頭空っぽでツッコミを楽しむ!「モータルコンバット/ネクストラウンド」:レビュー
こんにちは、平日にふらりと映画館へ足を運ぶのが何よりの楽しみのみなくさです。
最近は、ヒューマンドラマや往年の名作を観ることが多い私ですが、「どうにもこうにもくだらない映画」も大好物です!今回は、そんな私のツボを激しく刺激してくれそうな作品を終映ギリギリで観に行きました。
タイトルは、「モータルコンバット/ネクストラウンド」。どうでしょう。頭悪そうな映画ですよね。(←誉め言葉)
「人間界の存亡を懸けた最強決定戦が開幕!」という壮大なストーリーですが、中身は難しいこと一切なし!頭を空っぽにしてバトルを浴びる、いわゆる「脳筋映画」という位置づけで間違いありません(←最大級のほめ言葉)。
日本が誇るスターの配役と、愛すべき「トホホ」な新主役
思い出してみれば、この超B級リブートの1作目には、日本から真田広之さんと浅野忠信さんという、世界で活躍するお二人が主役級でご出演されていました。それだけに、今回の第2弾も非常に期待感を大きくして劇場へ向かいました。
さて、今回の配役を見てみると……。 雷神ライデン役の浅野忠信さんは、今回も準主役級としてしっかり世界観を支えてくれています。一方で、真田広之さんは今回は少し脇に回られた印象。まあ、このお祭り騒ぎのようなストーリーですから、真田さんクラスが毎回主役級で出ずっぱりになるメリットもほぼないのでしょう(笑)。
代わりに今作の主役級として引っ張っていくのが、ジョニー・ケイジというキャラクター。 「ハリウッドにいかにもありそう!」というお名前の、ちょっと落ちぶれたアクションスターという立ち位置です。演じているのはカール・アーバンさんという、私は全く存じ上げない俳優さんだったのですが、この役にふさわしいイイ感じの雰囲気を醸し出していました。この憎めない感じが凄くイイのです。
作中、人間界の窮地を救うためにライデンからリクルート(スカウト)されるのですが、その理由は特に説明されません。「え、何で?」と思っていると、一緒に戦うのかどうかを迫られます。ジョニー本人も嫌々ではあるものの、やっぱり大した理由を聞くこともなく、「じゃあ、戦うか……」となし崩し的に異世界へ行ってしまいます。異世界に驚きながらも、すぐになじんでいる模様(笑)。
観ながら思わず「そこ、一番大事なところだからちゃんと確認しろよ!」と心の中で突っ込んでしまいました。それでいいのか、ジョニー・ケイジ! でも、このちょっと頭の弱そうなところがむしろ愛嬌としてうまく機能していて、だんだん可愛く見えてくるから不思議です。作品全体が、ゴールデンラズベリー賞を受賞しそうなほどのツッコミどころに満ち溢れていました。
レイトショーの劇場で、おじいちゃんと二人きりのランデブー
そんな愛すべき作品を、上映終了間際のレイトショーで観に行ったのですが、シアターに入ってびっくり。 なんと、広い劇場の中にいたのは私だけ!

と、思ったら、開始ぎりぎりで見知らぬおじいちゃんがいらっしゃいました。よって、二人っきりだったのです。
ド派手な格闘音や爆発音が響き渡る中、ふとおじいちゃんの方を見ると……どうやら気持ちよく寝てらっしゃったみたいです(笑)。 映画が終わって、館内の照明がパッと明るくなってからも、しばらくそのままぐっすり眠ってらっしゃって、起こした方がいいのかなと見ていたら、映画が終わったことに気づかれ、いそいそと出て行かれました。
もし、あのおじいちゃんがいなければ、私の長い映画人生の中でも初めてとなる「劇場を独り占め(完全貸切)」が達成できたのですが……!あと一歩のところで逃してしまい、なんともおしい!
けれど、ツッコミどころ満載の映画と、爆睡するおじいちゃんのおかげで、なんだか愉快な夜になりました(笑)。
たまにはこういう頭を一切使わない映画を、大画面で楽しむのも贅沢な時間です。配信で十分な作品かと思いますが(←ほめ言葉です)、時間があったらソファでポテチ食べながら観てください。
質問箱なるサービスが始まったようですので置いておきます。お気軽にどうぞ。
