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【第350回】 ペーパーウォレットの印刷と保管時の注意点~インク滲み、紙の劣化、火災・水害対策~

アリス:「ウサギ先輩、この前作ったペーパーウォレット、見てください!ちゃんと秘密鍵と公開鍵が印刷されてます!」

ウサギ先輩:「ほう、アリスちゃん、ついに自分だけの宝の地図を手に入れたわけじゃな。ふむふむ、なかなか上手に印刷できたじゃないか。じゃがな、アリスちゃん、ペーパーウォレットは『作るまで』が冒険の終わりじゃない。むしろ、『作った後』からが真の冒険の始まりなんじゃよ。」

アリス:「えっ、そうなんですか? もうこれで安心だと思ってましたけど…。」

ウサギ先輩:「ふふん、甘い甘い! その宝の地図、つまりペーパーウォレットは、ただの紙切れじゃ。インクが滲んで読めなくなったり、紙がボロボロになったり、最悪の場合、火事や洪水で失われたりしたら…どうなると思うかね?」

アリス:「うわぁっ!考えただけでも恐ろしいです!せっかくの私のビットコインが…!」

ウサギ先輩:「そうじゃろ? だからこそ、今回はその大切な宝の地図、ペーパーウォレットを『いかにして守り抜くか』という、とっても重要な冒険に出かけるぞい!インクの滲み、紙の劣化、そして炎や水の試練から、君の資産をどう守るか、このウサギ先輩が秘伝の術を伝授しようじゃないか!準備はいいかな?」

アリス:「はいっ!よろしくお願いします、ウサギ先輩!」


ペーパーウォレット印刷の儀式~最高の紙とインクを選べ!~

アリス:「ウサギ先輩、まず印刷のことなんですけど、どんなプリンターやインクを使えばいいんですか? 普通のコピー用紙じゃダメなんでしょうか?」

ウサギ先輩:「良い質問じゃな、アリスちゃん。ペーパーウォレットの印刷は、まさに『聖なる儀式』のようなもの。細部までこだわり抜くことが、後々の安心に繋がるんじゃ。まずプリンターじゃが、先輩のおすすめは断然レーザープリンターじゃな。」

アリス:「レーザープリンターですか? なぜなんです?」

ウサギ先輩:「それはな、レーザープリンターは『トナー』という粉末状のインクを熱で紙に定着させる方式じゃから、インクジェットプリンターで使われる液体のインクに比べて、水濡れによる滲みに強く、紫外線による色褪せも起こりにくいんじゃ。高温や湿気にも比較的強いとされておるぞ。」

アリス:「なるほど! 水に濡れても字が滲んじゃったら大変ですもんね。もしインクジェットプリンターしか持ってなかったら…?」

ウサギ先輩:「うむ、その場合は『顔料インク』を使うことを強くおすすめするぞ。染料インクよりも耐水性・耐光性が格段に向上するからの。ただし、それでもレーザープリンターほどの耐久性は期待できないかもしれん。そして、インクはできるだけ純正品で高品質なものを選ぶことじゃな。ケチってはいかんぞ。」

アリス:「はい! 紙はどうでしょう? やっぱり特別な紙がいいんですか?」

ウサギ先輩:「その通りじゃ。そこらへんのペラペラの紙では心許ない。まず、高品質な『中性紙』、あるいは公文書などにも使われる『長期保存用紙』を選ぶのが基本じゃ。酸性の紙は時間とともに黄ばんだり、ボロボロになったりしやすいからの。」

アリス:「中性紙…メモしておきます!」

ウサギ先輩:「さらにじゃ、『耐水紙』『合成紙』(ユポ紙なんて呼ばれるものもある)も非常に有効じゃ。これらは水濡れによるインク滲みや紙自体の破損を防いでくれる。破れにくく、耐久性にも優れておるぞ。最近ではレーザープリンター用、インクジェット顔料インク用、どちらにも対応した耐水紙もあるから探してみると良いじゃろう。そして、できるなら少し厚手の紙を選ぶと、物理的な強度が増して安心じゃな。」

アリス:「耐水紙に厚手の紙…なんだか最強のペーパーウォレットができそうです!」

ウサギ先輩:「うむ。そして印刷品質も重要じゃ。文字、特に秘密鍵やQRコードがくっきりと鮮明に印刷されていることを必ず確認するんじゃぞ。少しでも掠れていたり、不鮮明だったりすると、いざという時に読み取れなくなって、泣きを見ることになるからのう。」

アリス:「QRコードが読めなかったら、スキャンもできませんもんね…。」

ウサギ先輩:「そして、最も重要な儀式の一つが『印刷環境』じゃ。ペーパーウォレットの生成ツールを使う時も、印刷する時も、必ずインターネットから完全に切断されたオフラインのパソコンで行うんじゃ。これはマルウェアやウイルスによる秘密鍵の盗難リスクを避けるための鉄則じゃぞ。使うプリンターも、できれば普段インターネットに接続していないもの、あるいは印刷後に内部メモリを完全に消去できるものが望ましい。プリンターのメモリに印刷データが残ってしまう可能性もゼロではないからの。」

アリス:「オフラインで…!徹底してるんですね!」

ウサギ先輩:「資産を守るためには、それくらいの徹底が必要なんじゃ。最後に、印刷は最低でも2部、できれば3部以上行い、それぞれが正確に印刷されているか、QRコードが読み取れるかなどを確認するんじゃ。そして、本当にそのウォレットが機能するかどうか、ごく少額の仮想通貨を送金してテストしてみることを強く推奨する。これで、いざという時に『使えない宝の地図』だった、なんて悲劇を防げるからの。」

アリス:「なるほど! テスト送金は大事ですね! これで印刷の儀式は完璧でしょうか?」

ウサギ先輩:「うむ、これで第一関門は突破じゃな。次は、その聖なる印刷物をいかにして守り抜くか、その秘術を伝授しよう!」

紙の守護神となれ!劣化との静かなる戦い~光・湿気・酸化から守る秘術~

アリス:「ウサギ先輩、印刷はバッチリです! でも、紙ってやっぱり時間が経つと黄ばんできたり、なんだか古くなってボロボロになっちゃったりするイメージがあるんですけど…大丈夫なんでしょうか?」

ウサギ先輩:「アリスちゃん、その通りじゃ。紙は生き物ではないが、環境によっては徐々に劣化していくデリケートな存在なんじゃ。だからこそ、我々が『紙の守護神』となって、劣化との静かなる戦いに挑まねばならんのじゃよ。」

アリス:「紙の守護神…! かっこいいです! 具体的にはどうすればいいんですか?」

ウサギ先輩:「まず、紙の最大の敵の一つが『光』、特に紫外線じゃ。直射日光はもちろん、部屋の蛍光灯の光でさえ、長時間当たり続けると紙やインクの劣化を早めてしまう。だから、ペーパーウォレットは遮光性のあるファイルや封筒、専用の容器に入れて保管するのが基本じゃ。」

アリス:「日光や蛍光灯もダメなんですね。暗いところに隠しておかないと…。」

ウサギ先輩:「次に警戒すべきは『湿度』『温度』じゃ。高温多湿な場所はカビやシミの原因になったり、紙がふやけてしまったりする。逆に乾燥しすぎても紙が脆くなることがある。理想は、温度と湿度の変化が少なく、涼しくて暗い場所、いわゆる『冷暗所』じゃな。」

アリス:「押し入れの奥とかでしょうか…?」

ウサギ先輩:「うむ、場所選びも重要じゃ。さらに、目には見えにくい敵として『酸化』がある。空気に触れ続けることでも、紙は徐々に劣化していくんじゃ。これを防ぐためには、ペーパーウォレットを密閉できる袋に入れるのが有効じゃ。例えば、食品保存用のジップロックのような袋でも良いし、より完璧を期すなら『真空パック』にするのも一つの手じゃ。あるいは、後で話す水害対策にもなるが、『ラミネート加工』を施すのも酸化防止に役立つぞ。」

アリス:「真空パックですか! お肉みたいですね! ラミネート加工は、よくお店のメニューとかで見るアレですよね?」

ウサギ先輩:「そうじゃ。ラミネート加工は紙をプラスチックフィルムで挟み込むことで、空気や湿気から守ることができる。ただし、ラミネートする機械の熱でインクが変質しないか、事前にテストプリントで試してみるのが賢明じゃな。特に家庭用の安価なラミネーターは温度調整が難しい場合があるからの。」

アリス:「なるほど、ラミネートも万能じゃないんですね。」

ウサギ先輩:「最後に、『物理的な保護』も忘れちゃいかん。ペーパーウォレットは折り曲げられたり、破れたり、何かの液体で汚れたりする可能性がある。それを防ぐために、硬質のカードケースに入れたり、プラスチック製のスリーブに入れたりするのも良いじゃろう。とにかく、雑に扱わず、丁寧に保管することが肝心じゃ。」

アリス:「光、湿気、温度、酸化、そして物理的なダメージ…紙を守るのって、意外と大変なんですね。」

ウサギ先輩:「そうじゃな。じゃが、これらをしっかり対策することで、ペーパーウォレットの寿命を格段に延ばすことができるんじゃ。まさに、守護神の務めじゃな!」

炎と水の試練!ペーパーウォレットを災害から守る鉄壁の守り~火事と水害への備え~

アリス:「ウサギ先輩、光や湿気からの守り方は分かりました! でも、もっと怖いのが災害です…。もし火事が起きたり、洪水で家が水浸しになったりしたら、紙でできてるペーパーウォレットは燃えちゃったり、びしょ濡れで読めなくなっちゃったりしますよね…?」

ウサギ先輩:「うむ、アリスちゃんの言う通り、火災や水害はペーパーウォレットにとって最大の脅威の一つじゃ。まさに『炎と水の試練』じゃな。じゃが、この試練を乗り越えるための鉄壁の守りも存在するんじゃ。」

アリス:「本当ですか!? 教えてください!」

ウサギ先輩:「まず『火災対策』じゃが、最も推奨されるのは『耐火金庫』または『耐火バッグ』の利用じゃ。耐火金庫は、一定時間、高温に耐えられるように設計されておる。家庭用の手頃なものから、業務用の頑丈なものまで様々じゃ。耐火バッグは、金庫より手軽じゃが、耐火性能は製品によって異なるから、よく確認することが重要じゃ。」

アリス:「耐火金庫! それなら燃えずに済みそうですね!」

ウサギ先輩:「そうじゃな。ただし、完璧ではないことも覚えておく必要がある。火災の規模や金庫の性能によっては、内部の温度が上昇し、紙が変質する可能性もゼロではない。だから、より安全性を高めるためには、先ほど話したようにペーパーウォレットを複数印刷し、地理的に離れた場所にある複数の耐火設備に分散して保管するという方法もある。例えば、自宅の耐火金庫と、信頼できる親族の家の耐火金庫、あるいは銀行の貸金庫(契約内容によるが)などじゃな。一箇所が被災しても、他の場所が無事であれば資産を守れるというわけじゃ。」

アリス:「分散保管…! リスクを分けるんですね!」

ウサギ先輩:「次に『水害対策』じゃ。これは耐火金庫とセットで考えるのが良い。多くの耐火金庫は防水性能も備えておるが、完全ではない場合もある。そこで、ペーパーウォレットを密閉性の高い防水ケースや防水バッグに入れてから、耐火金庫に保管するのがより確実じゃ。もちろん、ラミネート加工も有効な水濡れ対策じゃな。」

アリス:「耐火と防水、両方考えるんですね!」

ウサギ先輩:「そうじゃ。そして、基本的なことじゃが、保管場所はできるだけ高い場所を選ぶことじゃ。万が一の浸水リスクを少しでも減らすためじゃな。床に近い場所や、地下室などは避けるべきじゃ。」

アリス:「確かに、水は低いところに溜まりますもんね。」

ウサギ先輩:「火災と水害、どちらの対策も、『絶対に大丈夫』ということはない。じゃからこそ、複数の対策を組み合わせ、リスクをできる限り低減させることが重要なんじゃ。例えば、ラミネート加工したペーパーウォレットを防水バッグに入れ、それをさらに耐火バッグに入れて、耐火金庫に保管する、といった具合じゃな。」

アリス:「そこまですれば、かなり安心できそうです!」

ウサギ先輩:「うむ。備えあれば憂いなし、じゃな。これで炎と水の試練にも立ち向かえるはずじゃ!」

見えざる敵との攻防!盗難・紛失を防ぐ究極の隠れ家~物理セキュリティとデジタル暗号化~

アリス:「ウサギ先輩、災害対策はバッチリです! でも、もう一つ心配なのが…誰かに盗まれたり、どこに置いたか忘れちゃったりすることです。ペーパーウォレットって、結局は紙切れだから、簡単になくなっちゃいそうで…。」

ウサギ先輩:「ふむ、アリスちゃんの懸念はもっともじゃ。災害という目に見える脅威だけでなく、『見えざる敵』、つまり盗難や紛失との攻防もペーパーウォレット管理の重要なポイントじゃ。究極の隠れ家を見つけ、守りを固めねばならん。」

アリス:「究極の隠れ家…! どこにあるんでしょうか?」

ウサギ先輩:「まず物理的な保管場所じゃが、銀行の貸金庫は一つの選択肢じゃな。厳重なセキュリティで守られておる。あるいは、自宅に鍵付きの金庫(耐火金庫とは別に、盗難防止を主目的としたもの)を設置するのも良いじゃろう。とにかく、第三者が容易にアクセスできない場所に保管することが肝心じゃ。」

アリス:「貸金庫かぁ…なんだか本格的ですね。」

ウサギ先輩:「次に重要なのは『秘密の保持』じゃ。ペーパーウォレットの存在自体や、その保管場所を他人に軽々しく話してはならん。たとえ信頼している相手であっても、情報がどこから漏れるか分からんからのう。」

アリス:「うん、秘密にしておきます!」

ウサギ先輩:「そして、ここからが少し高度な技じゃが、ペーパーウォレット自体に『デジタルな鍵』をかける方法がある。それが『BIP38暗号化』と呼ばれるものじゃ。これは、ペーパーウォレットの秘密鍵を、君が設定したパスフレーズで暗号化するという技術じゃ。このパスフレーズがなければ、たとえペーパーウォレットが盗まれたとしても、中の秘密鍵を読み取ることはできんのじゃ。」

アリス:「ええっ!紙に印刷したものを暗号化できるんですか? すごい!」

ウサギ先輩:「そうじゃ。ただし、そのパスフレーズは絶対に忘れてはならんし、ペーパーウォレットとは全く別の場所に、これまた安全に保管する必要がある。パスフレーズを忘れたら、君自身も資産にアクセスできなくなってしまうからのう。まさに諸刃の剣じゃ。」

アリス:「パスフレーズの管理も重要なんですね…。」

ウサギ先輩:「そして、やはりここでも『複数コピーの作成と分散保管』は有効じゃ。もし一部を紛失してしまっても、他のコピーがあれば資産を失わずに済む。ただし、コピーが増えれば増えるほど、管理の手間と盗難のリスクも増える可能性があるので、バランスが重要じゃな。」

アリス:「コピーの数も悩みどころですね。」

ウサギ先輩:「最後に、どんなに完璧に保管したつもりでも、定期的にペーパーウォレットの状態を確認することを忘れてはならん。数年に一度でも良いので、印字が薄れていないか、紙が劣化していないか、保管場所は安全か、などをチェックするんじゃ。もし劣化が見られるようであれば、新しいペーパーウォレットに資産を移し替えることも検討する必要がある。」

アリス:「定期健診みたいなものですね!」

ウサギ先輩:「その通りじゃ。見えざる敵との戦いは、油断大敵じゃからのう。」

ウサギ先輩の警鐘!ペーパーウォレットの限界と引き出し時の心得~過信は禁物じゃぞ!~

アリス:「ウサギ先輩、色々な対策を教えてもらって、ペーパーウォレットって本当に安全なんだなって思いました! これで私のビットコインは絶対に大丈夫ですよね!」

ウサギ先輩:「アリスちゃん、その自信は素晴らしいが、ここで一つ、ウサギ先輩から『警鐘』を鳴らさせてもらうぞ。ペーパーウォレットは確かにオフラインで保管するため、オンラインハッキングのリスクは極めて低い。じゃが、『絶対に安全』というものは、この世に存在せんのじゃ。」

アリス:「え…そうなんですか?」

ウサギ先輩:「うむ。これまで話してきたように、ペーパーウォレットには物理的な脆弱性が常につきまとう。紙の劣化、火災、水害、盗難、紛失…どんなに対策をしても、リスクをゼロにすることはできん。この『ペーパーウォレットの限界』を常に意識しておくことが重要じゃ。過信は禁物じゃぞ。」

アリス:「はい…心に刻みます。」

ウサギ先輩:「じゃからこそ、多くの専門家は、ペーパーウォレットだけに頼るのではなく、他の保管方法と組み合わせてリスクを分散することを推奨しておる。例えば、普段使いの少額は利便性の高いソフトウェアウォレットに、大きな資産はセキュリティの高いハードウェアウォレットに、そしてそのハードウェアウォレットの究極のバックアップとしてペーパーウォレットを利用する、といった具合じゃな。」

アリス:「ハードウェアウォレット…ですか。また新しいのが出てきましたね!」

ウサギ先輩:「それについては、また別の冒険で詳しく話そう。今は、ペーパーウォレットから資産を『引き出す時』の心得を伝授する。これがまた、非常に重要な局面なんじゃ。」

アリス:「引き出す時…使う時ってことですよね?」

ウサギ先輩:「そうじゃ。ペーパーウォLETから資産を引き出す、つまり送金するためには、そこに印刷された秘密鍵を何らかの形でオンラインのウォレットソフトウェアに入力する必要がある。この瞬間が、オフラインの砦からオンラインの世界へ秘密鍵が顔を出す、最も危険な瞬間なんじゃ。」

アリス:「オンラインに入力する時に狙われる可能性があるんですね…。」

ウサギ先輩:「その通りじゃ。入力するパソコンやスマートフォンが、キーロガー(キーボード入力を盗み見るマルウェア)などのウイルスに感染していたら、秘密鍵は一瞬で盗まれてしまう。じゃから、秘密鍵を入力する際は、絶対に信頼できる、クリーンなデバイスと、安全なネットワーク環境を使用しなければならん。公共のWi-Fiなどは論外じゃ。」

アリス:「うわぁ、そこまで気をつけないといけないんですね。」

ウサギ先輩:「そして、もう一つ重要な原則がある。それは、『一度オンラインで秘密鍵を使ったペーパーウォレットは、安全性が低下したとみなし、再利用しない』ということじゃ。もしウォレットにまだ資産が残っている場合は、速やかに新しいペーパーウォレットを作成するか、他の安全なウォレットに全額移動させるのが鉄則じゃ。」

アリス:「一度使ったら、もうそのペーパーウォレットは終わりなんですね…。」

ウサギ先輩:「そう考えた方が安全じゃ。秘密鍵は、一度でもオンラインに晒されれば、どこかでコピーされている可能性を否定できんからの。ペーパーウォレットは、そのシンプルさゆえに奥が深い。その特性と限界をよく理解し、賢く使うことが肝心じゃぞ。」

アリス:「はい、ウサギ先輩! ペーパーウォレットとの付き合い方が、よく分かりました!」

ウサギ先輩のちょっと一息コラム:伝説の『ビットコイン埋蔵金』とペーパーウォレットの悲喜こもごも

さて、ここでウサギ先輩から、ちょっと面白いお話をしようじゃないか。ペーパーウォレットの保管がいかに重要か、そして時には悲劇を、時には喜劇を生むか、そんなお話じゃ。

諸君は、イギリスのジェームズ・ハウエルズ氏という人物を知っておるかな? 彼はずいぶん昔、まだビットコインがほんの僅かな価値しかなかった頃にマイニングをして、7500BTC以上をハードディスクに保存しておったそうじゃ。じゃが、ある時、そのハードディスクをうっかりゴミとして捨ててしまったんじゃ! 今の価値で言えば…おっと、計算するのも恐ろしい金額じゃな!

彼は今でも、そのハードディスクが埋められているであろうゴミ処理場の発掘許可を市議会に求め続けておるそうじゃ。まさに現代の『ビットコイン埋蔵金伝説』じゃな。これはペーパーウォレットの話ではないが、物理メディアで大切なデータを保管するという点では、我々にとっても大きな教訓じゃろう?

ペーパーウォレットにまつわる都市伝説も、まことしやかに囁かれておる。例えばじゃな、昔々、あるおじいさんが、価値が上がることを期待してビットコインをペーパーウォレットに印刷し、古い百科事典の間に挟んでおいたそうじゃ。数年後、そのビットコインがとんでもない価値になっていることを知った孫が、家中を探し回ったが見つからず…諦めかけた頃、古本屋で偶然その百科事典を見つけ、中からペーパーウォレットを発見! 一躍億万長者になった…なんて話じゃ。まあ、これはウサギ先輩の創作もちょっぴり入っておるかもしれんがの、ふふふ。

逆に、ペーパーウォレットを印刷した紙を、うっかり子供がお絵かきに使ってしまったり、シュレッダーにかけてしまったり、なんて悲劇も実際にあったかもしれん。どんなに頑丈な金庫も、どんなに優れた暗号技術も、『人間自身のうっかり』の前には無力なこともあるんじゃ。

ここで一つクイズじゃ! 「ペーパーウォレットを印刷する時、インクジェットプリンターの染料インクと顔料インク、どっちが水濡れに強いと言われているかな?」 … …… ……… 正解は、顔料インクじゃ! 覚えておったかな?

ペーパーウォレットは、そのシンプルさゆえにドラマを生む。ある人にとっては夢のチケットとなり、ある人にとっては永遠に失われた宝となる。諸君のペーパーウォレットが、どうか後者にならぬよう、このウサギ先輩は切に願っておるぞ。保管場所は、本当に、本当に、よーく考えて決めるんじゃぞ! そして、たまにはその存在を思い出してあげるんじゃ。忘れられた宝の地図ほど、悲しいものはないからのう。

まとめ

アリス:「はぁ~、今日の冒険もすごく勉強になりました! ペーパーウォレットって、ただ印刷すればいいってもんじゃなくて、印刷の仕方から保管場所、災害対策、盗難対策まで、本当に色々なことを考えないといけないんですね。なんだか、自分だけの秘密の宝物を守る騎士になった気分です!」

ウサギ先輩:「うむ、アリスちゃん、その意気じゃ! ペーパーウォレットの管理は、まさに『自己責任』という言葉が最も重くのしかかる領域の一つじゃ。じゃが、それを乗り越えてこそ、真の仮想通貨の冒険者と言えるじゃろう。」

アリス:「はい! 今日教えてもらったこと、全部リストにして、しっかり対策します! これで私のペーパーウォレットも、きっと安全なはずです!」

ウサギ先輩:「うむ、その調子じゃ。じゃがな、アリスちゃん、一度対策したからといって油断してはならんぞ。環境は変化するし、新しい脅威が出てくるやもしれん。常に情報をアップデートし、自分の資産を守る意識を持ち続けることが大切じゃ。今日の学びが、アリスちゃんと、そしてこの記事を読んでくれている読者諸君の、大切な資産を守る一助となれば、このウサギ先輩も嬉しい限りじゃ。」

次回予告

アリス:「ウサギ先輩、ペーパーウォレットの守り方はバッチリです! でも、紙で保管するのって、使う時にちょっと手間がかかるなって思いました。もっと手軽で、普段から使いやすい魔法のサイフって、ワンダーランドにはないんですか?」

ウサギ先輩:「ほう、アリスちゃん、なかなか鋭いところに気がついたな。確かにペーパーウォレットは究極の守りの一つじゃが、日常使いにはちょいと不便かもしれん。じゃが安心せい、ワンダーランドには、もっと手軽で、デジタル世界の冒険にピッタリな魔法のサイフもたくさん存在しておるぞい!」

アリス:「本当ですか!? やったー!」

ウサギ先輩:「次回は、その名も『ソフトウェアウォレット』! スマートフォンやパソコンに入れて使える、便利なデジタルのサイフの世界を探検しに行こうじゃないか! アリスちゃんの冒険は、まだまだ始まったばかりじゃ! 次回、『アリスとウサギ先輩の仮想通貨ワンダーランド冒険記~ゼロから学ぶ1000の扉~』、お楽しみに!」

☕ 冒険の心得コーナー ☕

アリス:「ウサギ先輩! 今日のお話もすっごく面白かったです! なんだか、この記事を読んでいたら、私も仮想通貨を買ってみたくなっちゃいました!」

ウサギ先輩:「おっと、アリスちゃん、その気持ちはよく分かるよ。でも、焦りは禁物だ。この冒険記は、あくまで不思議の国の仕組みを知るための『地図』みたいなものさ。『宝の地図』じゃないんだ。」

アリス:「宝の地図じゃない…?」

ウサギ先輩:「そう。これは『ここでコインを買いなさい』なんていう投資のアドバイスをするものでは決してないんだ。投資っていうのは、自分自身でよーく勉強して、失っても生活に困らないお金の範囲で、自分の判断と責任でするものなんだよ。そこを間違えると、ワンダーランドで迷子になっちゃうからね。このお約束は、絶対に守ってほしいな。」

アリス:「はい、わかりました! 自分の責任で、ですね! でも、もしこの記事の情報が間違っていたらどうしよう…って、ちょっと心配にもなりました。」

ウサギ先輩:「良いところに気がついたね、アリスちゃん。このウサギ先輩も、できるだけ正確な情報をお届けしようと頑張っているけど、この世界は変化が光の速さだからね。情報が古くなったり、勘違いしたりすることもあるかもしれない。だから、もし読者のみんなの中で『あれ? ここの情報、ちょっと違うかも』って気づいた人がいたら、ぜひ優しく教えてくれると助かるんだ。みんなでこの冒険記を、もっと素敵なものに育てていきたいからね!」

アリス:「みんなで作る冒険記なんですね! なんだか素敵です!」

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