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知らないと損かもしれない「家族介護慰労金」──あなたの介護は社会が見ています

研修講師、手話通訳士の横山熊太郎です。

AIを活用しながら、シニア向けの情報や、書籍やガジェットの紹介などをしています。


介護をしている皆さんはこの制度を知っていましたか?

「家族介護慰労金」という制度です。

日々の介護に追われる中で、制度の情報まで丁寧に調べる余裕はなかなかありませんよね。
目の前の排せつ介助、通院の付き添い、夜間の見守り。
気づけば一日が終わっている——そんな毎日を送っている方も多いのではないでしょうか。

でも実は、長期間にわたり在宅で重度の介護を続けている家族に対して、自治体が「慰労金」という形で支援を行っている場合があります。

今日は、その「家族介護慰労金」について、わかりやすく整理してみます。


家族介護慰労金とは?

家族介護慰労金は、重度(要介護4・5など)の方を、一定期間在宅で介護している家族に対し、市区町村が支給する支援金です。

多くの自治体では、

・1年以上在宅介護をしている
・その間、介護保険サービスの利用がほとんどない
・世帯が住民税非課税
・同居またはそれに準ずる形で介護している

といった条件が設けられています。

支給額は自治体により異なりますが、年額10万円前後が一般的です。

決して大きな金額ではありません。
けれど、「あなたの介護は社会が見ていますよ」というメッセージが込められた制度でもあります。


大事なポイントは「自治体ごとに違う」こと

ここがとても重要です。

この制度は全国一律ではありません。
実施している自治体もあれば、実施していない自治体もあります。

そして原則として、要介護者の住民票がある自治体に申請することになります。

たとえば、

・自分は東京都江東区在住
・母は千葉市在住

という場合、原則は「千葉市の制度」を確認することになります。

「介護している人がどこに住んでいるか」ではなく、
「介護を受けている人がどこに住民登録しているか」が基準になることが多いのです。


でも、ちょっと待ってください

ここで一つ、冷静に考えたいことがあります。

この制度は「介護保険サービスをほとんど利用していないこと」が条件になっている場合が多いのです。

つまり、

・デイサービスを利用していない
・訪問介護を使っていない
・ショートステイを使っていない

というケースが前提になりやすい。

これは裏を返せば、

「家族だけで抱え込んでいる」状況とも言えます。

慰労金を受け取るために、必要な介護サービスの利用を我慢してしまうのは本末転倒です。

制度はありがたい。
でも、あなたの心身の健康の方がずっと大切です。


なぜこの制度を知ってほしいのか

理由はシンプルです。

介護は、見えにくい労働だからです。

仕事のように給与明細は出ません。
評価もありません。
「ありがとう」すら十分に言われないこともあります。

だからこそ、

・制度を知ること
・相談できる窓口を持つこと
・一人で抱え込まないこと

この三つがとても重要です。

制度の有無を確認するだけでも構いません。
区役所や市役所の介護保険課に電話を一本入れてみる。

それだけで、気持ちが少し軽くなることもあります。


まずは確認してみましょう

✔ 要介護者の住民票がある自治体
✔ 介護保険課または高齢者支援課
✔ 「家族介護慰労金」または「在宅介護者支援制度」

このキーワードで問い合わせてみてください。

知らないままでいるより、知って選ぶ方がいい。


介護は、孤独になりやすい営みです。
でも、あなたは一人ではありません。

制度を知ることは、弱さではなく「戦略」です。

今日も誰かを支えているあなたへ。
その努力は、ちゃんと価値があります。

どうか、自分のケアも忘れずに。

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