【種々の編曲作品】フランツ・リストのピアノ曲紹介
この記事では様々な編曲作品を紹介します。
「ニオベ」の主題による大幻想曲 - カヴァティーナ "君の胸が高鳴り"によるディヴェルティスマン (パチーニ) S.419
ジョヴァンニ・パチーニのオペラ「ニオベ」による。1835年から1836年にかけて作られた。1837年のタールベルクとのピアノ決闘の際にリストが演奏したことで有名。再版された楽譜はいくつかの省略があるが、シュレジンガー版の初版には省略は無い。ちなみに後半のタイトル「~によるディヴェルティスマン」の部分は再版の際に付けられたタイトル。
スティーヴン・メイヤーは省略の無いシュレジンガー版を演奏している。
「ユダヤの女」の回想 - アレヴィの動機による華麗なる幻想曲 S.409a
フロメンタル・アレヴィのオペラ「ユダヤの女」より。1835年作。アレヴィの素材を基にリスト自身のオリジナリティをうまく発揮している作品。
演奏はスティーヴン・ハフ。
セゲドよ甦れ! - サバディによるハンガリー行進曲 (マスネによる管弦楽編曲) S.572
イグナーツ・サバディ・フランクというアマチュア作曲家の作品「トルコ=ハンガリー行進曲」をジュール・マスネが「サバディによる英雄行進曲」というタイトルで管弦楽編曲し、セゲドの洪水被害者への義捐として演奏した。そのマスネの編曲作品はリストに献呈され、その作品をさらにリストがピアノ独奏曲へ編曲。1879年作。
演奏はフェレンツ・ケレク。
ウナ・ステラ・アミカ - ワルツ (ペッツィーニ) S.551
およそ1880年作。タイトルは「親しき星」の意。ペッツィーニは楽団指揮者で、その楽団のために作られた作品と推測される。ちなみにペッツィーニはエステ荘でリストと知り合う。
マンドラゴラ "オペラ「ニヴェルのジャン」のバラード" (ドリーブ) S.698
レオ・ドリーブのオペラ「ニヴェルのジャン」の序曲の主題とバラード部分の序奏の編曲。1881年作。未完。
演奏はマーティン・カズン。
スメタナの「ポルカ」への序奏とコーダ S.570a
スメタナの「サロンポルカ Op.7/1」に序奏とコーダを付け加えたもの。およそ1880年作。「Liszt-Pedagögium」に収録。またピアニストのレイモンド・レーヴェンタールによる編集で出版されたこともある。
変奏曲 "ティサの美しき娘" S.384a
リストの作品カタログ内で言及されることがしばしばあるが、リスト自身による自筆譜は残されていなく、フェレティ・パールによる写譜しか残されていない。書法は未熟であり、リストの友人による作品である可能性がある(もしそうなら、その際にリスト自身が助言を与えたかもしれない)。
1846年作。
● 楽譜紹介
新リスト全集の楽譜では今回ご紹介した楽曲は以下のものに収録されています

・「ニオベ」の主題による大幻想曲 - カヴァティーナ "君の胸が高鳴り"によるディヴェルティスマン (パチーニ) S.419
・「ユダヤの女」の回想 - アレヴィの動機による華麗なる幻想曲 S.409a
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・セゲドよ甦れ! - サバディによるハンガリー行進曲 (マスネによる管弦楽編曲) S.572
・ウナ・ステラ・アミカ - ワルツ (ペッツィーニ) S.551
それではみなさま良い一日を
