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「誰でもいい」は「誰も来ない」

「求人は出しているのに、なかなかいい人に出会えない」
そんな相談を受けることは少なくありません。

話を聞いていくと、多くの場合、
スキルや条件以前のところで、ある共通点があります。
それは、ターゲットを広げすぎていることです。


「真面目な人」「やる気がある人」は、誰にも刺さらない

求人票によく出てくる言葉に、

  • 真面目な人

  • やる気がある人

  • 成長意欲のある人

があります。

決して間違ってはいませんが、これらはあまりにも抽象的です。

結果として、
「自分のことだ」と強く感じる人がいない。
だから、応募が集まらない。

そんな状態になりがちです。


採用における「ペルソナ」とは何か

採用におけるペルソナとは、
自社で活躍してほしい理想の人物像を一人に絞り込むことです。

「一人に絞ると、応募が減るのでは?」
そう感じる方も多いかもしれません。

ですが実際は逆で、
一人の心に深く刺さる言葉ほど、
結果的に似た価値観を持つ人を惹きつけます。


コツ①:実在する人をモデルにする

ゼロから架空の人物像を作ろうとすると、
どうしても抽象的になってしまいます。

おすすめなのは、実在する人をモデルにすること。

  • 今いるエース社員のAさん

  • 過去に、自社にとてもフィットしていたBさん

その人を思い浮かべながら、「なぜこの人は自社に合っているのか?」を分解していきます。


コツ②:「生活の背景」まで想像する

スキルや経歴だけでなく、その人の日常まで想像してみます。

  • 朝、どんな気持ちで出勤しているだろうか

  • 今の職場に、どんな小さな違和感を感じているか

  • 仕事の後、何に価値を感じる人だろうか

ここまで考えると、求人で使うべき「言葉」が変わってきます。


コツ③:自社が「差し出せるもの」とつなげる

理想像を並べるだけでは、
それは単なる「高望み」になってしまいます。

大切なのは、

  • その人の悩みは、自社の環境で本当に解決できるか

  • その人が求める価値を、自社はルールとして保証できているか

実態(労務)と理想をつなげること。

例えば、求めるレベルが高いにもかかわらず、給与水準がそれに見合っていない場合、その理想像の人は本当に自社を選んでくれるでしょうか。

もしそこまで給与を上げられないのであれば、

  • 未経験者を前提に育成する設計にする

  • 求めるスキルのレベルを下げ、その分長く育てる

  • 給与以外で何を提供できるのかを明確にする

といった形で、理想と現実のバランスを取り直す必要があります


ペルソナが決まると、言葉が具体的になる

ペルソナが定まると、
求人票やSNSで使う言葉が一気に具体的になります。

「アットホームな職場です」
と書かなくても、

「誰にとって、どんな安心がある職場なのか」
が自然と言語化できるようになります。


最初の一歩は、「たった一人」を思い浮かべること

まずは、社長自身が
「この人と一緒に働きたい」と思える、たった一人
を思い浮かべてみてください。

その一人を大切にする基準を作ることが、
長期的には、

  • ミスマッチの防止

  • 定着率の向上

  • 組織全体の心理的安全性

につながっていきます。


最後に

御社の「理想の一人」、
どんな人でしょうか。

広告の視点と、労務の視点。
両方から整理すると、ペルソナは一気に現実的になります。

#社労士
#社会保険労務士事務所

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