「そうだ、京都行こうよ」と夫に誘われて。弾丸ツアー奮闘記
金曜の夜、夫から「京都行かない?」と誘われた。
いつ行くのかと聞けば「明日から行きたい」と言う。ホテルは今から探して、予約するのだと。すでに時計は、PM19:00を過ぎていた。
いくらなんでも、唐突すぎやしないだろうか。でもそれが、我が夫なのである。
ちょうど手持ちの仕事もなかったので、「別にいいけど」と回答する。すると、あれよあれよという間にホテルを予約していた。
弾丸ツアーするのは、別にいいけど。本当にできるのか。そもそも旅行の準備、何もしていない。
そりゃそうだ。だって、今からホテルを探すくらいなのだから。
「本当に行くの?」
そう伝えようと思ったら、夫はすでにホテル周辺のお店などをググっていた。
私は腹を括った。まぁ、黙ってついていけばいいか。
京都へ向かう途中、私たち夫婦は喧嘩をする。喧嘩というか、一方的に夫がキレていた。
理由はジュースの蓋が空いた状態の紙パックが入った保冷バックを、娘に渡してしまったから。
娘に渡した時、時は既に遅し。すでに私の中では「開封された状態の紙パック」が入っていたことなど忘れていた。
娘は旅の興奮で、保冷バックをガンガンShake、Shake。
ブギーな胸騒ぎは、その後起きた。なんと、チャイルドシートの周りがジュースで水浸しになったのである。
シートの下には、夫が大切にしているサンダル、バックがあった。
サンダルとバックは、カルピスの匂いが充満していた。もはや、チョベリグとか言ってられない。
夫は顔を真っ赤にして「何やってんだァァァ!」と、ブチギレ。
「もう冷めたわ!やる気無くした!どうしてくれるの!」
お気に入りのサンダルがびしょ濡れになり、夫はお怒りの様子。やる気無くしたと言われても。
私は最初から、凪のような気持ちで着いてきたんだけど。
冷静さを失った夫は、我を忘れていた。娘はそんな夫を見て、ケラケラと笑っている。娘の姿を見て「もういいわ……許すわ……」と、夫はボソッと言い始めた。
ホテルに着いた頃にはほとぼりが冷めたのか「怒ってすまなかった」と、私に謝ってきた。
夫はキレると、体に溜まった膿を吐き出すことで、冷静になるタイプ。でも毒を吐かれた方は、たまったものではない。
「すまなかった」と、今更言われても。街中で「なにやってるんだよ!」とブチギレられてる時は、周りの目もそれなりに気になるんだけど。
夫は今、43才。そろそろ冷静になってほしい。
夫はいつも一方的にキレて、何もしなくても時間さえ経てば謝ってくるタイプ。その時間は、だいたい2〜3時間程度。
いちいちマトモに対応していても、面倒くさい。だから私は、いつも凪のように振る舞っている。

宿泊したホテルは、リッチモンドホテル京都駅前。
エントランスを入ると色とりどりの風鈴が揺れていて、どこか幻想的だ。

ホテルでは、デザートサービスも。きなこパフェ、抹茶パフェ、白玉ぜんざい、ちまきなどから選べる。
夫が4才の娘に「何が食べたい?」と聞けば、白玉、ちまきばかりを指差す始末。
「白玉もちまきも、喉に詰めるよ」
そう言いながら、頬を緩める夫。娘の可愛さに、夫の怒りも静まったらしい。

夕方になると、お酒が飲み放題。おつまみも食べ放題。




おつまみは娘が食べられそうなものが、うす焼き煎餅のみ。子どもも食べられるおつまみが充実すると、嬉しいなぁ。
夜ご飯は、ホテル隣にあるラーメン店「貝だし麺 きた田」へ。

↑お店の食べログはこちら
貝出汁スープはあっさり和風という感じで、女性も食べやすい印象。チャーシューはやや大きめで、肉厚もありジューシー。
私たちがお店を出てから、かなりの行列ができていた。おそらく今から並べば、1時間は待たされるだろう。並ぶ前にお店へ入れてよかったと、ほっと胸を撫でおろす。
これは、私たち家族の「旅のこだわり」ではあるが、食べログで評価の高いお店にいく時は、必ず早めに足を運ぶようにしている。理由は、小さい子を連れて長く待つのは至難の業だからこそ。旅先で人気店にいく時は、ご飯の時間より少し早めに行くといいのかも。
この旅行では、神社も三つほど回った。ひとつは、娘の足腰が良くなりますようにと願いを込めて「足腰神社」へ。

娘が歩き始めたのは、3歳。発達はゆっくりだけど、少しずつ成長しているはず。この神社へ行くと決めたのは、夫だ。どうしても連れていきたかったらしい。
他には晴明神社と、折紙神社というところにもいった。折紙神社には、脳の神様が祀られていた。
夫は「○○ちゃん(娘)の脳が成長しますように!」と、脳の神様へ向けて必死で拝んでいた。
キレやすい夫だけど、娘のためにいつも必死だ。人にはいいところも、悪い部分もある。夫婦とは、それを許せるか否か。
そりゃ、一緒に過ごしていると、多少腹立つことはあるけどさ。
夫婦ってさ。お互いに譲歩し合いながら、少しずつ歩み寄っていけばいいのかも。きっと彼も、そう思っているはずだと信じたい。
⭐︎この記事を書いた人

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