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季節に3回も呼び止められた、ある夏の日

「4時10分……か」

珍しく、目覚ましアラームよりも早く起きた朝。

毎日のルーティンで、
無意識にカーテンと窓を開ける。

「あれ?夏の朝ってこんなだっけ?」
そう思ってしまうほどに、外は闇につつまれていた。

完全に真っ暗じゃないけど、限りなくグレーに近い黒。

あまりに驚いて、今朝のXにその様子を投稿した。

投稿画像はわざと明るくしているけれど、
実際はこんな感じだ。

暗い……

そこから数時間たち、お昼ごろだろうか。
体調が完全に戻らないため、休み休み過ごしていた。

室内でエアコンの設定は27度。
「な~んだ、普通に暑いじゃん!」
27度がちょうどいいと感じるくらいだもの、やっぱり夏だ。

日が陰ってきたので、
外を見ると、少し暗くなっていた。
「やばっ!もうこんな時間?」

思わず時計を見ると、まだ17時。

外は暑いから18時になったら買い物に行こう。
そんなふうに考えていたけど……。
これを逃すともう外に出ないような気がする。

バッグと日傘を持って玄関を出た。

「日が落ちるのこんなに早かったかしら……」
ひとりつぶやきながらスーパーへと急ぐ。

台風の影響だろうか。
風が強くて、思わず日傘を畳んでしまう。
それでも平気なぐらいの日差しだった。

22時。あまりの眠さに対策を練る。
「こんな時はセブンのアイスコーヒーに限るわ!」
そう思って外に出た。

……頬を撫でる風は、完全に秋。

朝は、空の暗さで。
夕方は、日の落ち方で。
夜は、頬を撫でる風で。

一日の中で、何度も季節に呼び止められた。

「暑い、暑い!」と言っている間にも、
季節はちゃんと、次へ進んでいる。

秋は、思っていたよりずっと近くまで来ていた🍁



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