第2話:新参者への理不尽。パートグループからの陰湿な嫌がらせ
【タイトル】
大人のイジメに負けない。3ヶ月限定の派遣だった私が「自分専用マニュアル」を作った理由(第2話)
【本文】
「離婚して、自分の力で生きていく」
そう心に決めて飛び込んだのは、3ヶ月短期の派遣の仕事でした。同期の派遣は私を含めて7人。
しかし、配属された職場で待っていたのは、張り詰めた完全アウェイの空気でした。
その職場を牛耳っていたのは、ベテランのパートグループ。
彼女たちは、新しく入った派遣の「男性陣」には優しく仕事を教えるのに、私たち「女性陣」が仕事を聞いても「知らない」と冷たくあしらい、教えてくれません。毎日、自分から進んで挨拶をしても、返ってくるのは冷たい無視でした。
さらに嫌がらせはエスカレートしていきます。
社員さんから残業を頼まれても、パートグループが連携して、私が頼まれた仕事を取り上げてしまうのです。でも、私はそこで怒ったりしませんでした。
「パートさんがやってくれるなら、ラッキー!早く帰れるしね」と楽観的に捉え、社員さんに状況だけを報告して、サッと帰宅していました。
たまに社員さんからお菓子やアイスの差し入れがあった時も、私達に聞こえるように「派遣は要らないよね。○○ちゃん今日は何食べる?」と大人げない有り様でした。
「あんな嫌み言われてまで食べたいなんて思わないよね。食べたきゃ自分で買うわ…」
社員さんにはお礼のみ伝え、差し入れに手を付ける事はありませんでした。
ある時、他部署への応援(手伝い)の要請がありました。本来はパートと派遣で平等に行くべき仕事です。しかしパートグループは「そんなの派遣に行かせればいいんだよ!なんで私たちが!」と社員さんに猛抗議。強く言えない社員さんは、申し訳なさそうに私に「行ってほしい」とお願いしてきました。
私は「少しでもお金が稼げるなら、どこでも行きますよ!」と笑顔で引き受けました。
実はこの行動が、後にたくさんの他部署の人たちと繋がるきっかけとなり、私の未来を大きく良い方向へ変えていくことになるのです。
ーーー
意地悪なパートグループは、嫌な仕事を私に押し付け、自分たちはいつも同じ作業ばかりをしていました。
しかし気付けば、私の方が「色々な仕事をこなせる人」として、次々と新しい業務を振られるようになっていたのです。
「どうせ3ヶ月でいなくなる身だし」と思いながらも、私は負けませんでした。
初めて触る特殊な作業も絶対にミスをしないよう、必死にメモを取り、自分だけの【専用マニュアル】を作り上げました。
そんなある日、会社から予想もしない言葉をかけられます。
「koharuさん、うちでパートにならない?」
人間関係は最悪な職場だけど、上層部は私の仕事振りをしっかり見て評価してくれていたのです。嬉しかったですし、「これも何かの縁、ここでしっかり長期で働いて、離婚への足がかりにしよう」と決断しました。派遣仲間には「こんな最悪な会社、やめときなよ」と心配されましたが、一刻も早く自立したかった私は、パートになる契約を結びました。
ーーー
私が派遣からパート(同じ立場)になったことを、イジメの中心メンバーが喜ぶはずもありません。無視や嫌がらせはさらに激しくなりました。
完全な孤立無援の中、私の心の支えになったのは、午後から出勤してくる新しい派遣の仲間たちでした。彼女たちと仲良くなれたことで、なんとか息ができていました。
しかし、ギスギスした人間関係は徐々に仕事にも悪影響を及ぼすようになります。
「このままこの部署にいたら、心がすり減ってしまう……」
限界を感じた私は、ついに「部署異動」を申し出ました。
この話が、当時の熱血な所長の耳へと届きます。
所長にこれまでの経緯をすべて話した結果、なんと、特にタチの悪かったイジメの主犯格2人と私、そして所長と社員が立ち会う形での「直接対決の話し合い」が行われることになってしまったのですーー。
(第3話へ続く)
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願いします。頂いた貴重なチップはクリエイターとしての更なる向上の為の活動費に使わせていただきます✨😌✨