見出し画像

よわよわ作家とつよつよ編集さん 5

5 表紙イラストのことについて聞いてみた

 改稿作業をしている最中、ふと気になったのが表紙のことです。

 表紙……そう、小説の顔!ですよ!!

 イラストレーターさんは編集部のほうで探してくださることになってるので、基本的に私は口出しはしないのですが、気にならないはずがありません。
 絵の力がないと、誰も私の小説など――は言いすぎなので控えますが、興味を持ってくださる方が激減りしてしまうことでしょう。
 ゆえに必須のファンネル。いやさ、むしろメイン出力。
 システムオールグリーン、みつき・ボール出まーす!!
(なぜボールかと言いますと、ガンダム占いをしたらボールだったんです。※ボール=地球連邦軍の超ザコ機体)

 そこで、米田さんにこんな質問メールを送りました。

みつき「米田さん、いつもお世話になっております。質問なのですが、表紙イラストって、制作過程(ラフ絵など)も見せていただけるんでしょうか? それとも、米田さんが完成まで話し合いをして下さって、ある日私に「これが表紙ですよ」と伝えてくれる形なのでしょうか。」

 米田さんからさっそくお返事がきます。 (←忙しい方ほど返信が早いのです)

米田さん「いくつか提案されたラフから表紙のデザインが決まってから、作家さんに共有していく形になります。内容的には表紙の正式ラフor下絵から共有することになると思います 」

 ――え。そんなに初期から共有してくれるんです?

 ひそかに喜ぶみつきです。プロのイラストレーターさんのラフ絵を見る機会なんて早々ないですからね。だんだんと出来ていく自分の小説の表紙絵……嬉しすぎです。毎回、絵日記にして大事に取っておきたいくらいです。

 ちなみに、原作者がイラストレーターさんと直接やりとりをすることはないそうです。
 あくまで編集部を介してのことなんで、「イラストを描いて下さってありがとう」とお礼が言えるのは、発行してからになるんですね。

 ここで数日前の初顔合わせ時の会話に戻ります。
 そのとき、私は改稿ポイントでこんなことを指摘されていました。

米田さん「キャラの外見描写が足りないんで、もう少し加筆してください。こちらだと読者さんがイメージしにくいし、イラストレーターさんにも伝わらなくてわかりにくいかと……」

みつき「ぎゃふん!!(泣)」

 これは――実は、自分でも気づいていたので、「やっぱりそうだよね」と思うところでした。
 私、外見描写っていつも省いちゃうんですよ。
 決して、「表紙の絵で読者さんが認識してくれるからいいや」とは思ってないです。
 あるいは、特定のジャンルのように「読者さんの個人イメージが大事だからあえて書かない」というわけでもありません。
 
 単に語彙力と描写力がないだけなんですね……(涙)
 キラキラステキな男の子や、ルンルンカワイイ女の子を表現するのに、頭の中のイメージがあっても言語化できないという創作者にあるまじき欠点を持っているわけです。

 しかしここで、なんとかしようにも一朝一夕で技術が身に付くわけではありません。また、練習の積み重ねをするだけの時間はないので、思いついた案を申し出てみました。

 そう、その案とは。

 みつき「私がイメージ画を用意して、それを見てもらえれば困ることはないのでは?」

 苦肉の策です。ちょっと反則かな? とも思ったのですが、自分の文章表現だけでは心もとないので、自らキャラビジュアルを用意してしまおうと考えたのでした。

みつき「原作者が用意したイメージ画をイラストレーターさんに見せるのってアリですか? プロの方なら、「自分のイメージのほうが大事」って考えの方もいらっしゃるかもしれないので……失礼じゃなければそうしたいんですが」

米田さん「それは……アリというより、『アリがたい』になりますね」

 へええ。そうなんだ。
 山田くん、米田さんに座布団三枚~~。

 意外にアリよりのアリだったみたいです。逆に何も資料がないほうが、イラストレーターさんも困ってしまうとのことでした。

 それから私は急いでキャライメージ画の資料を作り、提出します。この間、およそ二日。
(みつき本人は、絵は上手くはないのですが、人体とわかる程度の画力があったことと、かろうじてお絵かきツールが使えたことが幸運でした)

 その一ヶ月後、かんたんなキャラのプロフもつけてほしいと言われたので、さらに文字を入れて再提出したのでした。
(※主要キャラ5人分をそれぞれ1枚ずつと、補足事項の1枚、それぞれのプロフを載せたメモを一枚、計7枚を出しました)

 この頃はすでに第一回目の改稿を終えています。
 原稿を提出し、担当さんからの修正指示を待つ日々が続きます。
 毎日、ドキドキしながら待っていると……(←待っているときほど来ない笑)

米田さん「二回目の改稿が始まる前に、一度お話させてもらってもよろしいですか?」

 あ。
 やっぱり。

 一回目の改稿は、軽いジャブだったんですね。つまりこれから本番、黄金の右ストレート、もしくはボディにはらわたをえぐるような一撃が来るんですね……?

 と、身構えながら、次の段階に進むのでした。


>6へ続きます

>第一話はこちらから


いいなと思ったら応援しよう!