ベクトル化とNotebookLMで気づいたこと ― 情報を“分ける”という発想
少し前ですが、自分のAIの理解底上げになればと入手したG検定のテキストを眺めていて「文章をベクトル化する」「Embedding(エンベディング)検索」に出会いました。
文章も質問もベクトル化(数値化)した結果を、「意味の近さが反映される空間」に配置する方法や、そのベクトル表現自体を指す言葉で、「似てる文章を見つける仕組み」です。
ベクトル化は数値化という動作 (料理の例:切る)で、Embedding:その結果のデータや表現 (料理の例:切った野菜)という感じです。
ベクトル検索には強みと弱みがある
強み:言い回しが違っても意味が近ければ拾える
弱み:近すぎるものまで広く拾ってしまう
活用するためには、これらの特徴に影響を受けないように制御する必要があるため、ベクトル検索にメタ情報の内容もあれば、強みと弱みを補いやすいはず、と考えました。
※ちなみに、メタ情報はデータに関する説明情報のことで、
そのデータの特性や属性を説明するメモ的なものです。
例えで理解する
最初は「どういうこと?」と思ったのですが、「英語学習」と「フランス語学習」が近くにある、といった例を見て腑に落ちました。
言語としては異なるものですが「語学を学ぶ」という意味では近い。
ベクトル空間では距離が短くなります。
でも実際に欲しいのは「英語学習」だけの内容の場合に、
ここでメタ情報(対象:英語学習者など)が効いてきます。
似ている情報を拾ったあと、メタ情報で絞る。
この二段構えがあって初めて「混ざらない答え」になるんだと気づきました。
現場での課題
私の職場では、社内Web(Googleサイト)に
サービス情報(問い合わせを含む詳細)をまとめていました。
ただし検索はなく、メニューを何階層もクリックする昔ながらの仕様。
「探すのが手間だから」「どこにあるのか分からない」と
チーム宛に問い合わせが増えてきただけでなく
手間もあり社内Webの更新が滞りやすくなってきてしまったのです。
NotebookLMでの工夫
とにかく手離れよく効率よく運用をしたいので
社内WebサービスをNotebookLMに移行して
自分で探してもらえる情報源に構築しなおすことにしました。
せっかくなので精度の良いものにして、楽をしたい!と
どのように構築するかを試行錯誤。
AIが分析しやすいように、データ記載用テンプレートを作成し
その冒頭にはメタ情報を加えるなどを実施しました。
メタ情報の例としては以下の様な内容です。

実際はもっと詳細ですが、上記画像のようなイメージです。
さらに「名称ゆれ」を統一。
SEOではあえて揺れを残すこともありましたが、
AIに渡す場合は揃えたほうが精度が上がりました。
結果、「別サービスが混ざる」ことが大きく減り、
欲しい答えが返ってくるようになりました。
まとめ
メタ情報を作成することで、「似ているベクトル」にAIが分類しやすくする。これを意識して設計・実装しただけで、NotebookLM回答精度が格段に向上しました。
次回は、(上記とは別の)NotebookLMに毎月データを反映する作業の「業務分解」をテーマにして、誰でもできる分け方のヒントを整理してみます。
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