【詩のような短編】三月雲
三月はお空にとくべつな雲が浮かぶから
絶対にそれを見つけよう
見つけたらつまかえよう
つかまえたら食べよう
もぐもぐもぐ
もぐもぐもぐ
おねえちゃん
どういう雲なの?
どうやって見つけるの?
どうやってつかまえるの?
食べたらどうなるの?
ミミはどうしても知りたくて
おねえちゃんの水色のワンピースの裾をひっぱった
「あっ」
水色のワンピースは三月の空だった
ミミはひろい空に浮いている
よし、落ちそうもない!
ミミは水色の空をひらおよぎで進む
スイミングスクールでならったばかり
すいっ
すいっ
黄色にかがやいているあの雲のところまで
あれがきっと三月の雲だから

もうすこし
もうすこし
もうひとかき!
ほら!つかまえた!
もふっ!
甘い!すっぱい!レモン味!
「三月の雲を食べたなら…」
おねえちゃんがミミにささやく
昼の月となかよし
タンポポとなかよし
黄色い風とおしゃべり
そして髪に黄色いリボンを結んでくれた
リボンが春風にゆれて誘う
さあミミちゃん
行きましょう
タンポポの野原で
わたがし屋さんになりましょう
三月の雲を売りましょう
あの真昼の月の下で
ミミは野原へとかけだした

🍋 🍋 🍋
綿菓子よりもっともっとおいしそうなものいっぱいの
藤家秋さんの新シリーズ「おやつとひみつ」。
主人公は真昼ちゃん✨
昼の月、から始まる第一話へGO!
*小牧幸助さんの企画に参加します
なぜかテンションの上がらなかった二月…(;´・ω・)
大好きな二月ももう終わり…
でも三月も好き、かな。
三月は元気にいけるといいな。
花粉飛び始めましたが皆さんもどうぞお元気で…
