【種々の作品】フランツ・リストのピアノ曲紹介
この記事では様々な単独作品を紹介します。
「ハンガリー戴冠式ミサ」よりベネディクトゥスとオッフェルトリウム S.501
リスト自身による合唱曲の2曲を抜粋しピアノ独奏編曲したもの。1867年作。オルガン、ヴァイオリンとピアノ、ピアノ連弾などのさまざまな稿が存在する。
演奏はフィリップ・トムソン。
第1曲 ベネディクトゥス S.501/1
第2曲 オッフェルトリウム S.501/2
ウルビ・エト・オルビ - 教皇の祝福 S.184
タイトルは「ローマと世界に」の意。1864年作。1978年まで出版されず。司祭と人々が交互に歌っているような演出がなされている。
演奏はイシュトヴァーン・ラントシュ。
スラヴィモ・スラヴノ・スラヴェニ! S.503
もとは合唱曲。タイトルはスラヴ語の語呂合わせ。「栄光のスラヴ人を褒め称えよ」の意。およそ1863年作。
演奏はフェレンツ・ケレク。
主の家へ向かわん S.505
元々は合唱曲。1880年以降に作られた。
演奏はアマラウ・ヴィエイラ。
おお、高貴なるローマ S.506b
元々は合唱曲。1879年作。以前は「S.546a」のサール番号が与えられていた。
演奏はフィリップ・トムソン。
教皇讃歌 S.530
教皇ピウスIX世を讃えて。後にオラトリオ「キリスト」にて転用される。およそ1864年作。
演奏はテリーザ・ウォルターズ。
国讃歌 "ヴィルヘルム皇帝陛下!" S.197b
「エステ荘、76年」と記述されていて1876年に作られたこと以外、詳細不明。
演奏はヴォイチェフ・ヴァレチェク。
カール・アウグスト記念碑の除幕式へのファンファーレ S.542b
「カール・アウグスト記念碑の除幕式への2つの祝典歌(1875年9月3日ワイマールにて)」の第1曲「カール・アウグストは我らとともに」の未出版のトランスクリプション。この編曲も1875年作。
ハンガリーの神 S.543
元々は合唱曲。1881年作。
演奏はイェネ・ヤンドー。
ハンガリーの神 〔左手用編曲〕 S.543bis
弟子で片腕のピアニストであるゲーザ・ジチーのために作った編曲。リスト唯一の左手用ピアノ作品。同じく1881年作。
演奏はフィリップ・トムソン。
ハンガリー王の歌 S.544
元々は合唱曲。1883年作。
演奏はジョエル・ヘイスティングス。
ラルゴ S.692p/1
初期の習作。「1829年6月17日」と日付が書かれている。
無関心論 S.692p/2
初期の習作。「6月27日」と書かれているが、おそらく上記「ラルゴ S.692/1」と近い年代に書かれたと推測される。タイトルはフェリシテ・ド・ラムネーの随筆から取られた。
マリーの詩 S.701b
オーギュスト・ブリゾーの詩に触発されて書いた作品。「マリーの詩による6つの歌」という作品になるはずだったが、残されているのはこの未完の1ページのみ。1837年に作られたと推測される。
アンダンテ・センシビリッシモ S.701c
詳細は不明。自筆譜はアメリカ議会図書館に所蔵されているスケッチ(の下部に殴り書きしてあるもの)。「avec miaulement(猫の鳴きマネを添えて)」と書いてあることから、リストが戯れに書いた作品と思われる。1880年代に書かれたと推測される。
グラスゴーの断章 S.701f
音楽学者でリスト信奉者であるウィリアム・ライトがグラスゴーに所蔵されていた詳細不明の断片をハワードへ提供したもの。オペラ幻想曲風だが、(仮にそうだとして)原曲は不明。
プロツィンスキーの断章 S.701v
未完の行進曲。1846年作。
演奏はロマン・コシャコフ。
● 楽譜紹介
新リスト全集の楽譜では今回ご紹介した楽曲は以下のものに収録されています
・「ハンガリー戴冠式ミサ」よりベネディクトゥスとオッフェルトリウム S.501
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・ウルビ・エト・オルビ - 教皇の祝福 S.184
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・スラヴィモ・スラヴノ・スラヴェニ! S.503
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・主の家へ向かわん S.505
・おお、高貴なるローマ S.506b
・ハンガリーの神 S.543
・ハンガリーの神 〔左手用編曲〕 S.543bis
・ハンガリー王の歌 S.544
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・教皇讃歌 S.530
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それではみなさま良い一日を
