【ウェーバー作品編曲】フランツ・リストのピアノ曲紹介
この記事ではカール・マリア・フォン・ウェーバー関連の曲を紹介します。
「オベロン」序曲 - F.リストによるピアノスコア (ウェーバー) S.574
ウェーバーのオペラ「オベロン」の序曲のトランスクリプション。1843年作。リストはオーケストラの効果をうまくピアノへ移し替えている。
演奏はアルフレート・ブレンデル。
「魔弾の射手」序曲 - F.リストによるピアノスコア (ウェーバー) S.575
ウェーバーのオペラ「魔弾の射手」の序曲の忠実なトランスクリプション。1846年作。
演奏はアール・ワイルド。
祝典序曲 - ピアノスコア (ウェーバー) S.576
ウェーバーの「祝典序曲《歓喜》 Op.59」の忠実なトランスクリプション。1846年作。原曲はフリードリヒ・アウグストⅠ世のザクセン王即位50周年記念祝典のために作られたもの。この編曲は長い間絶版だったが、新リスト全集にて復刻された。
コンツェルトシュテュック (ウェーバー) S.576a
ウェーバーによるピアノとオーケストラの作品「小協奏曲 Op.79」のピアノ独奏編曲。およそ1868年頃作られた。
演奏はスティーヴン・メイヤー。
「魔弾の射手」の主題による幻想曲 (ウェーバー) S.451
ウェーバーの「魔弾の射手」によるオペラファンタジー。1840年から1841年にかけて作られた。未出版作品。自筆譜は完全ではなく、少し手を加えないと演奏可能な状態にはならないとのこと。
演奏はアンドレアス・ピストリウス。
竪琴と剣 - 英雄の詩 S.452 (ウェーバー) S.452
ウェーバーによる6つの男声合唱曲「竪琴と剣 Op.42」より3曲抜粋し再編成し一つのまとまりある作品を作り上げた。1846年から1847年にかけて作られた。
(序奏)
剣の歌
祈り (戦の前の)
リュツォウの荒々しき狩
"私は寂しいだけでなく" - 戯曲「プレチオーザ」からの民謡 (ウェーバー) S.453
ヴォルフの戯曲「プレチオーザ」へのウェーバーによる劇付随音楽より。1848年作。
演奏はアンドレイ・イヴァノフ。
子守歌 (アラベスク付) (ウェーバー) S.454
ウェーバーの男声四部合唱曲「子守歌 Op68/4」を主題とする変奏曲。1848年作。
華麗なるポロネーズ (ウェーバー) S.455
ウェーバーによるピアノ独奏曲「華麗なるポロネーズ Op.72」をリストはピアノとオーケストラのピアノ協奏作品として編曲したが、その際に序奏を始め多くの追加部を含めているので、忠実な編曲とは言い難い。こちらはややこしいことに、そのリストによる協奏稿を基にピアノ独奏曲へ再度編曲している。およそ1851年に作られた。
【ピアノと管弦楽のための作品】
華麗なるポロネーズ (ウェーバー) S.367
ウェーバーのピアノ独奏曲「華麗なるポラッカ(ポロネーズ)」をピアノとオーケストラの協奏稿にしたもの。1848年から1852年にかけて作られた。アドルフ・ヘンゼルトもこの作品の「演奏会用版」(独奏)を作ったが、リストはそのヘンゼルト版を称賛しこのリスト版をヘンゼルトへ献呈している。
演奏はミッシャ・ディヒター独奏、ネヴィル・マリナー指揮のフィルハーモニア管弦楽団。
コンツェルトシュテュック (ウェーバー) 〔独奏部リスト編〕 S.367a
ウェーバーの「小協奏曲 Op.79(コンツェルトシュテュック)」をリストが校訂した指導版。およそ1872年に作られた。リストはピアノパートのみ変更を加えていて、オーケストラパートはウェーバーのオリジナルのまま。このウェーバーの小協奏曲はリストお気に入りの作品であり、この指導版の他に上述のピアノ独奏版も作っている。
演奏はレスリー・ハワード独奏、カール・アントン・リッケンバッヒャー指揮によるブダペスト交響楽団。
● 楽譜紹介
新リスト全集の楽譜では今回ご紹介した楽曲は以下のものに収録されています
・竪琴と剣 - 英雄の詩 S.452
・子守歌 (アラベスク付) (ウェーバー) S.454
・華麗なるポロネーズ (ウェーバー) S.455
・"私は寂しいだけでなく" (ウェーバー) S.453

・「オベロン」序曲 (ウェーバー) S.574
・「魔弾の射手」序曲 (ウェーバー) S.575
・祝典序曲 (ウェーバー) S.576
それではみなさま良い一日を
