「机の上には、書きかけの原稿」――小泉八雲が最後まで手放さなかったもの
研修講師、手話通訳士の横山熊太郎です。
AIを活用しながら、シニア向けの情報や、書籍やガジェットの紹介などをしています。
NHK朝ドラ「ばけばけ」が、ついに最終回を迎えます。
モデルとなったのは、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と、その妻・セツ。
この物語のラストに描かれるのは、
“静かだけれど、とても重い終わり方”です。
机の上には――
書きかけの原稿。
それは、彼が最後まで「生きていた証」でした。
■ ハーンが日本で見つけたもの
ハーンが日本に来たのは40歳。
そこから結婚し、国籍を取り、
「小泉八雲」として第二の人生を歩みます。
彼が惹かれたのは、日本の文化だけではありません。
たとえば――
瘤寺の木が切られたとき、彼はこう嘆きます。
「樹を切るより、私に言えばよかったのに」
ただの風景ではなく、
“時間の積み重なり”として自然を見ていた。
ここに、ハーンの感性があります。
■ セツが支えた「創作の核」
そしてもうひとつ、見逃せないのがセツの存在です。
ハーンの代表作『怪談』。
これは単なる翻訳ではありません。
セツが話を集める
セツが自分の言葉で語る
ハーンがそれを作品にする
つまりこれは、
👉 「夫婦で作った作品」
なんです。
しかもハーンは、こう言っています。
「本を見る、いけません」
つまり、
👉 「あなたの言葉で語ってほしい」
これは、ものすごく重要なメッセージです。
■ 「書きかけの原稿」が意味するもの
ハーンは54歳で亡くなります。
そのとき――
机の上には、書きかけの原稿があった。
これ、すごく象徴的です。
なぜなら、
👉 最後の瞬間まで「表現し続けていた」
からです。
完成した作品ではなく、
「途中の原稿」が残っているところがいい。
完璧じゃなくていい。
でも、止まらない。
■ 自分に引き寄せて考える
この話、決して昔の偉人の話ではありません。
今の私たちにも、そのまま当てはまります。
たとえば――
学習が途中で止まっている
発信が続かない
「まだ完成してない」と出せない
でも、ハーンは違った。
👉 途中でも、書き続けていた。
■ 今日からできる、小さな一歩
ここから得られるヒントはシンプルです。
① 自分の言葉で語る
→ セツのように「一度自分の中に入れる」
② 完璧を待たない
→ 書きかけでもいい
③ 止まらない
→ 続けることが“作品”になる
■ 最後に
机の上に残された原稿は、
未完成でありながら、
最も「その人らしさ」が出るものです。
完成された作品よりも、
むしろリアルかもしれません。
だからこそ思います。
👉 あなたの机の上には、何が残りますか?
少しだけ、手を動かしてみたくなる。
そんな物語でした。
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