見出し画像

【19歳で妊娠したわたしの末路】③彼の裏切り

妊娠について無知だった私は
「どんどんお腹が大きくなっていくのか〜
 重たいのかな…」
程度にしか考えてなかった

でもそんな考えはココアに砂糖を10杯入れた上に
マシュマロを入れてチョコソースをかけるよりも甘かった


まず、妊娠が発覚して間もない頃に当たった壁は
「24時間車酔い生活〜!」のようなつわりだった

食事中の方がいたら大変申し訳ない話なのだが

とにかくずっと車酔いしている感覚で
何を食べても全てをリバースしてしまうのだ

大好物の唐揚げや
これならいけるだろうと食べた苺でさえも
マーライオンのように綺麗に出ていってしまう

最悪だったのが
藁をもすがる思いで飲んだ麦茶でさえも
アウトだった
もう麦にはすがらないと誓った


つわりは人それぞれ違う症状が出るらしいのだが
わたしの場合は吐きつわりだったらしい

おかげで8キロも痩せてしまい
お腹の子は大丈夫か?!と心配になった


そんな心配も束の間
つわり期が終わった瞬間から

フードファイターのような
食欲が復活した

恐ろしいほどに何を食べても全てが美味しい
別人になったように食べまくった

特に好きになったのが
甘ったるいスイーツ

買うお金もなかった上
時間を持て余していたので

失敗を重ねながらも
パティシエを目指すのか!?というほどに
ひたすら自分で作っていた

(暇を持て余した結果、上達したお菓子の写真
ここに至るまでの失敗作は盛りだくさん・・・)

自分で作って食べるって
こんなにも幸せなことだったのか…と

この時の体験と気づきが
後の料理好きへと繋がった




当時は新生活の準備中で
引っ越しをする前だったので
実家にあるわたしの部屋に彼も居候していた

社会人だったのでほとんど家におらず
朝仕事に向かい夜に帰ってくる生活だった

でもある時を境に、
私の実家の車を借りて
職場に通勤したいという話をされた

両親は快く貸してくれて
週の何度かを車で通勤することになった


車通勤の日に帰ってくるのは深夜か朝方


どうしてそんなに遅くなるんだろうと
不思議だったけど
学生にはわからない
社会人の事情があるのだろうと
そっとしておいた



けれど、おかしなことがあった



「クンクンッ」



彼が帰宅した後の車の中から
女性物の香水のような匂いがした


妹のかんちゃんが香水でも買って
車の中に落としたんかな?
と確認してみたけど
そんなことはなかった


それから数日後、
朝帰りしてきた彼の顔を見ると
顎あたり一面がキラキラ光っていた

ラメの入ったアイシャドウのような輝きだった



もしかしたら、、、、



化粧に目覚めたんか(º ロ º )ハッ




そう、この時のわたしは



超がつくほど鈍感でドアホウだった





「そのキラキラのやつは、
 瞼につけたら可愛いかも!」
と軽くアドバイスをしたら
血相変えて洗面所に落としに行っていた


恥ずかしかったんかな?(ちがう)

と思った程度だったけど
その後決定的なことが起こった




「ピロンッ」




彼のスマホからメッセージの受信音が聞こえた

いつもスマホは肌身離さず持っている彼だったが
この時は部屋の机の上に置きっぱなしにして
お風呂に入っていた


そのメッセージがポップアップで表示されて
たまたま視界に入ってきた

見た瞬間に
全身の血がサーッと引いていくのがわかった

血の気って本当に引くんだって
人生で初めて実感した瞬間だった

女性の名前からのメッセージで




「今日は楽しかったね❤️愛してる❤️




いやいやいやいやいや
なんやこれ!!!!
誰やこれ!!!!!
ドッキリかこれ!!!!


超がつくほどの鈍感でドアホウなわたしでも
流石にこれはONNA!の影を疑わずにはいられなかった



彼がお風呂からあがってきたので
開口一番に聞いてみた


「見えちゃったんやけど、
 さっきメッセージ送ってきた人ってだれ?」


焦った様子でスマホのロックを解除して
メッセージを確認してこう言った




「・・・親父」




んんんんんんんなわけあるかあああああああい!!!

当時のわたしは唖然として
何も言い返せなかったが
今になってこう思う


苦しすぎる!苦しすぎるぞその言い訳!!
小学生でももっとマシな嘘つけるんちゃうかぁぁ

しかもなんでそこハートの絵文字やのに
母ちゃんじゃなくて親父やねん!
ほんで親父をなんで女性の名前で登録してんねん!!
NAN!DE!YA!NEN!!!!

関西人の血が騒いでしまうほどに
ツッコミどころが多かった


当時の私は頭が真っ白になったままだったが
これからのためにもすぐに話し合うことにした

家の中で話すと声が聞こえて
家族に心配をかけるので
わたしたちは車の中に移動した



そこからは…

なぜか怒るモード全開だった彼に
恐る恐る質問したら
もっと怒られて
ひどい言葉の数々を浴びせられ
ただただ黙って泣いた




思い出Loverのわたしは
みなさんご察しのように
数々の印象深い思い出を
昨日の出来事のようにお話できる


だけど、不思議なことに
この人生でも一番印象深いであろう
シーンの記憶だけが
すっぽ抜けているのだ


何を言われたか、
相手がどんな表情だったか etc…

思い出そうとしても白い靄のようなものがかかり
思い出せない

ただ、生きてきた中で一番しんどい時間だった

思い出せないからこうして
今を生きられてるのかもしれない



一つだけ覚えていること
というよりも
後悔していることがある

あの時、彼は自分の後ろめたい行為がバレて
史上最強に焦り
自己防衛のような怒り方をしていた

まるでお母さんにイタズラがバレて
怒りながら言い訳をする子どものように…


わたしは、ただただ泣き黙るよりも前に

もっと諭すような言い方ができていれば
相手にもっと歩み寄って話ができていれば
自分の気持ちを的確な言葉で言い表すことができていれば

建設的な会話ができていたのかもしれない


ただのタラレバ話だ

だがこのタラレバは
後に大きく自分を動かしてくれることになる




車での話し合いが終わると
彼は家を出てどこかへ行ってしまった




つづく


$${\scriptsizeこんにちは、みさです}$$
$${\scriptsize読んでくださりありがとうございます}$$
$${\scriptsizeここでは私の過去を順番にお話ししていきます}$$
$${\scriptsize所々しょうもないボケをかましていますので}$$
$${\scriptsizeどうか笑ってやってください}$$
$${\scriptsize手っ取り早く結末が知りたい方は}$$
$${\scriptsize YouTube「ひらさわけ」を見てくれたら嬉しいです}$$

いいなと思ったら応援しよう!