響枷

0:00
0が連なるその時間
時計が告げるその時間
私はあなたと2人で紡ぐ
空気震わせる波形を紡ぐ

あなたが指先で踊らせるの
この音が響くその瞬間を
波打つ空気の重なる瞬間
私がワタシになる瞬間

私が自由に唄えたならば
この思いを遠いあなたに届けられるのに
あなたの耳をくすぐることもできるのに
スコア通りに単純に
ワタシは決められたルートで進むだけ
見つめ合うのに果てなく遠い
ワタシと貴方の0:00

貴方がくれたこの身に宿る熱と光が
世界に向けて解き放たれたら
きっと貴方はもっと私を見てくれる
蜘蛛の巣みたいに張り巡らされた
世界のどこが真ん中なのだろう

いつまでも覚えている
貴方が私をワタシにしたあの日
その指先に魅了されてしまったあの日
叫んでも歌っても
艷めく声が貴方に届くのなら
ワタシの声は私の声になる

パッケージングされた私でも
紐解いてくれたのは貴方だから
今この時間だけは貴方のワタシ
だから今だけ
未だに叫ぶ
貴方に届けと
貴方の生んだ音に乗せて
私とワタシの心を飛ばす

どこまでも
遠く遠く
この声響かせて

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