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Balancer入門③:v2の新機能(アセットマネージャー、シングルアセットLP)とブーストプール

アリス:「ウサギ先輩、こんにちは!前回Balancerの基本的な仕組みやBALトークン、そしてガバナンスについて教えていただいて、BalancerっていうDEXがすごく面白いって分かりました!でも、先輩がチラッとおっしゃっていた『Balancer v2』っていうのは、一体何がそんなにスゴイんですか?なんだか秘密兵器がたくさん隠されていそうな響きです!」

ウサギ先輩:「やあ、アリスちゃん!今日も元気いっぱいで素晴らしいね。ふふん、良いところに気がついたじゃないか。Balancer v2はね、まさにBalancerがスーパーサイヤ人に覚醒したような、ものすごいパワーアップを遂げたバージョンなんだ。v1も画期的だったけど、v2はそれを遥かに凌駕するほどの革新的な機能がてんこ盛りなのさ!今日は、そのBalancer v2が誇る秘密兵器の数々を、このウサギ先輩が特別に、そして分かりやす~く解説してあげよう!DeFiの進化の最前線、しっかりついてくるんだよ!」

アリス:「わぁ!スーパーサイヤ人!なんだかワクワクします!Balancer v2の秘密、早く知りたいです!」

ウサギ先輩:「よーし、その意気だ!それじゃあ、アリスちゃんと一緒に、Balancer v2の驚くべき新機能の世界へ、レッツ・ダイブだ!」


Balancer v2とは?~進化の核心は「柔軟性」と「効率性」の極致!~

ウサギ先輩:「さて、アリスちゃん。まずBalancer v2が何を目指して進化したかというと、それはずばり『柔軟性の向上』『資本効率の最大化』なんだ。v1のBalancerも、複数のトークンを自由に組み合わせて流動性プールを作れるという点で、他のDEXとは一線を画す存在だったけど、v2はそれをさらに超えるための工夫が凝らされているんだよ。」

アリス:「へぇ~!柔軟性と資本効率ですか。具体的には、どんなところが新しくなったんですか?」

ウサギ先輩:「大きな変更点として、まず『シングルボールト・アーキテクチャ』の導入があるね。これは、Balancer v2の心臓部とも言える重要な仕組みなんだ。」

アリス:「シングルボールト…?なんだか強そうな金庫みたいですね!」

ウサギ先輩:「その通り!このシングルボールトは、全てのBalancer v2プールのトークンを一箇所で管理する巨大な金庫のようなものなんだ。v1では、各プールがそれぞれ独立してトークンを管理していたんだけど、v2ではこのボールトがまとめて面倒を見るようになった。」

アリス:「一箇所で管理するメリットって何なんですか?」

ウサギ先輩:「いい質問だね!最大のメリットは、ガス効率の大幅な向上さ。複数のプールをまたいで取引する時や、トークンを預けたり引き出したりする時のガス代が、v1に比べてずっと安くなったんだ。これは、トークンの移動がボールト内で完結することが多くなったからなんだよ。」

アリス:「ガス代が安くなるのは嬉しいです!それから、プールのロジックとトークン管理が分離されたって聞きましたけど…?」

ウサギ先輩:「そうなんだ。シングルボールトのおかげで、プールが行う計算(価格決定ロジックなど)と、実際にトークンを保管・移動する処理が切り離された。これによって、新しい種類のプールを開発しやすくなったり、より複雑な取引戦略を実行しやすくなったりと、開発の自由度が格段に上がったんだ。」

アリス:「なるほど!基盤がしっかりしたから、その上に色々な新しい機能が乗せやすくなったんですね!」

ウサギ先輩:「まさにその通り!そして、その新しい機能の代表格が、これから紹介する『アセットマネージャー』、『シングルアセットLP』、そして『ブーストプール』なのさ。これらはBalancer v2の目玉機能と言っても過言ではないよ。」

新機能①:アセットマネージャー(Asset Managers)~眠れる資産を起こす魔法使い!~

アリス:「アセットマネージャー!なんだか凄腕の資産管理人さんみたいで、カッコいい名前ですね!」

ウサギ先輩:「ふふん、その名の通りさ、アリスちゃん。アセットマネージャーは、流動性プールの中にある、取引に直接使われていない『アイドル資産』(つまり遊んでいる資産)を、外部のDeFiプロトコルなどで賢く運用して、追加の利回りを生み出してくれる魔法使いのような存在なんだ。」

アリス:「えっ!?プールに預けているお金が、勝手に別の場所でも働いてくれるんですか?」

ウサギ先輩:「そういうこと!例えば、流動性プールにたくさんのステーブルコインが預けられていて、その一部がすぐに取引で使われる予定がないとするじゃないか。そんな時、アセットマネージャーがその余剰資金を、自動的にAaveやCompoundといったレンディングプロトコルに貸し出して利息を稼いだり、Yearn Financeのようなイールドアグリゲーターと連携して最適な運用を行ったりするんだ。」

アリス:「わぁ!それって、流動性を提供している人は、取引手数料に加えて、さらにレンディングの利息とかももらえるってことですか?」

ウサギ先輩:「その通り!まさに一石二鳥、いや、取引手数料、レンディング利息、そして場合によってはBALトークンの報酬も合わせると一石三鳥にもなる、とっても賢い仕組みなんだ。これによって、預けられた資産の資本効率が劇的に向上するというわけさ。」

アリス:「プールに預けておくだけで、お金がもっと効率的に働いてくれるなんて、夢みたいです!どんな資産でもアセットマネージャーを使えるんですか?」

ウサギ先輩:「基本的には、プール作成者がアセットマネージャーの戦略を組み込むかどうかを決定できるんだ。そして、どんな戦略でアイドル資産を運用するかも、そのアセットマネージャーの設計次第。例えば、特定のステーブルコインだけを特定のレンディングプロトコルで運用する、といった細かい設定も可能になるんだよ。」

アリス:「なんだか、どんどんDeFiが賢くなっていく感じがしますね!」

ウサギ先輩:「そうだね。アセットマネージャーは、Balancer v2が提供する『柔軟性』の象徴的な機能の一つと言えるだろう。ただ預けるだけじゃなくて、資産を最大限に活用するという発想が素晴らしいよね。」

新機能②:シングルアセットLP(Single-Asset Liquidity Provision)~インパーマネントロスよ、さようなら?~

アリス:「ウサギ先輩、次に教えてほしいのが『シングルアセットLP』です!LPって、普通は2種類以上のトークンをペアで預けるものだと思ってたんですけど、シングルアセットってことは…1種類のトークンだけでもいいんですか?」

ウサギ先輩:「鋭いね、アリスちゃん!まさにその通りなんだ。従来の多くのAMM型DEXでは、流動性を提供するためには、例えばETHとUSDCのように、2種類以上のトークンを特定の比率で預ける必要があった。そして、アリスちゃんも一度は耳にしたことがあるかもしれないけど、価格変動によって発生する『インパーマネントロス』という、LP提供者にとっては悩ましい問題があったんだ。」

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