🐾21 太田記念美術館
「小原古邨」展、今年は没後80年になるそうです。
6年前の展覧会では注目度が高く激混みでした。
あの時の人出は私がこれまで行った私立美術館の記憶では
確実にベスト3の中に入っています。
私が行った日は大規模な鉄道工事の影響が大きかったのかも
しれませんが覚悟して行ったほどではなかったので個人的には
幸運でした。
太田記念美術館は浮世絵専門の美術館で吹き抜けの1階と2階に
なった館内には80点ほどが展示されていました。
版画は光に弱く褪色劣化を防ぐために照明にもかなり気を配って
いるはずですが館内は暗すぎませんでした。版画ではなかったの
ですが過去に他の施設でここまで暗くしてどうするの?と思った
展覧会に行ったことがあったので、そういうところからしても
太田記念美術館は作品を保護しつつ鑑賞者への配慮も感じられて
気持ちよく作品が見られます。
今回の展覧会に限らず毎月展示替えをして作品を護っているそうで、
「小原古邨」展も前期と後期で全て入れ替えられるとのこと、楽しみ
ですね。常設展示はないようです。それも約12,000点もの浮世絵コレ
クションがあるからこそできることなのでしょう。

花鳥は見る人の心を和ませてくれます。
興味の度合いは別にして、見て嫌な気持ちになる人はあまりいませ
んよね。鑑賞する人々に笑みが浮かぶ、それが花鳥画の魅力だなと
思います。
気忙しい日常に情緒を与え、優しさや慈しみの感性を育んでくれる。
今回も「温め鳥」という作品で鷹の仁義を知ったり、「踊る狐」も
また見ることができて嬉しい気持ちになれたり、こんな作品を残し
てくれた小原古邨という人に感謝です。
それにしても「踊る狐」に見られるような、動物を擬人化した作品
や花鳥画というものに対して外国の人はどのような感想を持つので
しょうか?インタビューして結果をまとめてみたくなります。
私たちの生活や人生を彩ってくれる花鳥の展覧会。
前期は今月29日まで、後期は5月25日まで開催されます。
