大人だから、怖い体験が必要だった
※本記事は、怖い内容ではありません。
夏といえば、「怖い話」。
子どもの頃は、すごく苦手だった。
でも、怖いと言いつつも気になってしまう。
大人になってから、忘れていた「怖い感覚」。
最近、その「怖い」をちょっと求めるようになりました。

怖いものから遠ざかっていた
夏になると、「怖い話」を見かけるようになります。
子どもの頃は、怪談特集がよくテレビで放送されていた。
稲川淳二さんの怪談話。
テレビドラマの『学校の怪談』。
書店には心霊写真や怪談の本が、一角に置いてあった。
怖さで眠れない日もあった。
できるだけ見ないようしていた。
本当に苦手でした。
最近、怖いものに触れる機会そのものが減っている。
自分が大人になったからか。
昔ほどメディアが取り上げていないからか。
「怖い」という感情から、ずいぶん遠ざかっていました。
怖さではなく、感動を求めていた
先日、図書館である画集が目にとまった。
地獄絵図。
妖怪。
昔なら絶対に、手に取らなかった。
でも、なんとなく気になる。
ページをめくってみる。
少し気味が悪い。
でも、怖いとは感じない。
「どうしてこの絵を書いたのだろう。」
「見た人は、何を感じるのだろう。」
少しずつ興味が湧いてくる。
怖いものには、人の心を動かす力があるのかもしれない。
そんなことを考えて、作品に引き寄せられていった。
昨年のある日を、思い出す。
子どもと一緒に行った歌川国芳の美術展。
「なにこれ、すごい…」
化け物、骸骨などが描かれた作品たち。
「怖い」よりも、その発するエネルギーに圧倒された。
親子でその世界観に魅了された。
少しずつ私の見方が変わっていのかもしれない。
「苦手」だと、感じる。
心の反応したもの。
それは、心が動いたということ。
もしかしたら、「苦手」の中に、まだ知らない感動が隠れているのかもしれない。
少し苦手なものに触れてみる
少し意識して、それまで距離があったものに触れてみた。
いつも手に取らない本。
少し難しいピアノの曲。
ちょっと苦手なものに、あえて近づいてみる。
「少し気になる」
その気持ちを大切に。
🎐 🎐 🎐
図書館で手に取った地獄絵図。
苦手だと思っていた触れてこなかった世界。
そこに、歴史や、美しさが詰まっていた。
心が動いた。
感動が必要だった。
だから、出会えた。
「少し苦手」を避けるのではなく、のぞいてみる。
思いがけない感動が、きっと待っている。
大人には、心を揺らす時間が必要だった
年を重ねると、感動する機会は減っていく。
やることに追われ、忙しい日々。
いかに効率よく過ごすかを考えてしまう。
経験も増え、心は動きにくくなる。
だから、思うのです。
大人だからこそ、心を揺らす体験が必要なのだと。
怖いものでも。
知らないものでも。
初めて触れる世界でも。
「こんな世界があったんだ。」
その感動は、心を少しずつやわらかくする。
見慣れた毎日も、少しずつ違って見えてきます。
心が動くほうへ、一歩だけ
「毎日が同じ」と感じたとき、
それまで気にならなかったものに触れてみる。
読まなかった本を読む。
行かないような場所に行く。
興味のなかった映画を見る。
お化け屋敷でもいい。
少し勇気を出して、知らない世界をのぞいてみる。
心が動く瞬間は、生きていることを思い出させてくれる。
日々の尊さを感じられる。
今年の夏は、少しだけ知らない世界へ足を踏み入れてみませんか?
自分の心を動かすために。

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