なぜ働いても豊かになりにくいのか──「R>G」という資本主義のルール
「毎日一生懸命働いているのに、お金が増えない。」
一方で、資産を持つ人は資産がさらに増えていく。
この違いには、資本主義の仕組みそのものが関係しています。
日本では上位10%が金融資産の約57%を保有
日本では、上位10%の富裕層が国内の金融資産の約57%を保有しているとされています。
もちろん、努力や事業の成功など様々な要因がありますが、「資産を持つ人ほど資産が増えやすい」という構造も大きな理由の一つです。
資本主義を理解するキーワード「R>G」
フランスの経済学者 トマ・ピケティ 氏が提唱した考え方に、
R > G
という有名な式があります。
R(資本収益率)
= 株式・不動産・事業など、資産から得られるリターン
G(経済成長率)
= 給与や経済全体の成長率
歴史的には、
R:約5%前後
G:約1~2%程度
という期間が長く続いてきたとされています。
つまり、
資産から生まれるリターンの方が、経済や所得の成長より速い
ということです。
働くことは大切。でも、それだけでは追いつきにくい。
例えば年間100万円を銀行預金に回したとしても、現在の金利では受け取れる利息はごくわずかです。
一方で、株式などのリスク資産は価格が上下するため利益は保証されませんが、長期的には市場全体が成長してきた歴史があります。
だからこそ、多くの資産家は「余剰資金」を投資へ振り向けています。
富裕層は「お金にも働いてもらう」
富裕層が特別だから資産が増えるわけではありません。
多くの場合、
自分が働く(G)だけでなく、資産にも働いてもらう(R)
という仕組みを持っています。
労働収入だけではなく、
・株式
・投資信託
・不動産
・事業
など、複数の収入源を作る考え方です。
日本の税制にも注目
日本では、給与所得は所得が増えるほど税率が上がる累進課税が採用されています。
一方で、一般的な上場株式等の譲渡益・配当には、一定の税率(制度変更等を除く)が適用されています。
この違いも、多くの人が資産運用を重視する理由の一つと考えられます。
「R」と「G」は対立するものではない
この記事で伝えたいことは、
働くことを否定したいわけではありません。
仕事は生活の基盤であり、自分自身の成長にもつながります。
その上で、
G(労働所得)だけではなく、R(資産所得)も育てる。
この2つを組み合わせることが、資本主義社会では資産形成の選択肢を広げる考え方だと思っています。
最後に
資本主義社会では、
「お金を稼ぐ」だけではなく、「お金に働いてもらう」という視点が重要になります。
だから私は、
G+R
この2つのエンジンを持つことが、将来の選択肢を増やすことにつながると考えています。
投資には価格変動などのリスクがありますが、仕組みを理解し、自分に合った範囲で資産形成を考えることも一つの方法です。
皆さんは「R」と「G」、これからどちらにより力を入れていきたいと思いますか?
ぜひコメントで考えを聞かせてください。
※本記事は市場動向や企業開示資料をもとに情報提供を目的として作成しています。特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断でお願いいたします。
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