Aave完全ガイド①:貸付・借入の仕組みと対応資産、変動金利と固定金利
アリス:「ウサギ先輩、こんにちは!この前DeFiっていう魔法の金融街の話を聞いて、とってもワクワクしたんです!銀行がなくてもお金を貸し借りできるなんて、本当に不思議ですよね?」
ウサギ先輩:「やあ、アリスちゃん! DeFiの世界に足を踏み入れたんだね。ふふん、その好奇心、ウサギ先輩は見逃さないよ! そう、DeFiには銀行の代わりに、たくさんの面白い仕組みがあるんだ。今日はその中でも特に有名な、『Aave(アーベ)』っていう魔法の貸金庫について教えてあげようじゃないか!」
アリス:「アーベ? なんだか可愛い名前ですね! どんな魔法なんですか?」
ウサギ先輩:「うむ、Aaveはね、仮想通貨を貸したい人と借りたい人を繋げてくれる、とっても便利な場所なんだ。でも、ただの貸金庫じゃない。そこには驚くような仕掛けがいっぱい詰まっているんだよ。さあ、アリスちゃんと一緒に、Aaveの最初の扉を開けてみようか!」
Aaveってどんなところ?~透明な幽霊が紡ぐ金融の未来~
アリス:「ウサギ先輩、まずAaveっていうのは、誰がいつ作ったんですか?なんだか、とっても新しくて不思議な感じがします!」
ウサギ先輩:「良い質問だね、アリスちゃん。Aaveの物語はね、2017年にスタニ・クレチョフ(Stani Kulechov)さんというフィンランドの人が始めた『ETHLend』というプロジェクトが元になっているんだ。」
アリス:「イーサレンド? それはAaveとは違うんですか?」
ウサギ先輩:「そうなんだ。ETHLendはね、貸したい人と借りたい人を直接マッチングさせる、いわば個人間の取引所みたいなものだったんだ。でも、それだと『貸したいけど借り手が見つからない』とか『借りたいけど条件が合わない』なんてことがよくあってね。そこで、もっとスムーズに貸し借りができるように、2020年に大変身したのがAaveなんだよ。」
アリス:「へぇ~、大変身! どう変わったんですか?」
ウサギ先輩:「ふふん、そこがウサギ先輩の解説の見せ所さ! Aaveはね、『流動性プール』っていう大きな仮想通貨の池みたいなものを作ったんだ。貸したい人はこの池に自分の仮想通貨を預けて、借りたい人はこの池から仮想通貨を借りる。これなら、いちいち相手を探さなくても、いつでも貸し借りができるってわけさ。」
アリス:「なるほど! 大きな池があれば、みんな便利ですね! ところで、Aaveってどういう意味なんですか? 可愛い響きですけど。」
ウサギ先輩:「おっと、アリスちゃん、目の付け所がいいね! Aaveっていうのは、フィンランド語で『幽霊』を意味するんだ。ちょっとドキッとするかもしれないけど、これには『透明性がありながらも、どこにでも現れて自由な金融サービスを提供する』っていう想いが込められているそうだよ。まさにDeFiの精神を表している名前だね!」
魔法の貸金庫の仕組み:どうやって仮想通貨を貸し借りするの?
アリス:「幽霊さんの貸金庫…なんだかミステリアスで素敵です! 具体的には、どうやって貸したり借りたりするんですか?」
ウサギ先輩:「よし、じゃあAaveの魔法の仕組みを、もっと詳しく見ていこうか! まずは『貸し手』になる場合だ。」
仮想通貨を貸し出す(供給する)方法
ウサギ先輩:「アリスちゃんがもし、しばらく使う予定のない仮想通貨を持っているとするよね? 例えば、イーサリアム(ETH)とか。それをAaveの流動性プールに預けることで、利息をもらうことができるんだ。」
アリス:「銀行にお金を預けると利息がもらえるのと似ていますね!」
ウサギ先輩:「その通り! まさにそんなイメージだよ。Aaveに仮想通貨を預けると、その証明として『aToken(エートークン)』っていう特別なトークンがもらえるんだ。例えば、DAIっていうステーブルコインを預けたら、aDAIがもらえる。このaTokenはね、預けた元本と、そこから発生する利息の価値をリアルタイムで反映しているんだ。だから、aTokenを持っているだけで、どんどん価値が増えていくってわけさ。」
アリス:「わぁ、持ってるだけで増えるなんて、魔法のチケットみたいですね!」
ウサギ先輩:「ふふん、良い例えだね! そして、貸し手はいつでも自分のaTokenをAaveに返却して、預けた仮想通貨と増えた利息を引き出すことができるんだ。これがAaveで仮想通貨を貸し出す基本的な流れだよ。」
仮想通貨を借りる方法:担保と清算のルール
アリス:「じゃあ、今度は仮想通貨を借りたい場合はどうするんですか?」
ウサギ先輩:「借りたい場合はね、まず『担保』が必要になるんだ。アリスちゃん、質屋さんって知ってるかい?」
アリス:「はい! 大切なものを預けて、お金を借りるところですよね?」
ウサギ先輩:「そうそう! Aaveもそれに似ていて、自分が持っている別の仮想通貨を担保としてAaveに預けることで、借りたい仮想通貨を流動性プールから借りることができるんだ。例えば、ビットコイン(WBTC)を担保にして、USDCっていうステーブルコインを借りる、なんてことができるよ。」
アリス:「なるほど! でも、もし担保にした仮想通貨の価値が下がっちゃったらどうなるんですか?」
ウサギ先輩:「鋭い質問だね、アリスちゃん! そこが重要なポイントなんだ。Aaveでは、借りている金額に対して、預けている担保の価値が一定の割合(これをLTV:Loan to Value、つまり借入限度比率というよ)を超えないように管理されている。もし、担保の価値が下がりすぎて、決められた安全ライン(清算閾値)を下回ってしまうと…」
アリス:「下回ってしまうと…?」
ウサギ先輩:「『清算(リキデーション)』といって、預けた担保の一部または全部が自動的に売却されて、借金が返済されるんだ。これは、貸してくれた人たちのお金を守るための、とっても大事な仕組みなんだよ。だから、借りる時は担保の価値が下がりすぎないように、常に注意しておく必要があるんだ。」
アリス:「うわぁ、清算はちょっと怖いですね…。でも、貸してくれた人を守るためなら仕方ないんですね。」
ウサギ先輩:「その通り。Aaveはみんなが安心して使えるように、そういうリスク管理の仕組みがしっかりしているんだ。ちなみに、借りた人はもちろん、借りた期間に応じて利息を支払う必要があるよ。」
Aaveのユニークな魔法:フラッシュローンと信用委任
ウサギ先輩:「Aaveにはね、他にも面白い魔法があるんだ。その一つが『フラッシュローン』だよ。」
アリス:「フラッシュローン? ピカッと光るんですか?」
ウサギ先輩:「ははは、そんな感じかもね! フラッシュローンは、なんと担保なしで、ものすごーく短期間だけ仮想通貨を借りられるっていう魔法なんだ。どれくらい短いかっていうと、たった一つのトランザクション(取引処理)が完了するまでの間だけ!」
アリス:「ええっ!? 担保なしで? しかも一瞬だけ? そんなの、何に使うんですか?」
ウサギ先輩:「これがね、プロのトレーダーさんとか開発者さんにとっては、とっても便利な道具になるんだ。例えば、ある取引所と別の取引所で同じコインの値段がちょっとだけ違っていた時に、フラッシュローンで大量の資金を借りて、安い方で買って高い方で売る(これをアービトラージっていうよ)、なんてことができる。他にも、担保にしているコインを別のコインに入れ替えたい時とかにも使えるんだ。」
アリス:「なんだか、すごく高度な魔法ですね…!」
ウサギ先輩:「うん、これはちょっと上級者向けの魔法だね。もう一つ、『信用委任(クレジットデリゲーション)』っていう仕組みもあるんだ。これはね、Aaveにお金を貸している人が、自分の貸付枠を『この人なら信用できる!』っていう別の人に委任して、その人が担保なしでお金を借りられるようにできる機能なんだ。まだ新しい試みだけど、DeFiの可能性を広げる面白い仕組みだよ。」
アリス:「へぇ~、信用でお金を貸し借りできるなんて、なんだか未来の銀行みたいですね!」
ウサギ先輩:「ふふん、その通り! Aaveは常に新しい金融の形を模索している、革新的な場所なんだよ。」
どんな仮想通貨を貸し借りできるの?~Aaveの対応資産たち~
アリス:「ウサギ先輩、Aaveではどんな種類の仮想通貨を貸し借りできるんですか? ビットコインやイーサリアムだけじゃないんですよね?」
ウサギ先輩:「もちろんだよ、アリスちゃん! Aaveはね、イーサリアムのブロックチェーンだけじゃなくて、Polygon(ポリゴン)やAvalanche(アバランチ)といった、他の色々なブロックチェーンにも対応しているんだ(これをマルチチェーン対応って言うよ)。だから、本当にたくさんの種類の仮想通貨を扱うことができるんだ。」
アリス:「わぁ、すごい! 例えばどんなコインがあるんですか?」
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