最後に「質問とフィードバック」の解説もあります。


前回もご紹介した実演動画へのリンクを再度貼っておきます。


魔法の動作

これらの3つの動きを一つにまとめて行うことで、
・リラックス
・エネルギーの流れの加速
・バイオフィールドの拡張

が、同時に行われます。

  1. 腕を円を描くように後ろから上へ持ち上げます――吸う息です。そのまますぐに頭を下へ垂らしながら、できるだけ自由に前傾し、腕を前に投げ出します――吐く息です。次に、勢いよく身体を起こしながら、腕を前から上へ持ち上げます――吸う息です。そしてすぐに、腕を勢いよく円を描くように左右から下へ振り下ろし、同時に鼻から強く吐き出します。腕を前から上へ持ち上げ、そして左右へ振り下ろしながら、バイオフィールドが球のように膨らんでいくのをイメージしてください。動きの最中にそのような目的を持てば、バイオフィールドを膨らませることができます。

  2. 肩を勢いよく円を描くように前から上へ持ち上げます――吸う息です。肩を後ろへ引きます――吐く息です。肩を引くのと同時に、鼻から勢いよく吐き出し、上昇流と下降流の両方を起動させます。これも実際に感じ取れるようになるはずです。

  3. 腕を上に持ち上げ、肘を曲げて、指先が肩の方を向き、肩に触れるか触れないかの位置です――吸う息です。勢いよく円を描くように腕を伸ばし、左右から下へ振り下ろします。同時に、鼻から強く吐き出します。腕を振り下ろしながら、上昇流と下降流の両方を起動させ、爆発の波が身体から飛び出し、上・下・左右へ広がっていくのをイメージしてください。

このように、3つの動きを連続して行うこの一つの動作で、あなたのエネルギーの潜在力を一気に高めることができます。エクササイズの合間に、リラックスしながら同時に「バッテリー」を充電したいときに、この動作を行うことができます。そうすることで、体操は身体的なものだけでなく、エネルギー的なものにもなります

これまでエネルギー実践を行ったことがなければ、最初のうちはこの動作の効果を感じないかもしれません。効果は後からやってきます――3つの動きをすべてしっかりと(качественно)行えるようになり、それらが一つから次へと有機的に流れていく(органично перетекать)ようになったときに。
どんなエクササイズも、継続的に行えば、やがてしっかりとできるようになります。

そして、エネルギーを物質的な実体として感じ、扱えるようになることを目指して、本格的にエネルギー実践を学びたいと思うようになったなら、ブロンニコフ・スクール(школа Бронникова)に入るのも良い選択でしょう。

движения органично перетекают из одного в другое

エネルギーを物質的実体として感じる

  • гимнастика будет не только физической, но и энергетической:
    体操は身体的なものだけでなく、エネルギー的なものにもなる

前節の「身体の話ばかりで地味」という流れから少し戻って、かなりエネルギーワーク寄りの内容になってきました。

今まで身体を動かす習慣がなかった読者に対しての、アドバイスとして、「効果は後からやってくる」、そして、その条件として

  • 動作そのものを качественно 行えるようになること

  • 3つの動作が органично перетекать すること

の二つを示しています。

1つ目の качественно は、「質高く」「丁寧に」「しっかりと」という意味です。ここでは、ただ形だけ真似るのではなく、動きの意味を理解し、身体感覚を伴って行えるようになることを指しています。

2つ目の органично перетекать は直訳すると「有機的に流れ移る」。水が自然に流れるように、一つの動きが次の動きへ無理なくつながる様子です。

つまりゼランドは、三つの動きを「覚える」ことではなく、身体の中で、一つの流れとして自然に流れ続けるようになることをイメージしています。

  • материальная субстанция:物質的な実体

節の前半、ワタシハナンデモデキルのところで「некая субстанция(何らかの実体)」という表現が出ていましたが、ここではさらに踏み込んで、「энергия как материальная субстанция(物質的実体としてのエネルギー)」と言っています。

つまりゼランドは、最終的にはエネルギーを「あるような気がするもの」ではなく、「実体として感じ、扱えるもの」として捉えている点が特徴です。

  • школа Бронникова:ブロンニコフ・スクール

エネルギーを本格的に扱えるレベルまで極めたい人向けに、最後にゼランドが実在のスクールの名前を出して推奨しています。

ゼランドはいつも「自分に合うものを自分でみつける」ことを促しますが、彼自身が実際に効果を認め、信頼しているメソッド(トーマス・ハンナのソマティクスや、ブブノフスキーの治療、ブロンニコフのエネルギー)については、非常に現実的かつ具体的に名前を挙げます。

過去にも書籍«Апокрифический Трансерфинг»(トランサーフィン外典)の中で、「どのようなエネルギー実践がお勧めか」という質問に答えてブロンニコフ・スクールについて触れています。そこで彼は、自分自身もこのスクールで第一段階を学び、結果に驚いている、と述べています。

エネルギーを物質的実体として扱えるようになるための、実践的アプローチの紹介は、『じぶんトランサーフィン』第3章が、単なる健康法や運動論ではなく、身体・意識・エネルギーをひとつの実践領域として扱っている、まさにホリスティックな教えであることを示しています。

школа Бронникова

ブロンニコフ批判について/質問とフィードバックから

質問:ブロンニコフについて質問です。テレビで彼の手法を暴く(разоблачение)番組が放送されていました。これについてどう思われますか?

ゼランド:システムにとって、そのような知識は都合が悪いのです。だから『暴露』するのです。理解できないものは拒絶する。システムに必要なのは、眠ったままの歯車(спящие винтики)であって、目覚めた個(пробудившиеся индивиды)ではありません。


  • Что не понимают, отвергают.:理解できないものを拒絶する

ここでゼランドは、「テレビの批判内容が正しいか間違っているか」という議論をしていません。そうではなく、「理解できないものは否定される」というより大きな構図の中でこの質問に答えています。

  • Системе невыгодны такие знания:
    システムにとってそのような知識は都合が悪い

невыгодно は、利益にならない、都合が悪い、利害に反する、という意味です。前節で出てきた「другие цели(別の目的)」「ложные цели(偽の目的)」「спящие винтики(眠った歯車)」と完全に同じ文脈です。

つまり、「ブロンニコフ批判」そのものについて語っているというより、「ブロンニコフが批判される現象そのもの」を「システム(マトリックス)が目覚めを促す知識を排除しようとする」というトランサーフィン全体の世界観の中に位置付けています。

これまで本書の中で何度か紹介されたブロンニコフ・メソッドですが、目隠しをして文字を読む「直接視覚(または情報視覚)」の訓練が大きな特徴として、テレビで取り上げられがちです。ロシアの科学コミュニティからは疑似科学という批判の声もあります。

ゼランドはこの返答でその批判に直接向き合わず、「システムによる抑圧」という枠組みで答えることで、「理解できないから否定する」でもなく、「なんでも鵜呑みにする」でもなく、読者自身が「目覚めた個」として、判断し選択することを促しているのではないかと思います。

пробудившиеся индивиды

<Wikipedia:ブロンニコフ・メソッド(ロシア語)>


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