【技術練習曲】フランツ・リストのピアノ曲紹介
この記事では技術練習曲を紹介します。音楽作品ではなく、指のエクササイズです。
技術練習曲 S.146
リストは技巧の鍛錬のみを目的とした「技術練習曲 S.146」を1868年に作り始め、1871年に完成させた。全68曲。鑑賞用ではない。以下の巻分けはシューベルト版によるもので、全曲網羅はされていない(ここでのシューベルトとは出版社の名前)。新リスト全集版で初めて全曲収録された。原題は「Technische Studien」で、Studien(英語でいうstudies)は音楽用語では練習曲だが、研究という意味もあるので「技術研究」と訳してもよいかもしれない。
第1巻
手の位置を安定させたまま各指の強化と独立性の練習。それと和音の練習曲。
第2巻
長短調スケールのための予備練習。
第3巻
3度と6度のスケール練習。アルペッジョまたは分散スケール練習。
第4巻
半音階の訓練。反進行のスケール練習。(反進行とは例えば右手が上昇する時、左手は下降するような左右対称な動き)
第5巻
様々な運指による3度、4度、6度の連打。平行と反進行の3度の練習。4度と6度の練習。
第6巻
3度重音、6度重音による長音階、短音階、半音階。
第7巻
様々な運指による6度和音のスケール練習。3度重音と6度重音のアルペッジョまたは分散スケール練習。長音階、短音階のオクターブスケール練習。
第8巻
分散オクターブ。分散オクターブのスケール練習。和音練習曲。3度、6度、4度、オクターブを織り交ぜて。
第9巻
減七の和音。手の位置を安定させる練習。アルペッジョまたは分散和音
第10巻
様々な運指による全長短調の分散和音スケール練習。
第11巻
様々な運指による3度と6度のアルペッジョ。
第12巻
様々な運指によるオクターブ練習。和音練習。
ハワードによるトレモロ伴奏を伴う跳躍
リストのピアノ作品全集を録音したレスリー・ハワードは技術練習曲全曲はさすがに録音しなかったが、例外的にこの第62番「トレモロ伴奏を伴う跳躍 S.146/62」は音楽的で収録する価値があると判断した。ちなみにこの曲集を全曲録音するとなるとCD6枚分になるだろうとハワードは予想している。
● 楽譜紹介
新リスト全集の楽譜では今回ご紹介した楽曲は以下のものに収録されています
・技術練習曲 S.146 第1番~第30番
・技術練習曲 S.146 第31番~第57番b
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・技術練習曲 S.146 第57番a~第68番
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それではみなさま良い一日を
