014.【万一のための貯金】が増えない理由
安心で無事な老後を送るために、
「万一に備えて貯蓄をしています。」という言葉の裏側には、心の奥底にある「おそれ」からくる不安が見え隠れしているように感じます。
私たちの日常生活において、このような【不安対策】を動機として行動している場面は驚くほど多いのではないでしょうか。
しかし、この行動のそもそもの出発点が「おそれ」の感情であると気づくと、それが人生に与える影響を考えずにはいられません。
数々の偉人や成功した経営者たちが信じてきたように、この地球にはある種の法則が存在していると言われています。それは「原因と結果の法則」、「鏡の法則」、「引き寄せの法則」、そして「思考は現実化する」などの言葉として語られるものです。
これらの法則によれば、私たちの思考や感情が現実を引き寄せるため、「おそれ」の感情や思いを動機とする行動は、同じ「おそれ」に基づく結果をもたらす可能性が高いと考えられるのではないでしょうか。
お金を使うたびに、「またお金を失う」と感じていませんか。
実は、世の中の幸せなお金持ちの方々のお金の使い方を観察してみると、お金を使うたびに「心が豊かになる」使い方をしています。
これは、お金持ちだからできる訳ではなくて、お金持ちになる前から身に付けていた習慣とも言えそうです。
実際に、お金を支払う時にお財布の中身は(一時的に)減ったとしても、そこにプラス(豊かさ)の感情を持っていることが、幸せのお金持ちとして生きる生き方のコツが隠されています。これはどういうことでしょうか。
例えば、お金を「失うもの」ではなく、「循環させるもの」として捉えています。美味しい食事にお金を使う時、自分や大切な人との楽しい時間を得ることができる。また、その食事を作ってくれた人やその食事ができるまでに関わってくれたさまざまな方々にまで感謝をしています。
どんな体験にも新しい気づきや学びを大切にしていて、お金をつかうことを投資することとしても捉えています。
新しい経験や出会いは自分の成長を感じ、自分自身を高めることができる。
さらには、周りにお金を使うことで、感謝や喜びを共有し、巡りめぐって自分自身も満たされるのです。
そして幸せで豊かな心を持つ人々は、「お金を使うことで世界がより良くなる」と信じています。あなたのお金が、誰かの生活を支え、さらにその人がまたお金を循環させていく。この連鎖を意識することで、使うたびに豊かさを感じることができるのではないでしょうか。
お金は、あなたの価値観を映し出すものです。だからこそ、どんな気持ちでお金を使うかが重要ではないかと思います。
もしも、あなたが1万円札を持っていてそれをタンスにしまえば、ただの「紙切れ」となります。
でも、その1万円で「誰かを豊かにすることができる」と思って手放せたとしたならば、受取った人も、渡した人も豊かになります。そして、その1万円がまた次の人へ渡り、巡りめぐってもしも100人の人に手渡されていけた場合、「紙切れ」になるはずだった1枚の1万円札が「100万円」以上の価値をもたらしてくれるのではないでしょうか。

「不安対策」――これは、人が「安心」を求めて老後を安心して暮らすために必要なことであり、決して悪いことではないと信じられるかもしれません。
例えば、「病気にならないための運動」と「健康を維持するための運動」という言葉の違いに気づくことはできますか?あなたはどちらを選びますか。
前者は、病気になる「おそれ」を前提とした不安対策であり、後者は与えられた肉体の「健康」を維持するという希望を基にしています。
この二つは言葉としては非常に似ていますが、本質的には異なるものです。この言葉の違いを理解することがとても重要です。
このようにすべての価値基準が「不安」が動機なのか、「愛・夢・希望」が動機なのかの違いで未来の方向性が変わるのではないでしょうか。
貯蓄も「旅行へ行くための貯蓄」、「夢を叶えるための貯蓄」というふうに前向きなプラスの感情で始める方が貯まる確率は高いということになりそうです。
まずは、豊かさを感じながらお金を循環させていくイメージを持ちながら、お金を使ってみてください。
何かの商品が欲しいと思ってお金を支払う時、その商品やサービスがあなたにとって「同等かそれ以上の価値」があることを忘れないでください。
例えば、あなたが一万円で指輪を買うとします。その指輪は、あなたにとって一万円と「同等かそれ以上の価値」があるからこそ、購入を決断するのです。
つまり、一万円のお金は一時的に財布から旅立ちますが、「指輪」という一万円の価値を同時に手にしているということ。
何も失っていないのです。このように、お金を使うときは循環と価値交換の視点を持つことでも、より豊かな気持ちになれるではないでしょうか。
※2025/1/7の記事でも、もう少しだけ詳しく【思考】と【現実化】について書かせていただいております。もしよければこちらもご覧ください。
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