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2025/05/18(日):鑑賞の条件

 以前から何度か自覚していたことがある。そして今日も久々にその自覚がやってきた。僕は、芸術鑑賞する際、自分で創作した経験がない分野では楽しめない性分である、という自覚だ。ここ最近僕は文章を毎日書いている。それもあってか、他人の文章を読む楽しさが格段にアップした。
「あ、この言葉の後にそうくるのか」
「ここで句点打つんだ」
「この人は情景タイプだな」
「この人は理論ベースだな」
etc…
これが何を意味しているかと言えば、基本的に僕は作品の構造分析を楽しみとしているということ。例えば文学であれば、「楽しい」という言葉自体が持つ印象が第一印象として現れるのではなく、その言葉がどのような文脈で置かれたかとか、なぜその言葉選ばれたかとか、そういう部分に目が向くのである。これは、お笑いを見て分析したがる素人の悪い癖と同類だと思っている。しかしそういう性分だから仕方がないとも思う。

 この文脈で言えば、僕は音楽・文学以外に関しては鑑賞を楽しめないことになってしまう。そしてそれは、あながち間違っていない。美術館に行っても楽しいとか興味深いとか、ポジティブな感情になったことはほとんどない。モネの絵が綺麗だな、ドビュッシーとかラヴェルはこういう絵からインスピレーションを受けたのだな、とか思った程度だ。これはひとえに言って、僕の知識不足が理由であるとも思っている。正直言って、絵をみてただ感じる、ありのままに感じる、直感的に感じる、作品内のリズムを楽しむ、とか言われてもあまりピンとこない。魂が震える感じがない。これはアウトプット方法が異なるとか、僕の経験不足などを踏まえると言っても仕方ないことかもしれない(ただの怠慢・傲慢かもしれない)が、良質な音楽を聞いた時の興奮を他分野の芸術で感じたことが皆無に等しい。今後、他分野における感覚開眼にも注力したいと思う。ややシモの表現で申し訳ないが、要は性感帯の開発と言って差し支えないと思う。精神的な性感帯の開発。人間の拡張性(特に現代においては)を信じていきたい。

 ここからは日記。昨日のライブではとても良いハコを知ることができた。神田駅から徒歩圏内にあるTHE A.I.R BUILDINGという場所だ。店主が非常に面白い方で、ブルースギターと歌が超絶かっこよかった。またそこがホームだというお二人にもお会いして、本当に官能的なドラム・ギター(ベース)を演奏される方々だった。今後ここには足繁く通うことになる気がしている。ネオソウル系のセッションにも積極的に顔を出していきたいと思う。AIの登場によって練習も格段にしやすくなった。とりあえず30曲ほどよく演奏される曲を尋ねてみた。アーティスト名はわかるけど曲目は知らないといったものが大半だったので、ぼちぼち覚えていこうかな。ジャズスタンダードよりは、覚えることに限って言えば楽だと思う。

また明日。

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