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【第14回】見抜け!偽札作りの巧妙な手口と、お札に隠された秘密の技術

割引あり

アリス:「ウサギ先輩、こんにちは!この前ニュースで、偽札が見つかったって話を見たんです。お札って、本物とそっくりな偽物を作る人がいるんですね…なんだか怖いです。」

ウサギ先輩:「やあ、アリスちゃん。それはまた、穏やかじゃない話に興味を持ったね。確かに偽札は、社会の信用を揺るがす悪い魔法みたいなものさ。でもね、アリスちゃん、偽札を作る悪い魔法使いがいる一方で、それを打ち破るための、もーっと強力な『守りの魔法』がお札にはかけられているんだよ。ふふん、このウサギ先輩にかかれば、その秘密も丸わかりさ!」

アリス:「守りの魔法、ですか?なんだかワクワクします!偽札って、そんなに簡単に見破れないものなんですか?そして、本物のお札にはどんな秘密が隠されているんですか?」

ウサギ先輩:「いい質問だね、アリスちゃん!今日は、その『偽札作りの巧妙な手口』と、それに対抗する『お札に隠された驚きの秘密技術』について、一緒に冒険してみようじゃないか。この話を知れば、君がお財布に入れているお札を見る目が、きっと変わるはずだよ!」

アリス:「はい!ぜひ教えてください、ウサギ先輩!」


偽札作りの歴史と巧妙な手口

ウサギ先輩:「さて、アリスちゃん。まずは敵を知ることから始めようか。偽札作りの歴史は、実はお金の歴史と同じくらい古いんだよ。」

アリス:「ええっ、そんなに昔からあるんですか?」

ウサギ先輩:「そうなんだ。昔はね、お札を手で描いたり、簡単な印刷機で刷ったりする、まあ、今から見れば可愛らしいレベルの偽札が多かった。絵心のある人なら、ちょっと頑張れば作れちゃったかもしれないね。」

アリス:「手描きですか!なんだか想像がつきますけど、それじゃあすぐにバレちゃいそうですね。」

ウサギ先輩:「その通り。でもね、科学技術が進歩すると、偽札作りの手口もどんどん巧妙になっていくんだ。例えば、家庭用のカラーコピー機やスキャナ、高性能なプリンターが登場したことで、素人でも以前よりずっと精巧な偽札が作れるようになってしまった時期もあるんだよ。」

アリス:「わぁ…それは大変ですね。じゃあ、今の偽札はもっとすごいんですか?」

ウサギ先輩:「ふむ、残念ながらその通りだ。プロの偽造団が作る偽札となると、話は全く別次元になる。彼らは、本物のお札に使われている特殊な紙やインク、高度な印刷技術を模倣しようと、あらゆる手段を尽くすんだ。」

アリス:「特殊な紙やインク…?お札って、普通の紙じゃないんですか?」

ウサギ先輩:「おっと、それは後のお楽しみだ。とにかく、プロの偽造団は、オフセット印刷や凹版印刷といった専門的な印刷技術を悪用したり、時には国家レベルの技術を持つ組織が関与しているなんて噂もあるくらいさ。まるでスパイ映画の世界だね。」

アリス:「なんだか怖いお話になってきました…。私たち一般の人が、偽札を見分けることなんてできるんでしょうか?」

ウサギ先輩:「もちろん、完璧に見抜くのは難しいかもしれないけれど、気をつけるべきポイントはいくつかあるよ。まず、手触り。本物のお札は、独特のハリとコシがある。偽札はペラペラだったり、逆に妙にゴワゴワしていたりすることがあるんだ。次に、透かし。お札を光に透かすと、肖像画などがはっきり見えるよね。偽札の透かしはぼやけていたり、印刷でごまかしていたりすることが多い。そして、ホログラム。キラキラ光って模様が変わる部分だね。偽札のホログラムは、輝きが鈍かったり、角度を変えても変化が少なかったりする。もし『あれ?このお札、ちょっと変だな?』と思ったら、無理に使おうとせず、銀行や警察に相談するのが一番だよ。」

アリス:「手触り、透かし、ホログラムですね!覚えておきます!」

お札に隠された驚きの偽造防止技術

ウサギ先輩:「さて、ここからが本番だ!悪い魔法使いの挑戦に対して、お札の守りの魔法がいかに強力か、その秘密を解き明かしていこうじゃないか!」

アリス:「はいっ!どんな魔法が使われているのか、とっても気になります!」

見て触ってわかる!お札の表面的なガードマンたち

ウサギ先輩:「まず、アリスちゃんもさっき言っていた『透かし』。これは『すき入れ』とも言って、紙を漉く段階で模様を漉き込む技術なんだ。日本の紙幣なら、福沢諭吉さんや野口英世さんの肖像画が、光にかざすとハッキリと見えるよね。あれは、紙の厚さを部分的に変えることで、濃淡を作り出しているんだ。印刷ではなかなか真似できない、伝統的だけど強力な技術だよ。」

アリス:「なるほど~!だから光に透かすと見えるんですね!」

ウサギ先輩:「次に、『凹版印刷(おうはんいんさつ)』。これは、インクを版の凹んだ部分に詰めて、高い圧力をかけて紙に転写する印刷方法だ。インクが紙の表面に盛り上がって印刷されるから、指で触るとザラザラとした感触があるんだ。日本の紙幣だと、肖像画の部分や『日本銀行券』という文字、額面の数字なんかに使われている。この独特のインクの盛り上がりは、カラーコピーでは絶対に再現できないんだよ。」

アリス:「確かに、お札の絵の部分って、ちょっとボコボコしてる気がします!」

ウサギ先輩:「その通り!そして、キラキラ光る『ホログラム』。日本の紙幣だと、一万円札や五千円札には帯状のホログラムが付いているね。見る角度を変えると、桜の模様や『10000』という数字が浮かび上がったり、色が変化したりする。この複雑な光学効果は、偽造が非常に難しい技術の一つさ。千円札にも、傾けると見る角度によって色が変化するパールインキを使った模様があるよ。『パールインキ(光沢インキ)』と言って、特定の角度でピンク色の光沢が見えるんだ。」

アリス:「ホログラム、大好きです!キラキラしていて綺麗ですよね。あれも偽造防止だったなんて!」

ウサギ先輩:「そう、見た目の美しさだけじゃないんだ。これらの技術は、私たちが日常的にお札を手に取ったときに、『おや?』と気づくための最初の防衛ラインなんだよ。」

特殊な光で正体を現す!秘密のインクと繊維

ウサギ先輩:「さて、次はちょっと特別な道具を使うとわかる秘密技術だ。」

アリス:「特別な道具、ですか?」

ウサギ先輩:「うん。例えば、『紫外線発光インキ』。これは、普段は目に見えないけれど、ブラックライトのような紫外線を当てると、特定の模様や文字が鮮やかに光り出すインクなんだ。日本の紙幣だと、表の『日本銀行総裁』の印章の部分などが、オレンジ色に光るようになっている。偽札だと、この特殊なインクまで再現するのは非常に難しいのさ。」

アリス:「へぇ~!ブラックライトで光るなんて、なんだか探偵みたいですね!」

ウサギ先輩:「ふふん、まだまだあるよ。今度は『赤外線インク』。これは、赤外線カメラを通してみると、ある部分は見えなくなり、別の部分は濃く見える、といった特殊な性質を持つインクなんだ。人間の目には同じように見えても、機械にはその違いがわかる。これも高度な偽造防止技術の一つだね。」

アリス:「赤外線まで!お札って、思った以上にハイテクなんですね!」

ウサギ先輩:「さらに、紙自体にも仕掛けがある。『発光繊維』といって、紙を漉く段階で、紫外線を当てると光る特殊な短い繊維を混ぜ込んでいるんだ。だから、ブラックライトでお札全体を照らすと、ポツポツと光る繊維が見えるはずだよ。これも、普通の紙では真似できない特徴だね。」

アリス:「紙に繊維が混ぜ込んであるんですか!すごいです!」

肉眼では見えないミクロの世界の守護者たち

ウサギ先輩:「アリスちゃん、虫眼鏡は持ってるかい?もし持っていたら、お札をよーく見てごらん。もっと小さな世界の秘密が見えてくるよ。」

アリス:「虫眼鏡ですか?うーん、今はないですけど…どんな秘密なんですか?」

ウサギ先輩:「例えば、『マイクロ文字』。これは、肉眼ではほとんど点や線にしか見えないくらい、とーっても小さな文字なんだ。例えば、一万円札の福沢諭吉さんの肖像の背景や、連続する模様の中なんかに、『NIPPON GINKO』という文字が繰り返し印刷されている。こんな小さな文字は、普通のコピー機では潰れてしまって、正確に再現することはほぼ不可能さ。」

アリス:「えええっ!そんな小さな文字が書いてあるんですか!?全然気づきませんでした!」

ウサギ先輩:「それから、『潜像(せんぞう)』という技術もある。これは、お札を特定の角度に傾けると、それまで見えなかった文字や模様が浮かび上がってくる技術だ。例えば、一万円札の額面『10000』と書かれた部分の右下に、角度を変えると『NIPPON』という文字が見えるはずだよ。千円札の額面『1000』の数字の背景には『千円』という文字が隠れている。これは、超微細な凹凸の線で模様を彫ることで実現しているんだ。」

アリス:「傾けると文字が!?今度お札をじっくり見てみます!」

ウサギ先輩:「ぜひ見てごらん。他にも、『深凹版印刷(ふかおうはんいんさつ)』という、凹版印刷をさらに進化させた技術も使われている。これは、非常に細かい線を何本も重ねて模様を描くことで、コピー機では再現できない独特の質感と立体感を生み出しているんだ。触るとザラザラするだけでなく、見た目にも深みがあるのが特徴だよ。」

アリス:「ミクロの世界にも、たくさんの秘密が隠されているんですね…!」

紙そのものにも秘密が!特殊な用紙と製造技術

ウサギ先輩:「アリスちゃん、日本のお札を触ってみて、普通の紙と違うなって感じたことはないかい?」

アリス:「あります!なんだか、普通の紙より丈夫で、ちょっと特別な感じがします。」

ウサギ先輩:「その通り!日本のお札はね、『三椏(みつまた)』という植物の繊維を主原料にして作られているんだ。この三椏は、丈夫でしなやか、そして独特の光沢と風合いがある。普通の紙とは明らかに違うこの質感自体が、偽造を防ぐ一つのバリアになっているんだよ。」

アリス:「みつまた…初めて聞きました。植物から作られているんですね。」

ウサギ先輩:「そうなんだ。そして、ただ特殊な原料を使っているだけじゃない。紙を漉く段階で、機械で読み取るための『すき入れバーコード』を透かしとして入れたりもしている。これは人間の目には見えにくいけど、機械にとっては重要な情報源になるんだ。」

アリス:「バーコードまで透かしで!?」

ウサギ先輩:「さらに、お札の偽造防止技術は、お札そのものだけでなく、それをコピーしようとする機械にも働きかけることがあるんだよ。それが『ユーリオン模様』と呼ばれるものだ。」

アリス:「ユーリオン模様?なんですか、それ?」

ウサギ先輩:「これはね、多くのカラーコピー機や画像編集ソフトに組み込まれている機能で、お札など特定の画像に含まれる小さな円が複数配置されたパターンを検知すると、コピーをできなくしたり、画像に警告を出したりする仕組みなんだ。お札のあちこちに、それと気づかれないように巧妙に配置されている。つまり、コピー機自体が偽札作りに加担しないようにする『自己防衛機能』みたいなものさ。」

アリス:「コピー機が自分で偽札作りを止めるんですか!?賢いですね!」

ウサギ先輩:「ふふん、まさに技術の結晶だろ?これだけたくさんの守りの魔法がかけられているからこそ、私たちは安心してお札を使うことができるのさ。」

世界のビックリ偽造防止技術と未来のお札

ウサギ先輩:「さて、アリスちゃん。日本の紙幣もすごいけど、世界にはもっとビックリするような偽造防止技術を使っているお札もあるんだよ。」

アリス:「えっ、どんなお札なんですか?」

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