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sinoayakouri
大人になるほど、相談できない人が増えていく
相談できない、その感覚の正体
誰かに話を聞いてほしいと思った瞬間、スマートフォンを手に取り、連絡先を上から順に眺めて、そのまま何もせずに画面を閉じた経験がある人は、少なくないはずです。
名前はたくさん並んでいます。友人も、同僚も、家族もいる。それなのに「この人に話してもいい」と思える相手が、どこにもいないような感覚になる。
これは孤独の問題ではありません。
むしろ人間関係が増えれば増えるほど起きやすくなる、ある種の逆説です。
学生時代は、もっと軽く話せていた気がします。たいした根拠もない悩みでも、友人の家に上がり込んで、夜中まで話し続けることができた。
それが社会に出た途端、同じようなことができなくなっていく。相手への気遣いなのか、自分を守るための防衛なのか、自分でも区別がつかないまま、気づけば誰にも話せない場所に立っています。
この変化を「大人になったから仕方ない」で片づけてしまうのは、あまりに乱暴だと感じます。何かが変化しているとすれば、それは人格の成熟などではなく、もっと根の深い仕組みのはずです。
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