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📚『建築家は住まいの何を設計しているのか』藤山和久 1分でわかる!令和超訳 #198


📘 一言でいうと?


施主の望む、完璧な家は幸せではないかもしれない。



🔍 要約:この本、こう読むとわかりやすい!


本書は、建築家たちの思想や設計視点を通して、
「住まいとは何か?」を考える一冊。



まず印象的なのが、

家の居心地は、広さより人間関係で決まる。

どれだけ豪邸でも、家族関係が悪ければ居心地は最悪。



逆に、小さくても心地いい家はある。

著者はそれを、「サイズの合わない服」に例える。

広ければ快適、ではない。



また、

小さい家ほど設計力が問われる。

限られた空間をどう使うか。

そこに建築家の腕が出る。




さらに面白いのが、

「天井は高いほど良い」わけではない点。

標準は2400mmだが、

2100mmくらいの低め天井には“こもる安心感”がある。

しかも、

・熱効率が良い
・階段が減る
・窓とのバランスが整う

など実利も大きい。



また現代住宅への批判もある。

最近の家づくりは、効率を求めすぎ。

でも人間は、効率だけでは満足しない。

無駄や余白にも価値がある。




他にも実践的な話が多い。

・WICは動線分だけ収納効率が落ちる
・子ども部屋は小さくてOK
・リビングよりLDを広くした方が集まりやすい
・玄関収納が家全体の片付けやすさに直結する

など、

かなり現実的。



さらに、

ガラス張り住宅への疑問も提示。

見た目は良くても、断熱性能は悪い。


窓は

・見た目(開放感)
・用途(採光・熱効率)

を分けて考えるべきという視点も興味深い。


そして最後に重要なのが、優れた建築家は、優れた人間観察者でもある。



家を設計しているようで、実際には「人の暮らし方」を設計している。





🗣 現代風に言いかえると…


家づくりは「間取り」より「人間理解」。




💡 読んで得られること


・居心地の良い家の考え方
・住宅設計の本質
・現代住宅への違和感
・暮らしやすさのヒント




👤 私のひとこと


この本を読んで感じたのは、「家って、人生観が出るんだな」ということ。

広いリビング
高い天井
ガラス張り

こういう“わかりやすい豪華さ”よりも、実際に大事なのは、

どこで、どう過ごし、どう関わるか。


つまり、

家は人間関係の器なんだと思った。


特に印象的だったのは、「リビングを広くしても団欒にはならない」という話。

かなり本質的。
結局、人は“目的”がある場所に集まる。


だから、

食卓のあるLDのほうが、自然と人が集まる。




また、効率を求めすぎる現代住宅への指摘も面白い。

無駄を削りすぎると、逆に息苦しくなる。


これは家だけじゃなく、人生全般にも言える気がした。


建築本だけど、かなり「人間」を考えさせられる良書だった。



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