色をつまむ|2026.7
爪先に、ちいさな“幸運”を忍ばせて。
そんな思いをこめて、毎週お届けしている「爪色占い」から、色をつまむような感覚で書いた、ささやかなコラムをぎゅっと集めてみました。
スーパーの安売りで、いちばんあるとうれしいのが、カットパインだ。
もちろん、パイナップルを丸ごと買ったほうが遥かに安いことは、重々承知している。
だが、いかんせん、めんどくさがりのわたしは、パイナップルを解体するのが面倒なのだ。20%オフでも、つい買ってしまう。
ただ、カットパインは汁が漏れやすく、エコバッグまでベトベトになるのだけはいただけない。甘酸っぱい、あのひとくちに辿り着くまでの道のりが遠い。くそう
長年、リネンの似合う人に憧れている。
母はたいへん几帳面な女で、生前、リネンの服をたくさん持っていた。
着終えた服をタライに水を張って手洗いし、皺を伸ばしながら陰干しをする。乾くとすぐにアイロンを当て、しゃりっとした風合いを保つ。その類い稀なる労力を、わたしは嫌というほど見てきたのだ。
ご存知かもしれないが、わたしはいたくめんどくさがりである。あれを、自分がやる気には、どうにもなれない。
店先でリネンの服を見かけるたび、今もずっと、ただ羨ましい。
烏を意味する色が、日本にも西洋にも存在する。
調べてみると、レイブンは「ワタリガラス」のことで、わたしたち日本人が思い浮かべる烏とは、大きさも、尾羽のかたちも、鳴き声までも違うらしい。
烏の鳴き声といえば、やはり「カアカア」という甲高い声だろう。レイブンは、「ゴロゴロ」とガラガラ声で鳴くそうだ。
それはそうと。ハリー・ポッターのレイブンクローの象徴は、実は烏ではなく、鷲なのだという。
一体全体、「烏の鉤爪」はどこへ行った。
「地球は青かった」
この言葉が存在しなければ、名曲「瑠璃色の地球」は生まれなかったのかと、ときどき考える。わたしがこの曲を知ったのは、中学校の合唱の課題曲だった。
ただ実際には、この言葉は意訳されて伝えられているらしい。
ガガーリンが語ったのは、こうだ。
「空はとても暗かった。一方、地球は青みがかっていた」
そうか。漆黒の宇宙空間に浮かぶ、地球の青さを伝えたかったのか。
「爪色占い」は毎週土曜日の夜10時、Instagramにて投稿しています。
ネイルカラーとしてだけでなく、一週間のラッキーカラーとして、お守りみたいに使ってもらえたらうれしいな。
ちいさな幸運を拾いに、ふらりと遊びにきてくださいね。
▶︎ Instagram:@miny0usya
さあ、8月はどんな色に出逢おうか。
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