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装飾を削ぎ落とした、切なく美しい2分33秒|#本日の一曲 Snazzy "Out Of My Hands"

こんにちは、こんばんは、Minimal Order(ミニマル・オーダー)です。
柔らかく切ない声とlofiなギターだけが鳴っていて、それ以外に何もない曲に出会うと、つい聴き入ってしまいます。本日はそんな一曲のお話


アーティスト紹介

Snazzyは、Curran Van Waarde(カラン・ヴァン・ワード)が米カリフォルニア州エニシタスを拠点に手がける音楽プロジェクト。6年ほど前、Lo-Fiミュージックとして始まり、少しずつソングライティングを深めながらインディーポップへとサウンドを広げてきました。

面白いのは、それとは別に「Moment in Time」という名義も持っていること。そちらではよりアップビートでダンサブルな一面を鳴らしています。


今回の「Out Of My Hands」は、2026年2月にリリースされたEP「Why Not」の収録曲で、共作者としてクレジットされているのはNicolò Bertaglia。
詳しい経歴は確認できていませんが、二人の共作からこの曲の質感が生まれています。


楽曲の音響・構造の描写

かすれた声とギターだけが、そっと絡み合う。
それ以外の装飾はほとんどありません。残響がふわりと広がる中で、ボーカルの息づかいまで聞こえてくるような近さがあります。

制作者としては、この残響の使い方に唸りました。ボーカルを目立たせたいとき、つい音数を足したくなりますが、この曲はギターと声だけで空間を持たせています。

このボーカルがサンプリングなのか、本人の歌唱をそのまま収録したものなのかまでは判別できませんが、どちらであっても質感の作り込み方には迷いがありません。Holly Humberstoneを思わせる、儚げで内省的な質感。切ないのに、美しい。

"Out Of My Hands"というタイトルには、自分の感情がもう自分の手を離れてしまった、というニュアンスが込められているように感じます。


プレイリストに編纂

今回は同楽曲を、Bonaccia Recordsのプレイリスト「Vocal Velvet」に追加しました。うっとりするような声たちを編纂しています。

同じように声の質感を丁寧に描いた一曲として、Chelsea Jordan - "picky choosy" もぜひ。

この連載は、音楽を作りながら「今日いちばん良かった一曲」を書き留めているシリーズです(今日で376曲目)。
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それではまた!


出典

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