花びらをーシロクマ文芸部

花びらをちぎる。不安と祈りを込めて。
スキ、キライ、スキ……

不意にしなやかな手が伸びてきて、彼女の手から散りかけの花を奪う。

「そんなこと、必要ないよ」

澄んだ青い瞳が彼女を見つめる。
柔らかなぬくもりが、唇に触れた。

まさに、幸福な時間だった。


#シロクマ文芸部

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