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それでも、クリスマスはやってきた――ある夜の、誇れない話

クリスマス。
個人的には思い出はいろいろある。

せっかく25日当日だし、来年までnoteを続けているかはわからないので、今回は時事ネタに乗ってみようと思う。
ただし、しょうもない話だ。
サムネはかわいく仕上げたが、ここにかわいさは1mmも存在しない。

クリスマス。
今はもう、自分の子どもが主役の日だ。
自分がサンタさんの正体を知ったのはいつだっただろう。
それは覚えていないが、特にショックを受けた記憶もない。

それなりに分別がつく年齢だったのか、
もともと冷めた子どもだったのか。
あるいは、うちの親が頑張ってはくれていたものの、
サンタに頼んだおもちゃはいつもどこかズレていて、
あまり期待していなかったからかもしれない。

親になった今、
子どもにそう思われないよう、リサーチは念入りにしている。
絶対にバレないように、気を遣う。

こういう気持ちだったのだろうか。
親になって、親の気持ちを知る。
たぶん、そんなところだ。



クリスマスの思い出は、
子ども時代だけでなく、大人になってからもいろいろある。

甘いものから、ほろ苦いもの、
いや、極苦いものまで。

コンプラ的にnoteで出せる範囲で、
印象に残っているエピソードをひとつ書いてみようと思う。
……いや、これでもたいがいアウトかもしれないけれど。



あれは大学5年の頃だった。

当時付き合っていた彼女と、
当然のようにクリスマスはデートの約束をしていた。

プレゼントは事前に用意していた。
何を選んだかは覚えていないが、
大学生のバイト代で買える、少し背伸びしたアクセサリーだったと思う。

店も予約し、あとは当日を迎えるだけ。
24日、クリスマスイブが本番だった。

ただ、その頃の私は、
1年ほど前からパチンコにハマっていた。

バイト終わりに1時間でも空きがあればホールへ行き、
学生で時間だけはあったから、行ける日は通い詰めていた。

12月23日。
その日も特に深い理由はない。
デートを豪華にしようとか、そんな殊勝な気持ちもない。

呼吸をするように、ホールに行った。

軍資金は3万円。
バイト代をもらい、支払いやら何やらで削れて、
残っていた最後の3万円だった。

打った機種は、今でも忘れない。
CR魔戒決戦牙王

知っている人はいるだろうか。
牙狼シリーズのライトミドルで、
かなり異色の台だった。

私が牙狼シリーズを打ち始めたのは、
もっと前の話だ。
CR暗黒騎士呀鎧伝
反応できる人がいたら嬉しい。
ただ、その話は長くなるので、またいつかにする。



1万円。
……そううまくはいかないか。
何も熱い演出が出ない。

2万円。
いや、何も起こらない。
これ、抽選してる?
今、無抽選区間か?

2万1000円。
あれ? 今日、何日だっけ?

2万5000円。
ヤバくない? 明日だよな。
どうする? いや、どうする?

2万8000円。
友達に借りるか?
デート代、どう調整する?
……マジでやっちまった。

2万9000円…



29000円。
保留が変わった。
少し騒がしいリーチ。

よし。
当たった。
確変。
続いてる。

結果は、だいたい1万発くらい。

3万円使って、
4万円近く戻ってきた。

安堵が3割。
マジでやっちまった感が6割。
もうやめようが1割。



翌日、何食わぬ顔でデートに行き、
予定通り楽しいクリスマスを過ごした。

当然、彼女には言えない。
ギャンブルを極端に嫌う人だったから、
言っていたら、クリスマスに破局していたと思う。

それ以来、
パチンコに行く回数が減った。
マジメになった。
手をつけてはいけないお金には、手をつけないようになった。

……なんてことができたら、
今もパチンコを続けてはいない。

もちろん25日にも行った。
余ったお金は、きれいになくなった。

少なくとも、当時の私はそんな人間だった。
パチンカスなんて、そんなものだ。
(決めつけと偏見)

もうパチンコなんてしないなんて
言わないよ絶対〜♪



翌年のクリスマスは、
たぶん平和に過ごしたと思う。
正直、あまり覚えていない。

働き始めてからは、普通に仕事だ。

そして、その時の彼女が今の妻です、
……なんてオチもない。

いろいろあって、振られた。

ちなみに今の妻とは、
子どもが生まれるまでは
よく一緒にパチンコに行っていた。



☆最後にはどうにかなるぞ☆
ではない。

☆私は運に恵まれている☆
でもない。

☆若気の至りだぜ、てへ☆
でもない。

たまたま、なんとかなった。
そこに再現性はない。

苦い。
苦いエピソードだ。

クソ野郎の、クソの片鱗。



ちなみに今は小児科で勤務している。
クリスマスは、気持ちいつもより外来が暇だ。

みんな気合いで熱を出さないのか、
出しても我慢しているのか。
小児科が暇なのは、
子どもが元気ということだから、いいことだ。

病棟では、
サンタコスをして小さな何かを配ることもある。
気休めにしかならないが、恒例行事だ。

お腹がサンタな私は、
だいたい選ばれる。



そんなクリスマスも、もう終わりに近い。

これを読んでくれたあなたが、
少しでも穏やかに過ごせていますように。

メリークリスマス🎄

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