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forestkanoko
開拓者の夏休み|詩
トウモロコシの青い葉
大きく膨らんだ空豆
風が渡る家庭菜園の畑を
僕らの甲高い笑い声が突き抜けていく
夏の風に開かれた窓から
遊びに夢中な笑い声の四重奏
勝った負けたとテレビゲームに興じて
畑の向こうに寝そべる白い犬
間の抜けた声で鳴くのは交ぜて欲しいからか
でもお前なんかじゃ役不足だ
本気の僕らはセミみたいに
死に物狂いで翅を鳴らしているのだから
眩しい夏の太陽には目もくれず
僕らはゲームに真剣だった
海や公園で朝から晩まで遊ぶのと同じように
下手くそなら大笑いして
すごいプレーに大興奮して
僕らは僕らの記録更新に挑んでいた
そうさ僕らは開拓者だったのさ
何粒あるかもわからない
巨大なトウモロコシにかじりついていた
情報なんて何もない
理不尽な難しさにも挫けない
一歩ずつ前に進む骨太のフロンティア精神に満ちていた
敗者の手から次の手へと
コントローラーが回される
悔しがりながらも次にバトンを回していく
誰に気兼ねすることなく
楽しければ笑えばいい
悔しければジタバタすればいい
僕らはゲームで学んだのさ
辛抱強く取り組むことも
目一杯楽しんだ者勝ちだってことも
夏の風に僕らの笑い声が聞こえる
2024/7/21
