沈みゆく泥舟からは逃げなさい
先日、2年間務めたOB会の役員を退きました。
この2年間で到達した結論はタイトルのとおりです。若手の方々に向けたメッセージです。
「沈みゆく泥舟からは逃げなさい」ということ。
今回は、役員を下りる直前直後に遭遇した出来事と、それにより達した結論が「沈みゆく泥舟からは逃げなさい」だったことについて書かせていただきました。
Dropboxを入れようとしただけだった
先日、OB会のグループでDropboxを導入しようと提案しました。
とりまとめ役の負担軽減になり、若い世代が参加しやすくなるようにという、ただそれだけの提案でした。
でもその直後に返ってきた反応は次のとおりです。
「そんなの必要ないだろ!」(いや、個人がUSBメモリだけで情報を保有しているほうが危ないから、、、)
「有料のアプリなんて使えるか!」(いや、ほとんどのユーザーが無料プランに入ってるから、、、)
正直、言葉を失いました。
冷静に説明しても無駄。黙るか怒るかのどちらか。「Dropboxって何?」「なぜそれが必要だと思ったの?」という本質的な質問は皆無でした。
話し合いではなく、「年長者の意見に従え」という無言の圧力だけが空気を支配していました。
この時、私の中で何かが完全に切れました。
「ああ、もうこの人たちとは、分かり合えない」と。
「変わらない」じゃなくて「変われない」人たち
以前は会議当日に紙が配られるまで資料の共有はありませんでした。それが事前に共有できるようになるし、議事録の修正も各自でできるのになんであんなに怒るのか。なぜ新しい提案を受け入れようとしないのか。
でも、しばらくして分かったんです。
彼らは、「変われない」んです。
実は過去にも、似たようなことがありました。
LINEを導入しようとしたときも、ひとりのジジイからねちねちと文句を言われ続けました。
「LINEが使えない理事もいる」「今のやり方で十分」…いや、全然十分じゃないし、LINEが使えないならインストールすればいいじゃないか。というかあなたは使えているじゃないか。
補助金体質なのに、稼ぐことに反対
さらに、私が「少しずつでも自分たちで収益を上げて、組織として自立していきましょう」と提案したときも、水面下で却下。(議題に上げさせてすらもらえない)
彼らの口ぶりからは、まるで
「お金を稼ぐなんて卑しい」
とでも言いたげな空気が漂っていました。
でもね?
この組織、補助金で活動してるじゃないですか。
「いただけるものはいただこう」としているじゃないですか。
他人のお金を使って運営してるくせに、「お金を稼ぐのは汚い」って、どの口が言ってるんだって思いました。
しかも、年代的にもらってる年金だって、今の現役世代が納めている税金から出てるんですよ?
もらえるお金が「尊い」で、自分たちが稼ぐお金は「卑しい」って、どういう理屈ですか。
その時、はっきり思いました。
この人たち、論理じゃない。感情でしか動いてない。
議事録という名の「攻撃文書」
私は先日、会議の場で正式に「役を降りたい」と申し出ました。
もちろん、これはルールにも則った上で、事前にトップにも意思表示した上での申出でした。
ところが、後日届いた議事録を見て、目を疑いました。
まるで私が突然辞任を言い出したかのような書きぶりになっていたのです。
(仮に突然言い出したとしても何らルール違反ではないのですが、、、)
その議事録を書いたのは、以前から私の存在を疎ましく思っていた、LINE導入時にねちねち言ってきた人物。推測ですが私がその人を飛び越えて重要なポストに就いたことが、気に食わなかったようです。
「議事録」という公式な文書を使って、私の評判を落とそうとする——
それはもう、「粘着質な攻撃」と呼ぶしかないほどの低級な行為でした。
私は怒りを通り越して、ただただ悲しくなりました。同じ高校の先輩が、こんなことをするのかと。
話し合いではなく、“印象操作”で物事をコントロールしようとする。
これはもはや、人としての品位の問題であり、組織の劣化の現れだと思いました。
自浄作用を無くした組織に持続可能性はない
今回の件で、私は確信しました。
この組織はもう、自浄作用を持てないレベルにまで腐っている。
物事を正しく進めようとしても、変化を恐れ、握りつぶそうとする力が働く。しかも、その力の源泉は「感情」や「嫉妬」といった、極めて幼稚なもの。
どれだけ真面目に向き合っても、
「空気を読まない」「勝手な行動をする」と決めつけられる。
そんな場所に、あなたの時間やエネルギーを使う価値はありません。
「若い人が来ない」という発言が毎回聞かれます。「そりゃあ来ないよな」としか言いようがないです。
後輩たちに伝えたいこと
先輩として、声を大にして言います。
「逃げてください」
何の遠慮もいりません。罪悪感も必要ありません。
その場所に居続けることが「礼儀」だと思っているかもしれませんが、それは過去の遺物に過ぎません。そんな組織や人々の下で時間を浪費することは、命の時間を無駄にするだけです。
若い世代が、自分の頭で考えて、自分の価値を発揮できる場を見つけることこそが、最も健全な選択だと私は信じています。
「年上だから、先輩だから」といった理由で、若手が我慢し続けるべきではありません。
もし、どこかで「我慢してやり過ごせば、いつか変わるかもしれない」と思ったとしても、幻想です。
だから、逃げるんです。戦略的撤退。
それが最も前向きな選択であり、最も賢い選択だと確信しました。
最後に:新しい船をつくろう
私はもう、あのOB会とは距離を置きます。
泥舟は、もうほとんど沈んでいるように感じます。
でも、だからこそ、今、強く思うことがあります。
新しい船を作りたい。
それは、若い世代が主役になれる場。変化を恐れず、助け合い、成長し合える場所を作っていきたい。
持続可能な組織とは、変化に対応できる組織。変化に対応できる柔軟な思考を持った若手の人たちがもっとチャレンジできる世界を作るため、まずは自分からチャレンジしていこうと思っています。
せめてこの国を沈みゆく泥舟にしないために。
