Ep85 スペイン 🇪🇸セビーリャ・マドリード旅 【5日目】公園散歩とプラド美術館
夫の仕事でフランスに1年間滞在することになった、mitakoの話
3月中旬に、8泊9日でスペインのセビーリャとマドリードを訪れました。
イスラム建築の宮殿が残るセビーリャと、私の大好きな画家の一人、ヒエロニムス・ボッシュの作品が複数あるマドリード。今回はこの二つの都市を巡ります。
旅の記録として、スペイン旅の思い出を少しずつ投稿していきたいと思います。
今回は5日目【スペイン 🇪🇸セビーリャ・マドリード旅 【5日目】公園散歩とプラド美術館】です。
4日目はこちらからご覧ください。
5日目は14時にプラド美術館を予約していたため、午前中は体力をセーブモードで観光しました。
エル・レティ―ロ公園
この日は朝から晴れていたので、プラド美術館近くのエル・レティーロ公園へ散歩に行きました。マドリードはフランスよりも少し肌寒く、春の花の景色は少なめでしたが、日が差すと暖かく気持ちが良かったです。公園中央にある池は、ボートを楽しむ人々で賑わっています。

ベンチに腰掛け、風景を眺めながら午前中は自然に癒される時間を過ごしました。公園の近くにある凱旋門「アルカラ門」は1778年に建てられたそうで、パリの凱旋門よりも古いそうです。
公園散歩の後は、軽めのランチとしてチキンのサラダをいただきました。(たくさん食べると午後の美術鑑賞に支障が出るので、控えめのランチです。)
プラド美術館
さて、いよいよプラド美術館へ入館します。入口はそれほど混んでおらず、事前予約したチケットを提示しスムーズに入ることができました。
館内は撮影禁止のため、展示作品を写真に残すことができません。その分、しっかりとその美しさを目に焼き付けます。
ヒエロニムス・ボッシュとフェリペ2世について
今回のスペイン旅の一番の目的であるヒエロニムス・ボッシュの作品は、このプラド美術館に5点収蔵・展示されています。現存するボッシュの作品は約20点と言われるうちの5点がプラド美術館にある理由は、所蔵する作品のほとんどがスペイン王家のコレクションであるためです。スペイン王であったフェリペ2世はボッシュの作品を大変好み、収集していたそうです。さらに、フェリペ2世は初期フランドル絵画も好きだったようで、ローヒル・ファンデル・ウェイデンやメムリンクの作品も豊富に展示されています。これにはネーデルラント地方が16世紀にスペイン王家の統治下にあったという政治的背景も影響しているようです。
つまり、私はフェリペ2世と“推し仲間”ということですね。
ヒエロニムス・ボッシュの展示作品
ボッシュの作品は一つの部屋にまとめて展示されていました。鑑賞することができたのは下記の作品です。
・快楽の園
・東方三博士の礼拝
・干し草車
・七つの大罪
・愚者の石の切除
長年の夢であったボッシュの作品、特に門外不出の「快楽の園」を実際に目の当たりにしたとき、満ち足りた気持ちに包まれました。それは、大型本で見るのとは全く異なる感覚です。確かに、本で見ると一部はクローズアップされ細かい部分まで見ることができます。しかし、それはあくまでも作品の一部でしかありません。全体を等身大で見ることで、彼の描いた世界観の中に吸い込まれるような感覚に陥ります。一つ一つの小さな白色の点描写が光を反射して光っているように見え、ボッシュがつくり出す不思議な世界観をより一層際立たせ、おどろおどろしいものにしているように感じました。ボッシュが描く作品は、キリスト教的物語や教訓が示されているものが多いのですが、他の宗教作品とはやはり異なる性質を持っているなと改めて感じました。個人的には、フランドル地方の諺を描いた「愚者の石の切除」もお気に入りの作品の一つです。
その他、プラド美術館では前述したフランドルの宗教画やベラスケス、ゴヤなど、ここでは紹介しきれない数の作品が展示してありました。
途中でカフェタイムをはさみつつ、一通り作品を鑑賞しミュージアムショップへ向かいます。
魅惑のミュージアムショップ
美術館のミュージアムショップは私にとってお財布が緩んでしまう場所の一つです。今回オンラインチケット購入時に同時購入したガイドブックを入手するために訪れたのですが、追加でポストカードを購入してしまいました。お会計をしていると、夫が見開き版のカードを見つけ私に勧めてきます。再度レジに並びなおし、3点お買い上げしました。


この日は、疲れ果ててしまったためスーパーで夕食を調達し、ホテルディナーとなりました。
スペイン旅行5日目は、長年の夢であったプラド美術館への訪問が叶った日でありました。日本に帰ったら、巨大なボッシュの画集を眺めながら思い出に浸ることになりそうです。今はプラド美術館のガイドブックを読み、作品を振り返るとともに、ヨーロッパ芸術の流れを理解している途中です。フランス生活を通していくつかの国を旅するうちに、それぞれの国の歴史が見えてきて、さらにそれが芸術様式の流れや流行に影響していることが見えてくると、また違った楽しみ方ができるものですね。
次回【スペイン 🇪🇸セビーリャ・マドリード旅【6日目】考古学博物館・国立図書館】をお届けしたいと思います。
