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【第206回】 金融庁のお墨付きって何?日本の「暗号資産交換業者」ライセンスの秘密

アリス:「ウサギ先輩、こんにちは!この前、ニュースで『金融庁に登録された暗号資産交換業者』っていう言葉を聞いたんですけど、それって何だかすごそうですよね?金融庁のお墨付きって、一体どういうことなんですか?」

ウサギ先輩:「おっと、アリスちゃん、今日も良いところに気がついたね!その『金融庁のお墨付き』というのはね、私たちがこの不思議な仮想通貨ワンダーランドを安全に冒険するための、とっても大事な『安心の印』みたいなものなんだ。ふふん、このウサギ先輩が、その秘密を解き明かしてあげようじゃないか!」

アリス:「わぁ、本当ですか?ぜひ教えてください!なんだか、特別な許可証みたいでドキドキします!」

ウサギ先輩:「その通り!まさに特別な許可証、いや、冒険者のための『ギルド公認の証』みたいなものかな?さあ、今日はその『暗号資産交換業者ライセンス』の謎に迫る冒険に出発しよう!」

そもそも「暗号資産交換業者」ってどんなお仕事?

アリス:「ウサギ先輩、まず『暗号資産交換業者』さんって、一体どんなお仕事をしているんですか?なんだか難しそうな名前ですけど…お店屋さんみたいなものなんですか?」

ウサギ先輩:「ふむふむ、アリスちゃんの言う通り、分かりやすく言えば、仮想通貨の世界の特別な『お店屋さん』『両替屋さん』、そして時には『金庫番』のような役割を担っているんだ。具体的にはね、こんなお仕事をしているんだよ。」

ウサギ先輩は、人差し指を立てて説明を始めた。

ウサギ先輩:「まず一つ目は、『暗号資産の売買』だね。これは、アリスちゃんが日本円でビットコインを買ったり、持っているイーサリアムを日本円に換えたりするお手伝いをしてくれることさ。一番イメージしやすいお店屋さんの役割だね。」

アリス:「なるほど!お金と仮想通貨を交換してくれるんですね!」

ウサギ先輩:「その通り!そして二つ目は、『暗号資産同士の交換』。例えば、アリスちゃんが持っているビットコインを、別の種類の暗号資産、そうだな…例えばリップルに交換したい、なんて時にも対応してくれるんだ。」

アリス:「へぇー!仮想通貨同士でも交換できるんですね!便利!」

ウサギ先輩:「三つ目は、それらの売買や交換の『媒介・取次ぎ・代理』。これは、直接お店の人が売買するんじゃなくて、買いたい人と売りたい人の間に入って、取引がスムーズに進むようにお手伝いするイメージだね。市場の仲介人みたいなものさ。」

アリス:「ふむふむ、なんだかオークションの司会者みたいですね!」

ウサギ先輩:「良い例えだね、アリスちゃん!そして四つ目が、とっても重要な『暗号資産の管理』、いわゆるカストディ業務ってやつだ。これは、アリスちゃんが買った暗号資産を、安全な金庫で預かってくれるサービスのこと。自分で金庫を用意するのが大変な人にとっては、とっても頼りになる存在だよ。」

アリス:「わぁ、金庫番までしてくれるんですね!でも、どうして『交換業』っていう名前なんですか?」

ウサギ先輩:「良い質問だね!それはね、このお仕事の中心が、やっぱり法定通貨(日本円とかドルとか)と暗号資産を『交換』したり、暗号資産同士を『交換』したりすることだからさ。まさに、価値と価値を繋ぐ『交換』のプロフェッショナル、というわけだね!」

なぜ「お墨付き」が必要なの?~ライセンス制度が生まれた背景~

アリス:「ウサギ先輩、そもそもどうして国のお墨付き、つまりライセンスが必要になったんですか?昔はなくても大丈夫だったんですか?」

ウサギ先輩:「うーん、それはね、この仮想通貨ワンダーランドがまだ生まれたばかりの頃、ちょっとした『無法地帯』みたいなところもあったからなんだ。誰でも自由にお店を開けたんだけど、その分、ルールも曖昧で、時には悪いことを考える人も出てきてしまったんだよ。」

アリス:「えぇっ!そうだったんですか…怖いですね。」

ウサギ先輩:「うん。特に大きなきっかけになったのが、2014年に起きたマウントゴックス事件だ。当時は世界最大のビットコイン取引所だったんだけど、たくさんのビットコインが盗まれてしまって、多くの利用者が大きな損害を被ったんだ。まさに、ワンダーランドを揺るがす大事件だったのさ。」

アリス:「ひえぇ…そんなことがあったんですね。私のお小遣いがなくなっちゃったら、泣いちゃいます…。」

ウサギ先輩:「そうだよね。だから、『これではいけない!冒険者(利用者)のみんなをちゃんと守らなくては!』ということで、国が動き出したんだ。そして、2017年4月に『改正資金決済法』という法律が施行されて、日本で暗号資産交換業を行うには、金融庁・財務局への登録、つまりライセンスが必要になったのさ。これは世界でもかなり早い取り組みで、日本の先見の明を示すものだったとも言えるね、ふふん!」

アリス:「なるほどー!利用者を守るために始まったんですね!」

ウサギ先輩:「それだけじゃないんだ。もう一つ大きな理由があって、それはマネーロンダリングテロ資金供与対策、略してAML/CFTというやつだ。悪い人たちが、仮想通貨を悪いことにお金が使われないように、取引の透明性を高めて、怪しい動きがないかチェックする必要が出てきたんだ。これも国際的なルールで、日本もしっかり対応しているってわけさ。」

アリス:「うーん、なんだか難しいお話ですけど、悪いことに使われないようにするのも大切なんですね。」

ウサギ先輩:「その通り!だから、このライセンス制度は、無法地帯だった仮想通貨の世界にしっかりとした『ルール』『安心』をもたらすための、大きな一歩だったんだよ。ちなみに、最初は『仮想通貨』って呼ばれていたんだけど、2020年からは『暗号資産』っていう呼び方に変わったんだ。これも覚えておくと良いかもしれないね。」

金融庁の厳しい目!ライセンス取得は「超難関クエスト」?

アリス:「ウサギ先輩、その金融庁のお墨付き、ライセンスをもらうのって、やっぱり難しいんですか?誰でも簡単にもらえるものじゃないんですよね?」

ウサギ先輩:「おっと、アリスちゃん、核心を突いてくるね!その通り、これはね、まるで伝説の勇者が幾多の試練を乗り越えて聖剣を手に入れるような、『超難関クエスト』と言っても過言ではないんだよ!」

アリス:「えええ!そんなに大変なんですか!?」

ウサギ先輩:「ああ、それはもう大変さ!金融庁の審査は、そんじょそこらのものとはわけが違う。まるで、何重にも仕掛けられた罠をくぐり抜け、知恵と勇気と財力を試されるようなものなんだ。主な試練…いや、登録の要件をいくつか教えてあげよう。」

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