【読書感想】「笑うマトリョーシカ」を読んで
こんにちは。ドイツのミュンヘン在住miraです。
現在日本に一時帰国中です。
お越しいただきありがとうございます♪
台北から関空までの機内で読み始めた早見和真さんの「笑うマトリョーシカ」を読み終えました。
紀伊國屋のリンクはこちら🔗
ドラマ化されていたのでご存知の方も多いでしょうか。
私はドラマは未視聴ですが、原作とドラマはけっこう違うというレビューを目にした事があります。
原作は418ページあり、なかなか読み応えがありました。
2021年の作品で、もう4年前になるんですね。(ドラマは昨年)
47歳で若き官房長官となり、総理への階段を駆け上がる男は、周囲を魅了する輝きを放っていた。「彼が誰かの操り人形だったら?」そう感じた女性記者が、背景を探ると、関係者の不審死、同級生の秘書や家族らの怪しい関係性が浮上し―。代議士を操ろうとする人物は誰なのか?心の闇に迫るミステリー長編。
本心が全く見えない「空っぽ」の男、清家一郎を陰で操り政治家に仕立て、そして官房長官まで上り詰めさせたのは果たして誰なのか…!?
「マトリョーシカ」の1番芯の中で笑っているのは…!?
一味変わったミステリーで続きが気になって仕方なかったです。
物語は清家一郎が官房長官に就任するタイミングで道上香苗のインタビューを受ける「現在」の場面をプロローグとして始まり、第一部の高校時代から順に主に清家一郎以外の人物目線で語られていきます。
一郎の視点が極端に少ない構成により、読者にとっても本当に清家一郎という人物がまるで実態のない人間かのように感じられて、それが物語ラストの恐ろしさにより効いてくるんだと思います。
読み進めながら、陰で操っているのはこの人か、と思ったら実はこっち、と思ったら…とどんでん返しばっかりで。ラストはいわば最も恐ろしい終わり方。秀逸でしたね。
政治家の世界は全く知らないけれど、本当にこんなに何から何まで演じきっているのでしょうか…?
国民へのパフォーマンスはもちろんあるんだろうけど、身近な人たちに対しても完璧に演じられるってなかなかないと思います。それだけ一郎を取り巻く人たちはこの人を自分色に染め上げたいと支配欲を駆り立てられていくわけですね。
ドイツ在住の私としては作中でヒトラーやハヌッセンといったドイツの歴史人物たちが割と重要なキーワードとして登場していたのがなんだか嬉しかったです。ハヌッセンについてはこの作品で初めて知りました。ヒトラーにもブレーンがいたのだなぁと、興味深いです。
ドラマを視聴した方もきっと原作は原作として楽しめるのではないでしょうか。
気になった方はぜひ読んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
またお会いしましょう♪Tschüss!
毎日note更新中✍️
他にもドイツ暮らしやドラマ感想などについても綴っています。
いつもスキやコメント、フォローありがとうございます♡とっても励みになります☺️
ミュンヘンから台北までの機内ではこちらを読み切りました。
子連れフライトは大変です…
本記事はAmazonアソシエイト・プログラムに参加しています。
いいなと思ったら応援しよう!
応援していただけるととっても嬉しいです♡
書籍代としてありがたく、大切に使わせていただきます!!