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【レポート】2050年、世界の「骨の健康リスク」の半分がアジアに集中するとの予測。失われた”しゃがむ生活”と、見えない危機。

今回は、視座を少し世界に広げ、国際機関が鳴らす「アジアへの静かな警告」、私たちの暮らしに迫っている現代特有の見えない危機についてお話しします。

「自分は大丈夫」
「日本人は昔から骨が丈夫って聞いたことがある」

そう思っている方にこそ、知ってほしい「知らなかった!」がここにあります。

1. 「2050年、世界の骨の健康リスクの50%以上がアジアに集中する」という予測

まず、世界的な専門機関である国際骨粗鬆症財団(IOF)が発表したレポートから、驚きの予測をお伝えします。

現在、世界で最も急速に「超高齢化」が進んでいるのは、日本を含むアジア圏です。IOFのデータ(The Asian Audit)によると、2050年までに、世界中で発生する重大な「骨の健康リスク(トラブル)」の半分以上が、アジア圏に集中すると予測されています。

「1950年には世界の股関節トラブルの26%がアジア周辺で起きていたが、2050年までにはその割合が50%以上にまで跳ね上がると推計されている」

The Asian Audit: Epidemiology, costs and burden of osteoporosis in Asia
(アジアにおける骨粗鬆症の疫学・コスト・負担に関する調査レポート2009 / 英語)
国際骨粗鬆症財団(IOF)

💡(補足:最新レポートでの現実)まさにこの予測の“現在地”を検証するために発表された最新レポート(2025年版)では、この危機がまさに現実化しつつあることが報告されています。

最新データによると、たとえばアジア圏のマレーシアでは、2050年までに深刻な骨の健康リスクを抱える人が現在の「3倍以上(300%以上)」に激増するという具体的な推計も発表され、改めて強い警鐘を鳴らしています。

APCO-IOF Asia Pacific Regional Audit 2025
(アジア太平洋地域における調査レポート 2025年最新版)
国際骨粗鬆症財団(IOF)

「え?でもアジア人は欧米人に比べて、健やかな骨を維持しやすいんじゃなかった?」

そう思った方は、非常にヘルスリテラシーが高い方です。

実はそこには、世界の研究者を悩ませてきた「カルシウム・パラドックス(矛盾)」という現象がありました。

2. かつてアジアを救っていた、2つの「アドバンテージ」

確かにこれまでの統計では、日本を含むアジア圏は、北欧など乳製品を大量に摂取する国々に比べて「カルシウム摂取量が低めであるにもかかわらず、なぜか深刻なトラブルの割合が低い」という謎の現象が起きていました。

その背景には、当時の「暮らし」と「環境」がありました。

  • ① カルシウムを活かす「日光」の環境:豊かな日照に恵まれたアジアでは、戸外で過ごす時間も長く、太陽光からカルシウムの吸収を助ける「ビタミンD」を十分に生成できる環境にありました。

  • ② 「床ベース」の暮らし:畳の上で「しゃがむ」「正座する」「立ち上がる」といった生活スタイルが、日々の何気ない動作の中で、下半身の筋肉やバランス感覚を自然と強化していました。このことは、転倒リスクそのものを軽減していたと考えられます。

つまり、私たちは「日照による恩恵」と「しなやかな筋肉とバランス感覚」という2つの盾で、環境的なカルシウムの少なさをカバーできていたと考えられるのです。

(※ ちなみに「カルシウム・パラドックス」という言葉には、今回の「統計の謎」のほかに、私たちの「体内」で起きるもうひとつの不思議な逆転現象があるのですが……それはまた別の記事で、詳しくお話しします。)

3. 生活の洋風化:「日光」と「しゃがむ生活」、失われた2つの盾

しかし、かつて私たちを守ってくれた環境や暮らしの習慣は、猛烈なスピードで失われてきました。

現代のライフスタイルを振り返ってみてください。

生活が洋風化し、床から立ち上がるという動作が激減しました。たとえば、街中でも家でも「和式トイレ」を見かけることが少なくなったのではないでしょうか。「しゃがんで、立ち上がる」というスクワットのような動作を毎日当たり前に行っていた時代は遠く、今や日常から消え去ろうとしています。

さらに、デスクワークの増加や徹底した紫外線対策によって、日光を浴びてビタミンDを作る機会も驚くほど減っています。

前の記事で取り上げたように、日本では水や土壌に含まれるカルシウムが少ないため、そこで育つ野菜や穀物に含まれる量も少ないという環境があります。(※ 詳しくは下記の記事をご参照ください)

つまり、「もともと摂れるカルシウムが少ない」という環境的な弱点は変わらないまま、それを補っていた「日光」と「しゃがむ生活」という盾だけが消え去ってしまった……!

これこそが、最新のデータが突きつける「アジアの危機」の正体です。

4. 変化する時代だからこそ、以前に増して真剣にカルシウム不足に向き合う必要がある。

生活様式をすべて昔に戻すことや、環境そのものを変えることは、現実的ではありません。

しかし、かつて私たちを自然と守ってくれた盾を失った現代の私たちは、これまで以上に、真剣にこの不足に向き合っていく必要があります。

私たちは、そんな現代社会の課題を解決するために、日本の伝統的な「発酵」の知恵を応用し、毎日の暮らしに無理なく寄り添える新しい形の選択肢を作りました。

私たちの挑戦が、変化する時代を生きるあなたの、これからの健やかな身体を支える一つのヒントになれば幸いです。

2050年の予測は、決して他人事ではありません。年齢に応じたこれからの身体のために。手軽な「数滴習慣」を、今日から始めてみませんか?

次回予告:【カルシウム摂取1,000mgを当たり前にクリアする国々】
次回は、各国のリアルなカルシウム摂取量を徹底比較。日本人の平均摂取量はおよそ500mg前後と言われていますが、世界には平均1,000mg以上を当たり前に摂取している国々があります。この大きな差の背景にある、世界の食文化や環境の違いに迫ります。お楽しみに!

ミネラルZの詳細はこちら
https://www.makuake.com/project/calciumion/

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