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カナダ人の関西のおばちゃん

先日、日本語生徒の1人から友人を紹介された。モントリオールに住んでいる彼女は、ご主人が日本人で、若い頃、京都に10年ほど住んでいたそうだ。

まずはご挨拶して、最初は英語で喋っていた。普段はご主人とも英語で会話していて、日本語を使うことはほとんどないそうだ。

でも、しばらく喋っているうちに、ぽろぽろと日本語が出てくるようになった。

「日本語すっかり忘れてしもて、ほんまあかんわぁ。」

バリバリの関西弁である。お上品なカナダ人という第一印象が一気に吹き飛び、そこには気さくな関西のおばちゃんがいた。

そのギャップに思わず笑って、
"I love your Kyoto Accent!"
「あなたの京都弁めっちゃ好きよ!」と私が即座に反応すると、彼女も笑っていた。

ご主人が関西人だし、最初に習得した日本語が京都弁だったのだろう。あまりに自然な京都弁で、関西人の私は彼女に急に親近感が湧いてきた。

方言が与えるその人の印象というのは、思いのほか大きいということに気がついた。外国人が話す日本語だから、なおさらなのかもしれない。

母語である日本語の方言によって、無意識のうちに、その人の印象が多かれ少なかれ変わるように感じる。母語でない英語であれば、方言によるその人のイメージの違いはそこまで大きくないのかもしれない。

例えば、イギリス英語とアメリカ英語の違いは分かって印象も違うけれど、人柄自体が違って見えてくるというところまではいかない気がする。

彼女はかなり小慣れた日本語を知っていて、実は結構話せるんじゃないかと思った。「ほんまあかんわぁ」と謙遜するのも、日本人的な感覚なのかもしれない。

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