【駐妻でも、“私”を止めたくない理由#003】初めて知った、会社員以外の選択肢。
「会社員以外の生き方なんて、本当にあるんだ。」
30歳を過ぎるまで、私はそう思ったことがありませんでした。
大学を卒業して、会社に入る。
働く。昇進する。
定年まで勤める。
親も二人とも会社員だし、
周りの友達もみんな企業に就職した。
多少の違いはあっても、人生はそんなものだと思っていました。
でも、二人目の育休中。
私の価値観は大きく揺さぶられることになります。
目次
不安が消えないまま始まった二人目育休
一人目の育休で感じた不安。
復帰後も消えなかったキャリアへの不安。
それを抱えたまま、
私は二人目の育休へ入りました。
正直、何かが変わったわけではありません。
また同じように、勉強を始めました。
結局、何かしていないと不安だった。
将来のために?
自分のために?
なんのために?
勉強をしていても、
何を目指しているのかは正直よく分かりませんでした。
副業という言葉との出会い
そんな頃、
よく見ていたお金系YouTubeで
「副業」
という言葉を頻繁に耳にするようになりました。
収入源は一つではなくていい。
会社員でも副業をする時代。
自分で稼ぐ力を持つことが大事。
そんな話を聞くたびに、気になる。
でも、
何をしたらいいのか分からない。
ちょうどその頃、私の会社でも副業が解禁されました。
申請すれば誰でも副業できる。
でも、
だから何?
何をするの?
私にできることある?
そんな状態でした。
フリーランスになった友人
そんなある日。
何気なくInstagramを見ていて驚きました。
高校時代の友人が、
会社を辞めてフリーランスになっていたんです。
しかも、自分の商品を作って販売している。
同じ地元で育ち、
同じように大学へ行き、
同じように会社員になったはずの友人。
その友人が、
自分の力で仕事をしている。
その事実は、私にとってかなり衝撃でした。
会社員以外の働き方なんて、
頭の中の選択肢に全くなかったからです。
副業も。
フリーランスも。
私には関係ない世界だと思っていました。
だって、会社員をしていれば
絶対安定だって思っていたので。
でも、
身近に実在していることを知って、
”自分にも”
会社員以外の選択肢があることを
初めて認識しました。
思い出した「パワーポイント」
そんな時、
ふと昔の出来事を思い出しました。
会社で参加していたプロジェクト。
みんなで作った資料を、
私が一晩かけて整えたことがありました。
その時、
同じチームの優秀な先輩が 何気なく言ったんです。
「これ、お金取れるんじゃない?」
その言葉が、
なぜかずっと頭の片隅に残っていました。
そのときは、笑って
「え~お金とれるかな~、やろうかな」
なんて冗談で言っていたけど、
たしかに、資料作りは昔から好きだった。
気づけば時間を忘れて没頭していた。
プレゼン資料を褒められることも多かった。
発表資料を作って、
経営層や社長にまで褒めてもらったこともある。
「見やすい」
「分かりやすい」
そんな言葉が、自分の自信になっていました。
そして、
「やってみようかな」
そんな言葉が、自分の中に浮かんできました。
初めての自己投資
そこからは、
もう夢中でした。
PowerPointについて調べる毎日。
そんな中で見つけたのが、
資料作成を学ぶコミュニティでした。
正直、
めちゃくちゃ悩みました。
お金を払ってコミュニティに入る。
そんな経験は人生で一度もありません。
ましてや、
自分のお小遣いを使うなんて。
本当に意味ある?
無駄にならない?
月額たった数千円、
でも
数日どころか、数週間悩みました。笑
コミュニティとの出会い
悩みに悩んだ末、
夫に相談しました。
「PowerPointを学ぶコミュニティがあるんだけど、入った方がいいかな?」
すると夫は一言。
「やってみたら?」
拍子抜けするくらい、
あっさりしていました。
でも、
その一言に背中を押されました。
やってみなきゃ分からない。
何も始まらない。
そう思い、育休終了直前の3月。
私はコミュニティへの入会を決めました。
今思うと、
これが人生初の自己投資でした。
そこからは、本当に楽しかった。
PowerPointを体系的に学ぶ。
課題に取り組む。
仲間と話す。
一人では続かなかった勉強が、
人とのつながりによってどんどん面白くなっていきました。
そして少しずつ、
「資料作成が好き」から、
「資料作成が得意かもしれない」
へ変わっていったんです。
駐在の話が現実味を帯びてきた
そんな頃。
夫から突然言われました。
「もしかしたら、海外駐在になるかもしれない。」
その言葉を聞いた瞬間、
真っ先に思ったのは、
自分の仕事のことでした。
海外駐在。
それは、
私にとって退職を意味します。
育休中から抱えていた不安。
キャリアへの不安。
それを解決できないまま海外へ行く。
帰国後はどうする?
私は何者になる?
そんな恐怖が一気に押し寄せました。
だから思ったんです。
なんとしてでも、
自分で働く力を身につけたい。
ここから、
私の副業人生が本格的に始まることになります。
次回
#004 駐在が決まった日、真っ先に考えたのは“私の仕事”だった
