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新しいことを始めるために、旅にでました!


卒業式が終わり、空気に活気がみなぎってきました。
それは桜の蕾が膨らんできたのも、日差しの明るさもあるけれど、何より春休みになって若い人たちが一気に街に増えたからかもしれません。
子どもや若者は、それだけで周りに元気をくれます。

私は、新年度から、地域の古い家を借りて、近所の人が朝ごはんを食べられる食堂を開こうとしています。

私は定年退職の年代です。
同級生たちは、60まで一生懸命働いて更に65を目指したり、
すっぱり辞めて悠々自適を選んだり、介護や孫育の担い手として日々くたくたになっていたり、
いろいろな道を選んでいます。
ウチも夫が65となり、年金を貰える範囲での働き方に変えました。
子育て中心でパートや非常勤ばかりだった私が、その夫と入れ替えにフルで働くなんて予想していませんでした。

おかげさまで健康です。でも、だんだんに目も耳も心許なく、身体のあちこちがイテテテになってきて、
残りの人生の時間が気になってきました。

放課後児童クラブや保育園など子どもの場所で働いてきたので、
子どもたちの朝ごはんの様子がずっと気になっていました。
文科省は「早寝早起き朝ごはん」を推奨しています。
農水省の調査では、小学生の8割は毎日朝食をとっているといいます。
でも、
現場にいて子どもの声を聞くと、
牛乳一杯なら良い方で、チョコを齧り、スナック菓子をつまんだだけで「食べてきた」という子どもも沢山います。
ギリギリまで寝ていたり、家族が忙しかったり、理由は様々です。
食べて来ないのを責めても、この問題の解決にはなりません。
かと言って海外のように朝食を外で食べる習慣は、日本にはまだ無いし、子どもが行けるようなお店も少ない。

だったら私がやろう!と思いました。
どうせなら子どもだけでなく、出勤前の忙しいパパママや、食事が面倒になったお年寄りも、地域の誰もが気軽に寄れて一日を元気にスタートできたらいいんじゃない?!

写真映えするキラキラプレートでも、蘊蓄が並ぶおもてなしの料理でもない、普通の人の普通の朝食。
ちゃんと出汁をとった具沢山の味噌汁とご飯。栄養と季節感のある食材を使い、一緒に食べる人、行ってらっしゃいと送り出してくれる人がいる、安心できる場所になりたいのです。

「くすのきこどもクラブ」と名づけました。くすのきは、時間をかけて巨木になります。材木も実も全部が人の生活の役に立ちます。
何より子どもの葉が出てから親の葉が落ちる「ゆずりは」です。
東京の、品川の、この地域に、
たまたま住み合わせたという地縁の中で、人が支え合って「ゆずりは」していくのもいい。
どこまでできるかはやってみないとわからないけれど、
考えたら楽しくなるような事をやってみたいのです。

始まったらきっと休みどころではないだろうから。
新しいことを始めるために、
気持ちの切り替えとエネルギーチャージのために。 
そうだ、旅にでよう!

なごり雪の東京から沖縄へ、
私は夫と飛行機に乗りました。

飛行機は誘導路を進み、スタート位置に止まり。
さあ、エンジン全開。
ブレーキが外れると、すごい勢いで真っ直ぐに走って走って、
ふわり。
あっ、飛び上がった!

今の私と同じ。
大変だったらおばあちゃんちにご飯食べにおいで!
そう言えるようになる為に。
さぁ、私も飛び立ちます。


(次からは沖縄で出会ったり思ったりしたことをこれから書いていきます。くすのき子どもクラブの準備や様子も書きたいと思います。良かったらぜひ読んでください!)


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