大人になって変化してきた、旅の魅力
「福祉増進と職員負担軽減との両立をめざす」というテーマで発信している、みきやといいます。
このnoteでは、公務員として福祉業務のDXに取り組む私が、リアルな現場での気づきや公務員としての本音、まちづくりに関することについても発信しています。
先日から仙台や盛岡に行った話を書いていますが、今回は旅に対して自分の考えが変わってきたという話をお伝えしようと思います。
旅の魅力は、人に会うこと
私は旅の魅力は「見たことのない景色を見ること」や「食べたことのないものを食べること」にあると思っていました。何ならガイドブックに載っていない地元の美味しいお店を見つけたら、そこに大いに価値を見出していました。
しかし、最近になって、旅の魅力は大きく変わりました。私にとって旅に見出した新たな価値とは、人に会うことでした。
人に会うことに魅力を感じた、とあるエピソード
なぜそう思うようになったのか。そのきっかけは、2年だけ住んでいた東京の街を再訪した時のことです。中学受験を終えた私の息子をねぎらう意味も込めて、当時私の息子が通っていた小学校へ足を運んでみました。
事前のリサーチで当時の担任の先生がいらっしゃることは判っていたので、その先生と無事お会いすることができました。数年ぶりに訪れた校舎の中でその先生とお話をしていた際、他の先生から息子に対し「そういえば、卒業文集に大阪から来た子がいたって○○君が書いていたけど、それってひょっとして君のこと?」という質問が飛んできました。
特別に卒業文集を見せてもらったのですが、書いてくれたいたのは当時一緒に塾に通っていた息子のクラスメイト。3年生・4年生のときの思い出が綴られていました。大阪から来た子との交流が自分にとって一生の思い出になると思う、と書かれてありました。
その文章を読んだとき、私は何とも言えない温かい気持ちになりました。新しい景色や美味しい食べ物に出会う旅も素晴らしいけれど、人が人と出会い、心を通わせること。そして、それが誰かの心に残り、その後何度も何度も人生に影響を与えていく。その尊さに、胸が熱くなりました。「てえてえ」ってやつですね。
そういえば「DIE WITH ZERO」にも、体験はその後の人生に複利のように影響を与え続ける、というような話が出てきます。当時10歳だった少年たちの心の中の景色が、その後何十年も続く人生に大いに影響を与え続けるのでしょうね。
人との出会いそのものが旅なのかも
当時の東京旅行、特に目新しいものを見たわけでも、食べたことのないものを食べたわけでもありません。でも、この再会と卒業文集の文章は、私にとって何よりも価値のある旅の「お土産」となりました。そして、新しい旅の楽しみ方を見つけられたような気がしたのです。
新しい旅の楽しみ方、それは冒頭にも書いた「人と会うこと」。
その土地で生まれ育った人やその土地に引っ越して久しぶりに会う人。今までに会ったことのないタイプの人だったり、今までそんなやつとは思っていなかったけど、意外な一面もあるんだなという新たな発見等。
人と出会ったり再会したりすることは、今までに見たことのない景色を見ることに近いのかもしれません。
やっぱり非日常感は必要
ふだんの仕事でも、窓口で働いているとしょっちゅう「はじめまして」を体験します。ではこの出会いが旅に匹敵するような魅力を感じるかというと、残念ながらそうではありません。やっぱり普段と違う場所だったり、普段とは異なる行動をした延長線上での出会いだからこそ、感動があるような気がしています。
今回はとりとめもない記事になってしまいましたが、8月末に東北地方を旅行したことで、いろいろと感じたことを書いてみました。
安全に旅行ができる平和な日常、旅行に行くお金をいただける経済状況、旅行に行く体力がある健康状態。今後もこういった目に見えないけど大切ものへの感謝を忘れずにいようと思います。
