【初期作品】フランツ・リストのピアノ曲紹介
この記事ではフランツ・リストの初期のピアノ作品を紹介します。
8つの変奏曲 (創作主題による) S.148
自作主題の変奏曲。およそ1824年に作られた。セバスチャン・エラールに献呈。同じ主題が「ピアノ協奏曲 (第3番) S.125a」にも使用されている。
演奏はエステラ・テレルマン。
ロッシーニの(エルミオーネの)主題による7つの華麗なる変奏曲 S.149
華麗なサロンスタイルの変奏曲。およそ1824年に作られた。主題はロッシーニのオペラ《エルミオーネ》より。
演奏はジルケ・アヴェンハウス。
ロッシーニとスポンティーニの主題による華麗なる即興曲 S.150
およそ1824年に作られたショウピース。主題はロッシーニの「湖上の美人」、「アルミーダ」とスポンティーニの「オリンピア」、「フェルナンド・コルテス」より。導入部のスタイルは後に超絶技巧練習曲の第7番「英雄」に転用される。
演奏はプラクセディス・ジュヌヴィエーヴ・フグ。
華麗なるアレグロ S.151
フンメルやチェルニーの影響を抜けきれていない習作的ショウピース。1824年作。主題が「ピアノ協奏曲 (第3番) S.125a」へ転用されている。
演奏はフランス・クリダ。
華麗なるロンド S.152
同じくフンメルやチェルニーの影響を抜けきれていない習作的ショウピースで、主題が「ピアノ協奏曲 (第3番) S.125a」へ転用されている。1824年作。
【関連作品】
アダージョ・ノン・トロッポ S.151a
「華麗なるアレグロ S.151」の序盤とほぼ同じもの。およそ1824年作。この初期の作品は以前不完全な形でしか残されていなかったが、近年自筆譜が発見され、ハワードが完全な形で録音できた。
超絶技巧練習曲 第7番 英雄 S.139/7
オクターブが印象的な英雄的行進曲。
演奏はラザール・ベルマン。
協奏曲 (変ホ長調) S.125a
リストが出版せずにお蔵入りにしたピアノ協奏曲で第1番、第2番と同様に単一楽章。この作品の自筆譜は以前は「ピアノ協奏曲 第1番 S.126」のために書かれた初期の譜面の一部だと誤解されていたが、ジェイ・ローゼンブラット教授が別の作品だと断定したもの。通称「ピアノ協奏曲 第3番」と呼ばれている。この作品の譜面を再現するためにローゼンブラット教授はモスクワ、ワイマール、ニュルンベルクに散らばっていた自筆譜をかき集め、さらに写譜家による写譜も使用して再現した。
演奏はスティーヴン・メイヤーの独奏、タマーシュ・ヴァーシャリの指揮するロンドン交響楽団。
● 楽譜紹介
新リスト全集の楽譜では今回ご紹介した楽曲は以下のものに収録されています
・8つの変奏曲 (創作主題による) S.148
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・ロッシーニの(エルミオーネの)主題による7つの華麗なる変奏曲 S.149
・ロッシーニとスポンティーニの主題による華麗なる即興曲 S.150
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・華麗なるアレグロ S.151
・華麗なるロンド S.152
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それではみなさま良い一日を
